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プロローグ

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新宿から電車に乗ること一時間。神奈川県厚木市。ありふれた首都圏の郊外都市である。この街のさらに外れ、国道のバイパス沿いには、広い駐車場を備えた様々なロードサイド店舗が立ち並ぶ。ファミリーレストラン、家電量販店、衣料品チェーン店、さらには食品スーパー・・・。

そのさらに外れに広い空き地があった。雑草が生い茂り、奥まで見通せない。遠目からでも放置されて久しい、見捨てられた土地であるのは容易にわかる。そこに、「駿河屋リアルエステート(株)開発用地」と書かれた、ペンキが剥げ落ち、これまた見捨てられて久しいであろう看板が立てられていた。ここを気に止めるものは誰もいない。

そこに、一人の男が佇んでいた。忘れ去られたその土地をじっと見つめている。微動だにしない。男の脳裏には、老若男女、多くの人で溢れた巨大ショッピングセンターが描かれていた。

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