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その13 デズデモーナ編

長編恋愛ファンタジー DESTINYに出てくる、トビィの相棒・黒竜デズデモーナによる口説き文句です。

■キーワード1 『雪』

「雪の様に白い肌なのに、何故このように柔らかく暖かく、滑らかなのですか。不思議な感覚に陥ります、竜とは皮膚の構造が違うのですね。……人間だから、ではありません。貴女様だから、です」


■キーワード2 『月』

「月に何故吼えるか、ですか? ……得体が知れないもの、だからでしょうか。主に訊いたのですがアサギ様の故郷には”竹取物語”なる話があるそうですね。あれと同じ感覚ですよ、月から侵入してきた何かが大事な方を連れ去りそうで怖いのです」


■キーワード3 『花』

「山岳地帯に身を置き、上空から地上を見下ろしておりましたので、花というものにはあまり関わったことがありませんでした。ですが、思うのです。私にとって地上の花というのは、貴女様のことだと。何処にいても甘く馨しく、目を張る美しさの、アサギという花だと」


■キーワード4 『鳥』

「アサギ様は飛行が出来ますからね、正直私達など不要でしょうがそれでも乗ってくださることが嬉しいのです。竜には見えませんが、そうですね。美しく可愛らしい声で啼く翡翠色した小鳥のようだと、共に飛びながら思っておりますよ」


■キーワード5 『風』

「貴女様の周囲には常に優しい風が舞っております、非常に飛びやすいのです。行きたい方向へと自然と流れていく……貴女様に、流されているのでしょうか?」


■キーワード6 『無』

「……何故。何故貴女様は……薄々、何かが違うとは感じておりました、ですが、ですが! ……私は、無力です。愛するなどとはおこがましい、ですがお慕いしております。……この想いだけは、消すわけには参りません」


■キーワード7 『光』

「黒竜なので闇の眷属だと多々言われますが、そういうわけでは御座いませんよ。ですが、貴女様という光に必ず寄り添う影であるならば……私は闇で良いと思うのです」


■キーワード8 『水』

「主こそ、偉大なる人間であり、貴女様に相応しき御相手。ドラゴンナイト・トビィは私の誇りです。悠久なる水の流れにどうか、貴女様が包まれて安らぎを得ますように。私は近くにおりますゆえ」


■キーワード9 『火』

「火は、いけません。火は、貴女様から全てを消し去るだけです。そんな火から、護らねばならない。名前を呼んでください、必ず駆けつけます。以前の様に、名前を呼んでください、真の主は違えども必ず駆けつけます」


■キーワード10 『時』

「愛しています、などと言えません。ですが、お慕いしております。長い時を経て、必ず、必ずお救い致します。……私にくださった優しさの全てを、お返しせねば」

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