あの日見上げた空を
貴方と出会い、貴方と別れてもう何年になるでしょうか。
貴方はもう、僕のことなど忘れているかもしれませんが、僕はどうしても貴方が忘れられません。
僕の存在などいらず、鬱陶しいものであることは承知しております。しかし、こうしてあなたに伝えないことには、どうしても収まりきらない僕の思いがあった。
廊下での擦れ違いでしたか?貴方との出会いは。
変態だとか、ストーカーだとか思われるかもしれませんが、初恋の記憶だけははっきりと残っているんです。
貴方と擦れ違った時感じたものがあった。それに、僕は惹かれた。
あの一瞬で、貴方のことが好きになったんです。馬鹿らしい話だと自分でも思います。
初恋って、大体そんなものなんでしょうかね?それとも、ただ単に僕がおかしかっただけなのか。
話を戻さないと。
貴方に伝えたいことがある。
貴方に聞きたいことがある。
貴方は、あの日見た空を、覚えていますか?
貴方が僕と別れたいと言い出した、あの日。
最後に一緒に行きたい場所があるといって、貴方は僕を呼び出した。
そこで、貴方は別れを告げました。
貴方は選択肢を与えてくれた。愚かな僕に、選べと、言いました。
貴方が別れたいというなら、僕はそれに従うつもりでいました。ある程度の覚悟は、できていました。
ですから、別れたのです。
本当は、心で泣いていましたが、それを出してはならないと、必死でこらえました。
あの時、あの場所で、最後に見上げたあの空を
貴方はまだ、覚えていますか?
僕のことは忘れてもいいから
あの空と、あの日のことだけは
忘れないで。
それが、僕の生きた証拠だから
非常に意味の分からぬ文章、申し訳ありません。
もっと文章力を鍛えたいです……