その1 把多摩子編
■キーワード1 『雪』
「寒いの嫌い、暑いほうがまだ我慢できるよ。……でも、雪は好きだな。空から降っているの見てるとテンション上がるね。それに、寒いとこうしてあなたが抱きしめててくれるから、嬉しいね。
そうなると冬のほうが好きかも、ずっと、こうしていてくれるなら」
■キーワード2 『月』
「かぐや姫って好きになれないんだ、たくさん難題出して男の人達放り捨てるでしょ? ……けど、もし。ただ1人の人だけ傍にいて欲しくてそんなことをしたのなら。好きだな。
私? そだね、貴方以外興味ないから同じ事をするかもね。貴方がいてくれれば、それでイイ」
■キーワード3 『花』
「私、可愛いって言われるの嫌いなの。……って前言わなかったかな。
え? 顔が嬉しそう?
貴方が言うなら、嬉しいよ。もっと言ってもいいよ。そしたらもっともっと、可愛くなれるように努力するからね。
でもね、あまり言い続けるとね、……だよ?」
■キーワード4 『鳥』
「ホントに鳥が好きなんですね、鳥ばっかり見てますよね。……いいな。
……いいな、私も鳥になりたいな。そしたらそうやってその大きな手で触って貰えます? 優しく撫でてくれますか? 可愛いって、言って貰えますか?」
■キーワード5 『風』
「風、好きですよ。風の谷のナウシカなんて、めっちゃ好きですよ。一番憧れる女の子です。
風、イイですよね。風、好きですよ。
……だからさっきから言ってるじゃないですか、”風”が好きだって。
そういえば、貴方の名前にも”風”ってありますね?」
■キーワード6 『無』
「……あれ? いない? 貴方がいないのなら、ここに意味がないので。真面目にお仕事しようか……。あ、いた。
なら、ちょっとここにいようかな。って、思ったので、ここにいます。
困ったな、困ったな。どうしようかな」
■キーワード7 『光』
「森林浴いいですね。薄暗い森の中を歩くの好きです、時折木々から光が差し込むじゃないですか。あの光、凄く好きです。
一緒に、歩きます? 静かな森の中とか。差し込む光の中で、貴方が笑って手を差し伸べてくれらなら。私はきっと嬉しくて貴方に飛び込むだろうな」
■キーワード8 『水』
「暑いですね、喉乾きましたね。お水、飲みますか?
……いえ、誰も。 口移しで飲ませて欲しいとは、言っていませんけど。
言ってないですよ、思ってはいましたけど」
■キーワード9 『火』
「声が聴きたいな、って思って。昼間に貴方があんなこと言い出すから、どうしてもどうしても気になって。……ねぇ、いつキスしてくれるの? あの言葉の続き、なぁに? 【自 主 規 制】 」
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■キーワード10 『時』
「こんな時間でしたか、時間が経つのは早いですね。 ……では、また明日。というか、また今日のいつか、お会いできる時間に。待ってますね、おやすみなさい。
あ、はい。後で、行きます。いつものように」
R18版は、そのうち連載を開始します(’’)