プロテイン1
7話
俺は今めっちゃ困ってる。何でかって?
それは金が無いからさ。
今の所持金なし。
こんな事なら服買わなきゃ良かった。
え?銀貨1枚あったよねって?
ヤケ食いしちゃったよ☆
よし、依頼受けよう。
俺はギルドに向かった。ジャンプ(ビュン)
ギルド前(ズン、「グハッ」)
「?、よしピッタリだな。」
1Kmの距離ならジャンプが楽だな。
着地地点に人がいると危ないけど。
俺はギルドに入った。
着地地点に実は人がいた事に気づかずに。
(ガチャ)
ギルドのドアを開けると先ほどの受け付け嬢がいた。
「ヒッ。あ、マッスルさんですか。さっきの音はなんですか?」
「急いで来たからな。何かすぐに稼げる依頼ないか?」
「Eランクの方は初心者なので高額な依頼は無いですね。」
マジか。今日は野宿かな?
どうしようかな?
そろそろ、地面以外で寝たいな。
「それでしたら先ほど身に付けていたマントを売るのはどうでしょうか?あなたのマントになってましたがAランクの魔物ですよ。討伐部位の魔石はないですか?無いと討伐報酬も出す事が出来ませんが?」
「ああ、あのコリコリしたやつ魔石だったんだ。勿体無い事したな。でも、以外に美味しかったしな。」
「・・・・」
あれ?受け付け嬢が固まってるぞ?
パッポッパッポッ(5分後)
「は〜、分かりました。あなたの変態具合は良く分かりました。」
「其れ程でも(ムキッ)」
「褒めてません。魔石はこれから食べずにギルドに持ってきてください。討伐確認が出来なくなります。後、マントは向かいに道具屋があるのでそこで売る事が出来ますよ。」
「分かった。ありがとう。(ムキッ)」
俺は向かいの道具屋に向かった。
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《ギルド前 マッスル着地地点にて》
ムクッ
「ここはどこだ?私は誰だ?何も思い出せない。」
受け付け嬢「あっ、ギルドマスター。また、仕事しないで何処か行ってたんですか?秘書が怒ってましたよ。」
「ギルドマスターとは私の事か?」
「何言ってるんですか?早く行って秘書に謝ってすぐに仕事した方がいいですよ。」
「ああ、そうだな。謝ってくる。」
「?・・・ギルドマスターいつもより素直になった気がする。何かあったのかな?」
今日もギルドは平和?である。
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「ガチャ」
「いらっしゃいませ。あれ?マッスルさん早いですね。何かご用ですか?」
そこにはマルクスさんがいた。
「マルクスさんは道具屋だったんだ。
いや〜、金がないからさ。マント売りに来たんだ。」
「あのマントですか?いいんですか?高級な品ですよ?」
「いいよ、使うこと多分ないと思う。後、筋肉に似合わない。(ムキッ)」
「では、金貨10枚になります。」
「マジで?」
「マジです。」
この世界の通貨は白金貨、金貨、銀貨、銅貨、小銅貨があり、小銅貨10枚で銅貨1枚、銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨10枚で金貨1枚であり、白金貨は金貨100枚である。小銅貨1枚は約100円の価値がある。つまり、100万円である。
俺はマルクスさんにマントを渡した。
よし、これだけあるなら余裕で宿に泊まれるな。
「よし、なんか買って行こうかな?」
「どうぞ、ごゆっくり。」
「ああ」
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「そう言えば、プロテインって売ってる?」
「プロテイン?初めて聞きましたが?」
「なっ、何?」
「プロテインとは何ですか?」
「プロテインとは吸収はスムーズで手軽に質のいいタンパク質を補給できる(ムキッ)筋肉を付ける魔法の粉でもなければドーピング禁止の筋肉増強剤でもない。しか〜し、筋肉をつけるために必要な栄養素を効率良く摂ることができるのだ(ムキキッ)」
「は〜」
「よしっ作るか(ムキッ)」