護衛依頼2
11話
翌朝、ギルドに向かうと既に直人が待っていた。そして、直人の隣には金髪、青目の美女がいた。
「私はシェリーよ。Cランクで魔術師やってるわ‼︎今回はよろしく‼︎」
「よろしく‼︎」
何だろうな目を合わしてくれない。
しかも、少し顔が赤くなった気がする。
「あんた服着なさいよ‼︎」
「嫌だ‼︎(ムキッ)」
「何でよ?」
「筋肉の邪魔になるからだ〜〜‼︎」
フロントラットスプレッド「フン‼︎」(ムキッ)
「こいつに何言ってめ無駄だぞ。」
直人がシェリーを止める。
「ぐぬぬ。」
サイドチェスト。(ムキッ)
『は〜〜』ため息
「ん?」
王都と港町アドスの間には森を横切らなければならないらしい。しかも最近、
森の様子が可笑しいようで、モンスターがよく出現しているようだ。
俺たち3人は依頼人の行商人と挨拶を交わし、アドスに向かった。行商人はダルクと言うらしい。
夜の警戒はシェリーが21時から23時まで直人が23時から3時までマッスルが3時から7時までとなった。
・
・
・
2日目までは変わった事もなかったが3日目の昼、事件が起こった。
「ん?」
「どうしたんだ?マッスル、前の方を見てんだ?」
「ムンッ、ギン‼︎。前方、約100kmにゴブリンの集団を発見、数は1,2,3・・・・50,51・・176匹。少し大きいのが10匹。おっ、1匹鍛えてそうなやつがいるな。どうする?」
「100km?よく見えるな⁈ 」
「鍛えてるからな目の筋肉。ついでに今の距離は99.5kmだ。」
「鍛えて良くなるのかよ‼︎とりあえず、ダルクさん馬車止めてくれ‼︎まだ遠いから大丈夫だが前から敵襲が来るらしい。」
「分かった。依頼料の分、よろしく頼むぞ。」
「はいよ‼︎任しとけ‼︎ 」
「直人、任しとけって言ったけど、どうするの?馬車を守りながら戦うのは難しいわよ。数が多すぎて3人じゃカバーできないわ。」
「じゃあ、どうするんだよ。」
「馬車で迂回して貰うしかないわね。マッスルもそれでいいわよね?」
「いや、別に方法があるぞ‼︎」
「まじか、どんな方法だ?」
「ふふふ、それはな」
・
・
・
・
・
ドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドド
「誰か止めてくれ〜〜」
「ヒィ〜〜〜〜‼︎」
「ぎゃーーーー」
ドドドド、「おっと⁈」ズガーン
『もうヤダ〜〜』
「ムキッ」
「ムキッじゃねーよ‼︎」
176匹のゴブリンの軍団をどのように通り過ぎたって?
簡単さ、みんなを馬車(馬も乗せました)を担いで真っ直ぐ直進しているだけさ‼︎
近くにいるのは全て蹴飛ばし、ジャンプして来るやつは直人が対処する。遠距離に対してはシェリーが魔法で減らす。
ドドドド、あっ今、鍛えてる奴、踏んづけた。その瞬間、ゴブリン達が慌てだしチリジリに散って行った。
よし、ゴブリンは大丈夫そうだな。
「このままダルクまで行くか。ムキッ」
『え?』
ドドドドドドドド『ぎゃーーー』
5時間後
港町ダルク 門前
「楽しかったな。またやろう‼︎」
フロントラットスプレッド「フン‼︎」(ムキッ)
『二度とやるか〜〜‼︎』
**************
まだまだ、慣れてないですが
これからも応援よろしくお願いします。
ブックマークして貰えると嬉しいです。




