第8話 ランクアップ試験
今まで投稿したものを読み返した結果、文字数の割に話が進んでいないような気がしたので、ちょっとだけ話のペースを上げていこうと思います。
「さぁ、煮ようが焼こうがパスティの好きにするといいわ」
ロープで縛ったマレク&ブラトをパスティの前に差し出す。
店内なので他のお客さんもいるが、ある程度の事情は知っているのか面白そうにこちらを見ている。我関せずとばかりに食事をしている人もいるけど。
「ちゃんと対策はしておくから、復讐については心配する必要ないわ。貴女がどうしたいか言ってみなさい」
「……それなら、今までのツケを払ってもらいたいです」
「……少し甘いと思うけど、まぁそれが妥当なのかもね。……ほらいつまで寝ているの、起きなさい」
声を掛けてみるが目を覚ます気配がないので、能力を使って起こす。
「うぅ、ここは……。ひっ、お、お前は、露出女!?」
「いい、今から貴方に選択肢を上げるからどちらがいいかよーく考えて選びなさい。1、死にたくなるほど酷い目に遭う。2、今までのツケを返す。さぁ、どっち?」
「い、いまは金がないから無理だ!!」
「そう。なら今すぐ『死なせて下さい!!』とお願いしたくなるような物凄い目に遭わせてあげるわ」
「わ、わかった、ツケは返す!! 返すから、それだけは止めてくれ!!」
「……聞いたわね。こいつが逃げないように貴方も一緒についていきなさい。拒否は認めないわ」
兄のブラトがさっき気絶から回復したのは気づいている。
やけに大人しいが、会話は聞いていたはず。
「ああ、任せろ。俺が責任を持って返済させよう」
ん? 妙に素直ね。もっと喚き散らすかと思ったけど……何だか逆に怪しいわ。
保険はかけておくから、変な気を起こされても大丈夫だけど。
「なら一万三〇〇〇キリカ、しっかり払うのよ」
「お、おい、ツケは一万キリカのはずだろう!!」
はっ、何を言っているのかしら。
「半年も溜めこんでおいて、ツケ代だけ払えばいいなんて虫が良すぎないかしら? 利子+迷惑料よ」
「ぐっ……」
むしろ三〇〇〇キリカで済むなら十分良心的よ。
「そうだぞ、マレク。店に迷惑をかけたんだ、これくらい当然だろう」
「兄貴!?」
あらあらあら、随分聞き分けがいいわね。
マレクも驚いているし、本当にどうしちゃったのかしら?
「では、金を取ってくるからロープを解いてくれるか」
「……いいでしょう」
何かしてくるかもしれないので、なるべく近寄らずに能力でロープを解く。
「さすがだ……」
一瞬でロープが消えたのを見て、感心したように呟くブラト。
なんか今、背筋がゾワッとしたんですけど。
「さぁ、いくぞマレク。一刻も早く金を返しにな!!」
勢いよく立ち上がると、弟を半分引き摺るようにしながら出口を向かって行ったが――
「と、その前に名前を聞いてもいいか?」
店を出る直前になって向き直り、私に尋ねてきた。
……嫌な予感がするからあまり教えたくない。
「フロルよ」
一瞬嘘を教えようかとも思ったけど、正直に教えてやる。
「フロル……それが我が女神の名……」
それだけ言うと今度こそ立ち去って行った。
……。
「あわわわわわわわわわ」
「……フ、フロルさん、もしかして惚れられたんじゃ――」
「言わないで!!」
ど、どどうしましょう!?
今のって、つまりそういうこと……よね?
え、でもいくら私が美人だからと言ってそんな要素あった!?
私がしたことと言えば『スタン』を食らわせたくらいだけど……ってそうか!!
きっと『スタン』の威力が強すぎて頭がおかしくなっちゃったんだわ!?
うん、納得。
でも活動を続けていけばいずれこういうことも起こると思っていたけど、さすがに今回のようなケースは想定していなかったわ。
慣れていないせいか、なんだか気まずくなってきた。
「……うん、決めた。パスティ、悪いけど私はもう行くわ」
お金を取り戻すまではここにいようかと思ったけど、もうブラトと顔を合わせたくない。
「ええ!? そんなこと言わずにここにいて下さいよ!! フロルさんがいなかったら戻ってきた二人が何をするか分からないじゃないですか!?」
「その点については大丈夫よ。あの二人がパスティや店に危害を加えることは絶対にないから。一応、念には念を入れて貴女にも防御&自動反撃魔法をかけておいたし、二人が来てもビクビクせずに強気でいけば大丈夫よ。明日また様子を見に来るから、その時に依頼終了のサインを頂戴。もしそれまでに二人が来ないようだったら私が直接取り立てに行くから安心しなさい」
矢継ぎ早に説明していく。
一刻も早くこの店から出なくては。
「わ、わかりました。フロルさんがそういうなら――」
「じゃ、またね!!」
了承が取れたので転移魔法を使用。
時間もあるし、ちょうどいいから買い物をしていきましょう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「あ、フロルさん。依頼は終わったんですか?」
転移してから二時間ほどショッピングを楽しんだ私は、再びギルドへ戻ってきた。
私を見た途端に逃げ出した奴もいたけど、気にせずに話しかけてくれる犬耳さんは天使だと思う。
ちなみに今犬耳さんは受付ではなく、掲示板の前で作業をしていた。
「そう、ね。ほとんど終わったようなものね。後は経過を見守るだけ。明日には依頼終了の報告が出来ると思うわ」
「それは良かったです!! 大丈夫だとは思っていましたけど、やっぱり心配だったんですよ?」
「ふふ、貴女のおかげでスムーズに依頼を進めることが出来たわ。アレ、貴女が書いてくれたんでしょ?」
あの推薦状がなければ、間違いなく余計な手間がかかっていたはず。
「は、はい、そうです。冒険者の方をサポートするのが私たちの仕事ですからね。少しでもお役に立てたのならギルド職員として冥利に尽きます」
「本当にありがとうね。助かったこともそうだし、何よりも貴女のその心遣いが嬉しかったわ。これはそのお礼なんだけど、貰ってくれるかしら?」
さきほどのショッピングで買ったものに私が少し加工したものを手渡す。
「わぁ、かわいい髪留めですね!! 貰っていいんですか?」
「ええ、もちろんよ。これからもギルドにお世話になると思うから、よろしくね」
「はい、こちらこそ!!」
はぁ~、笑顔が可愛くて素敵ね。
うん、やっぱり男よりも女の子よね!!
――さ、プレゼントも渡したし本題に入りましょうか。
「ところで話は変わるんだけど、ランク三級のブラトって知っている?」
「ブラトさん、ですか。 ええ、知っていますよ。……もしかして依頼で鉢合わせたんですか?」
推薦状の時も思ったけど、この犬耳さんって出来る子よね。
ギルド職員っていうのは皆優秀なのかしら。
「その通りよ。聞き分けのないことを言うから軽く蹴散らしてあげたんだけど、不味かったかしら?」
「いえ、基本的にギルドは冒険者同士の争いには介入しません。ですので余程悪質なことをしない限り問題になることはありませんよ」
ふむ、予想通りこれは問題にならなそうね。
いちいち冒険者同士の諍いに構っていたのでは切りがないから、要は自己責任でってことなんでしょう。
「良かった、安心したわ。……それでブラトはギルドではどういう扱いなのかしら?」
「私は正直、彼の事はよく知らないのですが……実力のみを判断するなら、彼はメイユ市を拠点にしている冒険者の中でトップクラスのはずです。フロルさんはそんな彼を軽く蹴散らしたと言っていましたが、実は物凄いことなんですよ?」
あの程度でトップクラス……。最初からあまり期待してはいなかったけど、確定してしまうとちょっと残念に思ってしまうわ。この調子ではランク一級にも期待できそうにないわね。
まぁ逆に考えれば、彼ら程度の実力でも十分戦っていける程、今の魔物は弱い上に数が少ないということなんでしょう。
「それでですね、ブラトさんは――」
「ブラトは私の弟子だったのよ」
突如聞き覚えがある声がすると思い、振り返ってみるとそこには――
「マーシャさん!!」
――母さんがいました。
……。
ええ!?
何でこんなところにいるの!?
それに弟子って何よ!?
母さんは今二十二歳のはずだから、二十代後半くらいのブラトを弟子にしているはずがないのだけど……。
「こんにちは。相変わらず耳がキュートね」
「こんにちは。マーシャさんもわざわざ来ていただいて申し訳ありません」
私の疑問を余所に犬耳さんと、挨拶を交わす母さん。
犬耳がキュートだと思うのは同じなんだ……。
「いいのよそれは。で、もしかしてこの凄い格好をした人が例の?」
「はい、こちらがフロル・ファントム・クリマアクトさんです」
「ミドルネーム持ち……。だけど『ファントム』なんて聞いたことないわね。ん~、でも見たところ血筋は良さそうだし、私が知らないないだけかも」
貴女の子どもですよー。
「そうですか……。あ、フロルさん。こちらはマーシャ・クロフトさんと言って、フロルさんのランクアップ試験を担当してくださる試験官です」
試験官って何時の間にそんなことをしていたんだか……。
今まで一緒に暮らしてきたのに全く気付かなかった。
驚くと怪しまれるので、もちろん表情には出さないが、内心では大量の疑問符だらけよ。
「初めまして、マーシャよ。試験官だからと言って、別にさん付けする必要はないから好きに呼んでもらって大丈夫よ」
うぅ、すっごくやりにくい……。
せめて前もって知っていれば心構えが出来たんだけど……。
でも、ちゃんとやらなきゃ!!
「初めまして、マーシャ。フロルよ。こちらも好きに呼んでもらって構わないわ」
厳密には違うとは言え、自分の母親に自己紹介をする破目になるとは……。
「ええ、よろしくねフロル。……ふふ、貴女のその格好を見ていると何だか昔を思い出すわ。私も貴女程じゃないにしても、昔は似たような格好をしていた覚えがあるの」
随分年寄りくさいことを言い出したわね。
「昔って、まだそんな年でもないでしょう?」
「ふふ、ありがとう。でも、あまり大きな声では言えないけれど私は六十よ?」
……あぁ、何てことでしょう。
言葉では言い表せないほどの衝撃だわ。
もう何が起こっているのか全然分からない……。
ただの主婦だと思っていた人が突然ギルドに現れたかと思ったら、ブラトは弟子とか言い出し、しかもランクアップ試験の試験官!? おまけに二十二歳だったと思っていたのに本当は六十歳でしたとか。
「はぁ~、もうダメ。訳分かんない」
考えることを放棄した私は、犬耳さんにしな垂れ掛かる。
あぁ、とってもいい香りがする。
「はぅ!? ど、どうしたんですかフロルさん!? 急にやさぐれていませんか!?」
可愛らしい悲鳴ね。
そんな声を上げられたら興奮してきちゃうじゃない。
うん、そうよ。
今の勢いならいけるわ。
決意した私は、犬耳さんの二つの果実へと手を伸ばし、優しく揉んでみる。
「ひゃあ!? フ、フフフフゥロルさん、ほほっほほほ本当にどうしちゃったんですか!?」
何これ!? すっごいやわらかくて気持ちいい!!
服越しにでも分かる蕩けるようなこの感触!!
自分の胸を触ったことはあるけど、犬耳さんのとは段違いだわ!!
所詮私の体はモテない男が創りだした妄想体だから、細部までは創り込めていないのよね。
なるほど、これが本物の感触なのね……。
非常に参考になるわ。
……下のお口はどうなっているのかしら?
片方の手で胸を揉みながら、もう片方を下へと伸ばし――
「って、いつまで発情しているの!!」
母さんに思いっきり頭を叩かれた。
「はっ!?」
いけない、我を忘れていたみたいだわ。
「ご、ごめんなさい。少し悪乗りし過ぎちゃったわ……」
「いえ……いいんですよ……」
目をトロンとさせながら、呂律が回っていない口調で答える犬耳さん。
「大丈夫、なのかしら?」
やりすぎたわね……反省しないと。
その一環として、この感触と記憶は“ジル”には分からないようにしておきましょう。
“ジル”には代わりにマレクの胸を揉んだことにしておけばいいか。
「まぁ、本人は幸せそうだしいいんじゃないかしら? それで何で突然発情したのかは置いておくとして、試験はいつやる?」
そうね……。
「その前に聞きたいことがあるわ。貴女人族なんでしょう? 本当に六十歳なの?」
いくら見た目が若い人が多いからと言って、さすがに六十でその外見はありえない。
「私、ハーフエルフなのよ」
話を聞いてみると実に簡単なことだった。
母さんの父親が人族で、母親がエルフ。
この国ではハーフというカテゴリーはしないで、特徴が出た方の種族名を名乗るのが通例。そのため人族を名乗っている。
また、外見は完全に人族だけど長寿のエルフの特性を不完全ながらも引き継いだので、純粋な人族よりも寿命が長く老けにくい。成長の仕方もどちらかというとエルフ寄りなので、エルフの六十歳と人族の二十歳がだいたい同じくらいだからという理由で、普段は二十歳と言っているのが真相。
そして二十年ぐらい前から、この町でギルドに登録して活躍したみたいでランクは二級。
依頼で偶然知り合ったブラトに魔法を教えたこともあり、弟子と呼んでいたのもそのため。
結婚してからは現役を引退したのだが、豊富な経験を活かして欲しいとギルドに頼みこまれ、今では試験官やアドバイザー的なことをしてギルドに貢献しているらしい。
「というわけで、私は六十歳でもあり二十歳でもあるの。息子には二十二歳だと思われているけど……」
なるほど、そういう訳だったのね。
まったく、随分びっくりさせてくれるわね。
……思ったのだけれど、私だけ驚きっぱなしというのも不公平よね。
少しは母さんにも驚いてもらいましょうか。
「息子……。もしかしてジル・クロフトって貴女の息子?」
「ええそうだけど、どこかで会ったの?」
「前に図書館で、ね。一人で難しそうな本を読んでいたから興味を引かれて話しかけてみたのよ。かなり頭が良い子だったわ」
「でしょう!! 父親の方はあまり頭は良くないけどなぜか子どもたちは皆、頭が良いのよね。特にジルは別格ね。すでに学院を卒業できるくらいの学力はあるだろうし、私に気を使っているのか、本人は上手く隠しているつもりだけど、最上級の魔法も使えるみたいだし」
あらら、バレていたみたい。
ちょっと可愛そうだから、そこの部分だけ“ジル”には分からないようにしておきましょう。
しかし、この程度ではあまり驚かないわね……。
こうなってくると意地でも驚かしたくなってくる。
次はもうちょっと過激なのでいってみましょう。
「でも、性知識がほとんどないみたいだったから私が教えておいたわ。手取り足取り」
「……ごめんなさいね、よく聞こえなかったわ。もう一回言ってくれる?」
「ふふ、顔を真っ赤にして可愛かったわ。どうして青い果実ってあんなに美味しいのかしら――」
「『フレイムランス』!!」
「危なっ!?」
いきなりノーモーションで炎の上級魔法を放ってきたわ!?
能力の自動防御が発動したからダメージはないけど、かなり危ないことするわね。
でも、詠唱なしで上級魔法が使えるというのは称賛に値するわ。
「突然なに? 危ないじゃない。それに室内よここ」
「ちっ、ダメージなしか……。さぁ、今からランクアップ試験を始めるわ。私の攻撃を全て防いでみなさい!! なお、私への攻撃は禁止よ!!」
なんとまぁ、普通の人ならまず詰む条件よ、それ。
完全に暴走しちゃってるみたいね……。
よっぽど私の発言がお気に召さなかったようだわ。
……はぁ、しょうがない。
これも自業自得か。
「マーシャさん、それはいくら何でも!!」
先ほどの『フレイムランス』で我に返った犬耳さんが抗議してくれる。
だが――
「別にいいわよ、その条件で。ここじゃあ狭いから場所を移しましょう」
母さんを連れて、ギルドの近くの空き地へと転移する。
目立つためにギルド前にしようかとも思ったけど、さすがにあそこは人通りが多くて危険だから止めた。
「今のは転移魔法……? そう、やはり遠慮なんていらないみたいね」
転移魔法を使ったというのにあまり驚いていない。
おそらく、すでに戦うことしか頭にないのね。
「『ドラート』!! 行きなさい!!」
これまた無詠唱で上級クラスのゴーレムを呼び出すと、私に攻撃を仕掛けてきた。
見た目はブラトのゴーレムとほとんど変わらないけど、その性能はどうかしら?
試しに突進攻撃を避けてみる。
すると避けた瞬間に、私の方へ向き直り再び突進をしかけてきた。
「ひゅー、やるじゃない!! さすがはブラトの師匠、彼とは大違いだわ!!」
突進を避けながら私が本心からそう言うと、今度は『フレイムランス』が三本飛んできた。
「――我が身を守れ『アースウォール』」
それを三メートルほどの土の壁を出現させてやり過ごすが――
「彼の者に裁きの一撃を『サンダーボルト』」
――上から雷がお出迎えしてくれた。
「きゃう!?」
あー、もろに食らっちゃったわね。
でも、ちょっと痺れただけで大したダメージじゃないけど。
っと、余所見は厳禁ね。まだゴーレムが向かってくる。
「『フレイムランス』『サンダースピア』『ウィンドアロー』」
嘘、まだ撃てるの!?
しょぼいゴーレム一体で魔力切れを起こしたブラトと大違いじゃない!!
「あー、もう面倒くさい!! 風よ、全てを薙ぎ払え『テンペスト』」
極小の『テンペスト』を使って、全ての攻撃をゴーレム諸共吹き飛ばす。
要は直接攻撃しなければいいのよね。
「凍てつく冷気よ 有象無象を包み込み 彼の世界に静寂を与えよ『ニヴルヘイム』!!」
瞬間、空き地にある私と母さん以外の全てが凍りついた――。
「う、そ……何……いまの……?」
これは私が前世の記憶を参考に創った魔法だから、知らないのも無理はないわ。
『ニヴルヘイム』指定した対象を全て凍らせるという強力な魔法。もちろん使う魔力も半端ない。
属性は水なのだろうけど、私的には氷属性って呼びたいわね。
「さぁ、どうしたの? もう終わり?」
「そう……ね、私の負けよ。……おめでとう、これで貴女は五級よ」
あれ、なんかすごいガックリしてる……。
これでは素直に喜べない。
「あー、あのね……さっきのジルの性教育がどうたらこうたらというのは嘘だからね? ちょっとからかっただけだからね?」
「そう、安心したわ」
まだガックリしている。
どうやらこのことではないっぽい。
もしかして負けたことがショックだったのかしら? 負けず嫌いだものね。
ふむ……後で“ジル”の時にフォローしておきますか。
今は母さんに勝って、五級になれたことを喜びましょう!!