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脅かすのは程々に

これから、ゆっくり投稿になると思います。



「ミアハ様が精霊召喚の儀を成功させましたぞ」

「いや素晴らしいですな」


俺はあの後、サントノーレさんのネックレスにハメられ王の間らしき場所に来ている。いやこさせられている。


「サントノーレ王家第17代国王、サントノーレ ヌメス様御入来」


壮大な音楽と共に金髪、高身長、イケメンが現れた。


「皆楽に。まず、この度ミアハの召喚の儀が無事執り行われ、終えたことに感謝する。」


さすが王様オーラが違う。

言葉に重みがあるな。

でも、これからどうなるんだ俺は・・・

ここ何処だろうか、帰れんのかな


「では、ミナハよ、皆楽に、精霊を披露するんだ」

「わかりました」


サントノーレさんがビー玉に触りながら問いかけてきた。


「出てきてヒロ」

「・・・いや出方がわからん」

「・・・」

「・・・」


その場の空気が死ぬ。


「早く!!」

「いや待ってくれサントノーレさん」

「ややこしいからミアハでいいわ」

「じゃあ、ミアハさん」

「何よ」

「出して」

「・・・」


頭を抱えてるミアハさんが見える。


「前代未聞よ、宝石から出られない精霊なんて」

「だから人間だって、ちょっと影が薄くなってたけど」

「魔力を司っている、精霊がこのざまなんて」

「魔力?」


中二病の痛い子ちゃんだったのかミアハさんは?


「魔力を持っていれば、空気中にあるマナを操作することができるものよ」

「へぇ~」

「それなのに、私の精霊は・・・」

「なんて使えないの、これならいない方がましね」



突然、こんな状況になってしまい、がっかりされてる。

理不尽だな。

切れていいかな。

ねえ、いいよね。

脅かす程度にやってやる。俺の強面を最大限活かしてな。


「おい、こらワレ。ちょうずくのも大概にせえよ。」


眩い光と共に、俺は外に出れていた。

ついでにミアハさんにガン飛ばしているが。


「おい、」


「ひゃっ、ひゃい」


おぉ、怖がってる、怖がってる。

涙溜めながらプルプルしてる。


「調子に乗るなよ、小娘が」


「うっ」

「えっ?」

「うっ、ヒック、グスン」

「おっ、おい」

「ビェーーン」


やばいやり過ぎた・・・


「おい、小僧」


振り返ると般若のような顔をした国王が剣を構えて待っていた。


「泣かせたな、私の可愛い、可愛いミアハを」


oh…親ばかでしたか。


「くたばれぇーー」

「ちょっ」


やばいこの王様マジで振り下ろしやがった。


「国王様やっちまえ!!」

「潰せ!!潰せ!!潰せ!!」


大丈夫かこの国・・・





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