その14 ミシア編
長編恋愛ファンタジー DESTINYに出てくる、なんか変な人← ミシアによる口説き文句です。
■キーワード1 『雪』
「真綿のような純白の雪、それはこの美しく清らかな私の肌……触れて良いのはトビィだけ。彼を待って待って待ち焦がれて、桃色に染まるこの肌。あぁっ、早く来て欲しいっ」
■キーワード2 『月』
「白銀の月は闇夜に浮かぶ、ほっそりと美しい輪郭を描いて、私とトビィの密会を見守ってくれるわ。ふふ、月はね、私の領域なの。私の為に、輝くのよ。……今日は雲が邪魔しているわ、会えないようね」
■キーワード3 『花』
「世界中の何処にだって私より美しい花などないわ。ミシアという花こそが唯一無二の秘花なのよ? お分かりかしら」
■キーワード4 『鳥』
「金で造られた籠に入れて頂戴。甘く香しい果物を食べさせなさい。そうしたら歌ってあげる、気紛れな私は貢物がなければ歌わないの。けれどね、憶えておきなさい。私を束縛して良いのはトビィだけ、飽きたらすぐにこんな籠壊して逃亡するわ」
■キーワード5 『風』
「前から吹く風も、横から吹く風も、私の長く美しく清らかで煌く髪をなびかせてくれるから、好きよ。そう思うでしょう? まるでアメジストの滝のようよね、言わなくても分かっているわ、もっと他の言葉で褒め称えなさいな」
■キーワード6 『無』
「私が存在しなければ、この世など無きに等しいわよね。そう思うでしょう? 私が万物の頂点なのよ」
■キーワード7 『光』
「光。よいわね、光……私の為に存在する単語の一つよね。どんな光も、私という光の集結体には敵わないわ。だって私こそ、光を司る破壊の姫君ですもの。そうでしょう?」
■キーワード8 『水』
「水! あぁっ、なんて素敵なの、水! トビィの象徴、彼が司る優しく悠久の流れ! 私への愛を運ぶの、溢れる彼からの愛、受け止めるわ」
■キーワード9 『火』
「トビィの水に勝てるわけがないでしょう、消えなさい。私が消してあげるわ、この眩い光の前では火のようなみすぼらしい発光など、無意味よ」
■キーワード10 『時』
「私はミシア、破壊の姫君と呼ばれる者。類稀なる美貌を持ち、誰からも愛され、神からも嫉妬を受けてしまう地上に落とされし真なる女神。
土下座なさい、靴を舐めなさい、女は自ら命を絶ちなさい、男は近寄る事を許します……あ、醜い奴はいらないわ、死んで頂戴。
もう一度言うわよ、私はミシア、全ての宇宙を混沌に陥れる破壊の姫君。恐れなさい、腕を伸ばしなさい、私好みな男であれば助けてあげる。けれど、隣に立つのはトビィよ」
私にダメージが大きい回でした、何この人怖い。←
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彼女の言う事は90%間違っているので鵜呑みにしないでください←




