5話
短いです
2人の準備が出来て車に乗り込んだ。
彼は電車で通勤、私は引きこもりなので車をあまり使わないので4年前に買ったのに新車のようだった。
私は赤系の色が好きで、車の色をワインレッドにしてもらった。
流石に真っ赤は老いた時に辛くなるのでやめた。
というか反対された。
彼はとても、とても紳士的で2人で出掛けるときは、必ずドアを開けてくれる。
これが無意識でやってるというのが我夫ながら驚きだ。
天然め。
いつものように私は乗り込んだ。
彼もすぐ来るかと思っていたのだかまた家に引き返した。ん?
数分後、スーツケースを持って戻って来た。
あれ?泊まりって言ってたっけ?
私が百面相をしているうちに荷物をトランクに詰め運転席に乗り込んで来た。
「泊まりなの?」
「違う。 荷物多いからスーツケースの方が楽だと思って」
「ふーん、何入れたの? 」
「日記だよ。高校のとき書いてたやつ。」
彼は中2の後半頃から毎日日記を書いている。
私も一緒に始めたのだが3ヶ月で断念した。
大丈夫3日坊主じゃない!
そんな私は置いといて
私は日記の中身を見たことがない。
まあ、秘密がいっぱいの夢いっぱいなので見ようとも思わないが。
「日記なんて何に使うんだよ。あっ、わかった、若かき日の思い出友達と語らうんだな。」
「半分正解」
「えー、じゃあもう半分は何が違うの?それ以外思いつかない」
「頑張れ。お前の馬鹿な頭で考えろ。」
くっそー、スーパーダイナミックウルトラキテレツ野郎め。
さっきの態度は自分でもキモいってわかってるよ。あえて言ったんだよあえて。
それにしても、思いつかないな。
もしかしてあれか、彼が持ってるのは友達の日記帳みたいな。
交換日経でもやってたのか。
乙女か!
「わからん、教えろコンピュータ」
「捻り潰すぞ」
お願いです。真顔で言わないで下さい。
マジ怖いです。
「後でわかるよ。」
そう言ってるときの彼の声がいつもより低かったのは私の気のせいだろうか。
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約1時間後私たちは友達の家に到着した。
目の前ににあるのは真っ白な建物。
時間が空いてしまって申し訳ないです。読んでくださってありがとうございます。やっと次回からカレが出せます。嬉かー!