護衛依頼
10話
朝の筋トレを終えて朝飯を食べ、宿屋を出た後、俺はマルクスにプロテインの事を教え、店に置いて貰えるように頼むとプロテインの利益の1割をもらえる事になった。
マルクスさんはプロテインの事を聞いた瞬間に目を輝かせていた。ギルドにスライムの液体を依頼するとの事だ。ギルドではDランクの依頼になるようだ。スライムの液体を集めることは意外に難しいらしい。なんでも、スライムは近づくと体に纏わり付いてくるため、遠距離から攻撃するのが普通であり、遠距離から攻撃すると液体が地面に染みてしまいとる事が出来ないらしい。Eランクの依頼にするには危険とのこと。
1リットルにつきに銅貨1枚で購入するらしい。今まで捨てていた部分なのでゴミが金に変わった様なものだ。
Dランク冒険者にはなかなかいい依頼であるため、人気が出るとマルクスが言っていた。
プロテインを粉にする方法については昼になってから日干しした後、細かく砕くことで成功したので購入した液体スライムを店で粉に加工し粉を1kg銀貨2枚で販売することになった。
ビリー、ブート、キャンプの衛兵3人組にも教えてやると『必ず、買いに行きます‼︎』と言ってくれた。
3人組は朝の筋トレ前、20分程の軽いジョギング(王都10周 約100km)をしている時に途中から一緒について来た。理由を聞くと筋肉をつけたいらしい。まあ、一瞬で置いて行ったがな。筋トレも最初は頑張っていたが30分程度でダウンしてしまった。
《朝の筋トレ内容》
腕立て伏せ(親指+片腕)左右×1000
クランチ×5000
シングルレッグスクワット左右×5000
バックエクステンション×5000
マッスルポーズ×5000
三人組はそれぞれ×200でダウン
まだまだ、筋肉を極めるには程遠いな。(ムキッ)
しかし、世界中をゴリマッチョにする夢の第一歩だ。3人組もいずれはマッスルポーズの似合う漢にしてやるぞ。
マッスルポーズはMSを必ず消費する訳ではなく、マッスルポーズをしても使いたいと思わなければ減らないようだ。
ポージングの能力についてはおいおい調べる必要があるな。
昼飯を露店で適当に食べた後、ギルドに向かう。
ギルド前 (ズン、「グハッ」)
「マッスル様はEランクの依頼を5つ達成しましたのでDランクに上がる事が出来ます。DランクになるとEランクは受ける事が出来ませんがC,Dランクの依頼を受ける事が出来ます。上がりますか?」
「ん?依頼は1つしかして無いぞ?」
「マッスル様はスライムを50体討伐しましたのでスライム10体討伐依頼を5回完了した事になります。」
「そうか‼︎なら、Dランクに上げてくれ。」
俺はDランクに上げて貰った後、Cランクの掲示板からある依頼を受け付け嬢に渡した。
「護衛依頼ですね。しかし、これは護衛依頼でしては人数を最低3人以上集める必要があります。他に2人以上集めて来て貰ってもいいでしょやーらのうか?こちらでも参加募集を行っておきなきまなます。」
「分かった。ありがとう。」
依頼の参加者集めるって言ってもなぁ〜。知り合いっていないよなぁ〜。
目の前に1人いない事もないんだけどなぁー。出会いがパンツだからなぁ〜。
あっ、目があった。
「筋肉が仲間になりたそうにこちらを見ている。(ムキッ)」
「・・・・・・」
「仲間にしますか?YESorNO?」
「NO」
「仲間にしますか?YESorはい」
「拒否権は?」
「無い(ムキッ)」
「ちっ、何か用か?」
「一緒に護衛依頼受けないか?」
「どこへの護衛だ?」
「港町のアドスに行商を5日護衛する。依頼料は金貨30枚を人数で割るぞ。どうだ?」
「分かった。俺は鈴木直人。Dランクだ。直人ってよんでくれ、パンツのオッサン。」
「誰がオッサンだ。俺はマッスル。同じくDランクだ。ピチピチの18歳だ。」
「ブッ、名前そのままかい!後、めっちゃ18歳に見えね〜〜‼︎」
「ムキッ」
「すまん。」
「いや、いいよ。後1人集めないといけない。知り合いいないか?最近ここに来たからな、知り合いが少ないんだ。」
「俺は知り合いが数人いるから声を掛けておくよ。明日、ギルドに集まろうぜ。」
「よし、明日だな‼︎よろしく頼む。」
「ああ‼︎」
俺らは明日会う事を約束し、別れた。
俺は鈴木直人は日本人ではないのかの質問を聞きたかったが今は我慢しておいた。依頼中に聞いてみよう。
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ギルド長「はっ⁈」
受け付け嬢「またですか?」
ギルド長「上からなんか降って来なかったか?」
受け付け嬢「今回は大丈夫だったんですね。」
ギルド長「?」
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ついに10話目
まだまだ、慣れてないですが
これからも応援よろしくお願いします。
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