筋肉と愉快な仲間達
4話
俺は城門入ってすぐの少し開けた場所でマルクスに王都に着くまでに出会って討伐したモンスターの屍とそれを収納できる異次元カバンを貰い、別れた。カバンは護衛料に入っているらしい。パンツほど入ら無いが収納するための入り口が広い、女神パンツとは大違いだ。そして今、王都を歩いている。流石、王都と言うべきか。露店が並び、道を多くの人が行き交い活気がある。しかし、なぜだ?なぜ俺の周囲2メートルに人が近寄らない?まさか、俺の筋肉を見たいから離れているのか?
ふふふっ、ではサービスをしなければ。
フロントラットスプレッド「フン‼︎」(ムキッ)
からの〜
アブドノミナル アンド サイ「フン‼︎」(ムキッ)
少女「お母さん?何であの人、服着てないの?」
母親「見ちゃダメよ‼︎」
何故か女装してる男「きゃ〜〜、いいわぁ〜あの筋肉ぅ〜、お兄さぁ〜んちょっと触らせくれない?」
「(ビクッ⁈)クルッ、ダッ‼︎」
俺は走りながらも服屋を探す。やばい やばい やばい 、俺はそんな趣味は無い。俺の筋肉は女性を守るための物であんな化け物の相手なんて、ごめんだ。
はやく、服を着なければ‼︎
俺は服屋を見つけると行き良いよく飛び込んだ。「とぉう(バン)」
「いらっしゃ〜い‼︎、あらぁ〜、また会ったわねぇ。さっきはいきなり走り出すから驚いちゃったわぁ〜。(ピトッ)」
(ヒィーーーーー)
何でいるの?何で服屋⁈しかも、さっきから身体中触らないで⁉︎鳥肌はんぱない。
「あなた、すごい鍛えてるわねぇ。眼福よぉ〜。あなた、いい身体してるから在庫には合うサイズがないわね〜、いいの作ってあげるわ〜。予算はいくらぁ〜?(ペタペタ)」
(ヒィーーーー、息を吹きかけるなーーッ)
「ギッ、銀貨2枚」
「ちょっと、待っててねぇ〜。」
「わ、わかった。どっどれ位、時間かりそうだ?時間がかかるようなら金を稼げる場所を探そうと思うのだが?」
「そうねぇ〜。2時間位かかりそうよ。でもぉ〜金を稼ぐって、あなたは伝でもあるの?今日来たばかりの人を雇ってくれる場所なんて無いわよぉ〜。私の店なら大丈夫よぉ。」
「この店は遠慮しておこう。何か手っ取り早く、稼げる場所って無いか?」
「残念ネェ。なら、ギルドにギルド登録するといいわぁ〜。あなたなら、冒険者ギルドか職人ギルドかしら?それ以外には商人ギルドと盗賊ギルドがあるわぁ。盗賊ギルドはおすすめ出来ないわね。あなた、商人は・・・無いわね〜。後、ギルドに行くとステータスを確認出来るわよ。あなた、さっきから聞いてたら何も知ら無いみたいね〜。田舎から来たの?」
「まーそんなもんだ。ギルドか‼︎よし、行ってみよう。じゃあー、服よろしくな。」
「行ってらっしゃ〜い。あ☆な☆た♪」
(ゾクッ)「だれがあ☆な☆ただーー」
******************
オラ、ワクワクすっぞ‼︎ヤッパリ、異世界と言ったらギルド‼︎
今は化け物が経営する服屋の事は忘れよう‼︎
俺は心の何処かで「おいおい、マジかよ。おまえみたいなのに冒険者が務まるかよォ!ガキはうちに帰ってママのおっぱいでもしゃぶってな!ギャハハハハッ!」とか言われるのかな?
みたいな、ギルド登録のテンプレを期待しながら冒険者ギルドのに向かう。
逆立ちスキップで‼︎
SONG「愉快な王都のお友達♪」
作詞 マッスル 作曲 桝木徹
カバンは足に引っ掛けて♪
周りの目なんか気にし無い♪♪
聞こえてくるさ黄色声援(悲鳴)♭
追いかけて来るよ♯僕のファン達(衛兵)♪
追いつか無いさ⤴︎鍛えてるモノ♪
ファン達(衛兵)の顔が真っ赤になって〜
熱い声援が聞こえて来るよ♪(待てやゴラーーッ)
(×2)
ドンドン距離が広がるよ♪
みんな‼︎頑張れ‼︎ガシャガシャガシャ(衛兵の鎧の音)
向かい側からもファンが来て〜
左右は家で♪
前後はファン達(衛兵)☆
僕は1人しかいないから♪
全員の相手はできないよ♪♪
ホップ↑
ステップ↑↑
ジャンプ↑屋根の↑(消えた⁈)
みんなが僕を見失う♪
人気者は辛いな〜
《終わりorz》
今、ギルド前にいる、ギルドからは楽しげな声が聞こえる。さあ、第一印象が大切だ。先輩冒険者に必ず覚えて貰わなければ‼︎絶対に覚えて貰え、尚且つ実力を認めて貰える登場の仕方‼︎
これしか無い‼︎
俺はカバンからある物を取り出した。