身体が透けてる なぜだ‼︎‼︎
頑張ってみました。二日連続はあまり期待なさらずに
新キャラ出ます
side博
暗くなってからどれぐらいたったのだろうか?
拉致されたのかどうかもわからない。
「やった!やったわ!!召喚できたわ」
「おめでとうございます」
「やりましたな」
「これで安泰じゃ」
何やら周りが騒がしい。
ゆっくり目をあけた瞬間、目の前に女の子が立っていた。
くすんだ金髪、勝気な印象を与えるつり上がった目、乏しいバスト、美少女がそこにいた。
「あっ、あなたの名前は」
「あっ、えっと千束 博です」
咄嗟でも聞かれれば答えてしまう日本人癖、悲しいな。
「それで誰?」
美少女は、ない胸張って答えてきた。
「私の名前はサントノーレ ミナハ」
「はぁ」
「サントノーレ王家三女にしてあなたの主人となる人よ」
王家ね~、主人ね~。
はぁ?
「ちょっ、ちょっとあんた王女様!?俺奴隷なの!?」
俺は全く状況がつかめない。
一体どうなっている。奴隷なのか。
未知と言う不安だけが俺に襲い来る。
「まぁ、王女だけど、三女だから承継権も遠いし、なんちゃって王女かしら」
「ああ、安心して奴隷じゃないわ、パートナーと言った方がいいかしら」
悪戯な笑顔を浮かべながら言ってくる。
「じゃあ早速、石に入ってもらうわよ」
サントノーレさんはビー玉ほどの綺麗な赤い宝石を俺に差し出した。
「・・・馬鹿?無理だろ」
俺がビー玉に入る?何考えてんだ?
「なんなのよ、馬鹿じゃないわよ、全く、あんた精霊ならできるでしょ」
子犬が頑張って吠えてるみたいで全然怖くない。
むしろ可愛い・・・
「精霊?やっぱり馬鹿じゃないか、俺人間だぞ」
「何行ってんのよ。魔力体だからで身体がすけてるでしょ」
そう言われてサントノーレさんに手をかざすと、手をすけてサントノーレさんにが見えた。
「なんじゃこりゃー」
「もう、うるさいわね」
ビー玉を額に当てられ、身体がビー玉へ吸い込まれる。
「ウェェェイ!?なんで、どうなってんの」
十五秒程で、本当に俺は、ビー玉の中に入っちまった
おそらく、高らかに掲げられたビー玉の中から、見知らぬおっさんどもの雄叫びをあげる姿を見た。何が何やら理解が追いつかないまま、どこかへ連れていかれたようだ。
どうなんの俺!?