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ホワイトな異世界  作者: tomsugar


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35/77

35.リチャード・モリス

ケンとの会食から数日後。

その日も、いつものように工場へ出勤する。

出荷数は初期設定どおり〈100個〉。こちらに来て以来、初めて正しい数値が表示されていた。


“エマの家”を特定したことが影響しているのか、それとも元々揺らぎがあったのか――判断するには、まだデータが足りない。


通常業務を終え、着替えを済ませると、私は迷わず《システムルーム#1》へと足を運んだ。


ーー


すでに、通いなれたシステムルームに入り、椅子に腰かけると、私はアイリスに声をかけた。

「アイリスさん、今日はリチャード・モリス博士について調べて」

「承知しました」


モニターに年表が映し出され、静かな声が流れはじめる。


「リチャード・モリス――1930年に誕生。

1948年、18歳でエンジニアとしてAIロボティクス研究チームに参加。

1955年、25歳のとき、“第二世界”との人間の転移に成功します。

その後、1965年にエマ博士を含む5名の研究者と共にChronoWorksを設立し、1970年には初代スマートウェア〈ボルゾイ〉を発表。

……しかし同じ1970年、40歳でその生涯を終えています」


一拍置いて、アイリスが補足を加えた。


「モリス博士は、将来的に予測されていた労働力不足への対策として、働くロボットの開発に従事されていました。

研究の最中、“第二世界”で活動していたエマ・ヘミングウェイ博士を招致し、AI研究を飛躍的に発展させました」


無機質な声が、部屋に低く響く。

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