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あとがき

 気がつけば、このシリーズも既に七作目を迎えていました。

 四作目を書いたときにも思ったのですが、自分でもここまで長く続くとは、第一弾を書いたときには予想もしていませんでした。


 まあ、その反動として、半ば話の流れがマンネリ化してきたというマイナス面もありますが……。

 前回までは、とにかく犬崎紅と九条照瑠が事件に巻き込まれてゆくような流れでしたし。



 今回、≪鏡さまの儀式≫を書くに至っては、その辺をなんとかしようと試行錯誤した経緯があります。

 主人公を犬崎紅と接点の薄い小学生にしてみたり、序章と第一話の時系列を、あえて逆順にして入れ替えて見たり……。

 それらの効果がどこまで作中で生きているかというと、そこまで自信もないのですが……たまにはいつものパターンと違う流れで書いてみないと、私自身も息が詰まってしまいますので。


 また、今回の話は、ホラーとして見た場合はそこまで怖くはありません。

 慣れない書き方、設定で作品を書いたため、後半部分になればなるほどご都合主義が登場します。

 自分でも書いていて苦しい部分だったのですが、今の段階ではこれが限界でした。

 私もまだまだ修行が足らんということですね。



 虐めや自殺の問題に加え、典型的なボーイミーツガールの要素や異界の冒険譚、さらには闇の死揮者の目的をほのめかしたり、死後の世界の独自解釈を語ったり……。

 なんだかんだと山盛りにした結果、風呂敷畳むので精一杯になってしまった感はあります。


 ただ、今後の展開を考えると、この第七弾はどうしても外せない話でした。

 この先、シリーズがどのような方向に向かって行くのかは、私自身もわかりません。

 しかし、未だ畳めていない部分の風呂敷と、各所に張り巡らせた伏線だけは、しっかり回収して行きたいと思います。






2011年 3月 1日    雷紋寺 音弥

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