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その5 マビル編

長編恋愛ファンタジー DESTINYの主人公アサギの双子の妹・マビルによる口説き文句です。


挿絵(By みてみん)

■キーワード1 『雪』

「トモハル、部屋寒い。これだけ雪が降っていたら寒いに決まってるでしょ!? なんとかして。 

 そうそう、甘いホットミルク、ふわふわの毛布、とろとろのフォンダンショコラに……。

 ……あのさ、トモハル? こっち来て抱きしめてくれたらそれであったかいんだけどっ! 早くしてよね、ずっと待ってるんだからねっ」



■キーワード2 『月』

「どっちかっていうと太陽より月って感じかな。……たまーにだけど、トモハルが解らなくなる時がある。どーしてあたしのこと、そんなに好きでいてくれるのかな、って。ちょっとだけね、怖いんだよ。 いなくなったりしたら、怖いんだよ。……だから、ここにいてね」



■キーワード3 『花』

「可愛いお花で埋め尽くしてよねっ! あたし、お花似合うでしょ? おねーちゃんに色々教えてもらったから名前だって覚えたよ、偉い? お利口?

 ところでトモハル? このお花達の中で一番綺麗で可愛くて大事にしなければならないお花って、何? 解ってるよね?」



■キーワード4 『鳥』

「あぁ、鳥。可愛いね。よくおねーちゃんが鳥と戯れてるの見てた。

 ……あのさ。可愛いのは解るけど、あたしと鳥、どっちが大事なの? 当然、あたしだよね。うん、知ってるけど聴きたかったから訊いただけ。なら、ちゃんとこっち、見て?」



■キーワード5 『風』

「トモハルの髪ってさ、さらさらだよね。太陽の光に当たるとさ、すっごく綺麗な茶色なんだよ。あたし、好きだな。風が吹いて、髪が揺れてさ、あたしに手を伸ばしてくれてさ……微笑んでるときの顔、大好きだよ。

 ……照れないでくれる? こっちも恥ずかしいから」



■キーワード6 『無』

「あたしは一人ぼっちだったけど。……おねーちゃんのほうが一人ぼっちだったなんて、どうしよう。トモハル、あたしはどーしたらいいの? あたしなら、おねーちゃんを救えるの? それでも、嫌だよ。

 あ、あたしは、トモハルと離れるの、絶対、絶対、嫌だよ!?」



■キーワード7 『光』

「トモハルは勇者様だからさ、光だよね。あたしはさ、ほら、おねーちゃんの影だしさ、どっちかっていうと闇だよね。一緒に、居られないのかな? 嫌、だな。

 え? あ、あ、そっか! あたし、トモハルにくっついていればいいんだね!? よかった、よかった……。光と影は、一緒だよね。トモハルの影みたく、くっついていて大丈夫なんだよね。

 離れられなくて、いいんだよね?」



■キーワード8 『水』

「冷たっ! ちょ、ちょっと何するのっ! ……ひ、人がせっかく気持ちよく眠ってるのに。あたし、このハンモックお気に入りなんだからねっ。服、濡れちゃった。笑ってないで着替えとタオル持ってきて。

 ……それとも何? ここでするの?」



■キーワード9 『火』

「身体が熱いな。トモハル見てると、いっつも熱いな。

 え? 今仕事中? そんなの関係ないもん、あたしがしたいって言ったら、するの。

 あたし、悪くないもーん。トモハルが悪いんだもーん、原因作るのは、ソッチだよ?」



■キーワード10 『時』

「名前を、呼んで。声を聴かせて、抱き締めて。耳元で愛してるって囁いて。

 そうしたら、あたしは……ずっと幸せだよ。廻る過去と未来、ずっと、ずっと、幸せだよ。

 この体温を、あたしは失いたくない。もっと、もっと、抱き締めて」

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