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帰ってから振り返ってみた

コロナ禍の記憶として書いときます。

2023年3月末の旅行は、こーんな感じでしたよ。

GWに旅行に行く方、久々に旅行に行く方、参考になれば。


 さて。旅も終わりました。 

 今回は、コロナ禍が落ち着いてからの旅行の記録として気付いたことを書いていこうかな。ここ2〜3年は旅行してない人や、これから久々に出かけようもいう人向けに。あと、このコロナ禍の記録として書いときます。


 まず、マスク着用。3月半ばに『マスク着用は個人に任せる』アナウンスが政府から出てました。が、駅でも街中でも、取ってる人は殆どいなかった。これはコロナ禍と変らない。まぁ、花粉凄かったしね。外せないわ、あれは。  

 が、大きく変わったのは海外からの旅行者が急に増えてた事かな。今回通過した都市では、やっぱ東京、大阪、京都で多かった。京都は、コロナ禍以前の『壊れた京都』と評された人波に近かった。コロナ禍以前は、バスも定刻に走れないとか、日本語以外の言葉しか聞こえないとか、やたらコーヒー屋さんが増えているとか、そんな風で『壊れて』た。まさに、そんな時に近い人波の凄さでした。これは驚いた。皆さん、そんなに日本に来たかったの?! まぁ、桜の開花シーズンだったしね。東京の上野で入ったスタバなんか、見渡す限り店内の日本人客私だけ状態だったし。ここはNYかって位の多国籍な賑わいでした。地方のベッドタウン民は驚いただよ。びっくりよ。

 

 じゃあ、電車内での飲食はどうだったか。

 今回、特急やくもの乗車時間がお昼ごはんの頃合いだったので、電車内飲食は迷った。1度でいいから駅弁というものを食べてみたい欲もありました。何か、美味しそうなのよね。コンビニおにぎりとかだと、海苔が匂うかなぁとか。ビニールピリピリが目立つかなぁとか。いや、そもそも電車内で飲食はどうなのだろうと迷った。

 結局、新大阪で軽くお昼ごはんを済ませてしまった。で、大阪らしい物でミックスジュース、自分定番の水とグミを購入して挑んでみた(基本ビビリなので、これが精一杯)。

 岡山駅で特急やくもに乗り換えて席に落ち着いた頃、車内のあちこちから「プシュッ」と良い音がする。アルコール缶を開ける音! 「どういう事?! 」と周りを見渡せば、幾つものグループが席を向かい合わせにして会食のご準備をしていた。

 まぢか。 

 駅弁買えばよかったぁ。呑めるのかぁ。痛恨のミス。後悔しながらミックスジュースを啜る。

 まぁ、特急やくも、結構な揺れでしたからね。多分、私は駅弁食べてたら気持ち悪くなってたと思う。負け惜しみではない。断じて負け惜しみではない。

 帰りの新幹線でも、駅弁食べてた人は結構いた。のぞみの指定席でしたが、車内販売も何度か立ち止まっていた。

 結論。電車内の飲食もコロナ禍以前と変らない。盛り上がってる。駅弁、駅弁……食べたかった。


 

 あと、お財布のデジタル化。『チケット取ってみた』でも書きましたが、オンラインでの予約や決済が多くなった。ってか、殆どはオンラインで済ませてしまった。新幹線や特急のチケットはもちろん、どうしても行きたかった美術館チケットも、当然のようにオンラインで入手した。遠く離れた場所のチケットも、オンラインなら押さえておけるのは嬉しい。入場制限とかある場合、助かる。

 主な出費は決済済だから、お財布の中身も軽い。細かな飲食代は交通系ICカードで『ピッ』すればいいし。宿泊代も然り。

 しかし、困ったのが出雲大社参拝の時。お賽銭の小銭が足りなーい! シャリシャリと心許ない小銭入れの音と感触。行儀が悪いのは承知で、拝殿前からちょいと移動し、背を向けて小銭入れを覗く。銀色が数枚。賽銭箱は幾つだ。振り返って社殿を数えると、うん、まぁ、間に合いそうだ。何か、ケチってるみたいで申し訳ない。が、お札を入れる勇気はない。ゴメン、神様。

 でも、「チャリン」と小銭のみでは申し訳ない。出雲大社も遷宮があるので、ここは奉納しなければ。少しですけどね、お気持ちとあるので。神社によりますが、ホントに少しでも奉納すると絵葉書とか、近くの宝物庫の入場券が添えられたり、玉垣の中で参拝出来たりするのですよ。それは怖くてデキないけど。ビビリの私は。

 で、奉納の窓口へ行く。で、気付く。

 現金がない。いや、ある。あるが、諭吉と英世数枚のみ。あ、カードで……出来ないよね、うん。

 穏やかな雰囲気の窓口の神職さんと微笑みを浮かべながら挨拶しつつ背中に汗。

 やべぇ。ここまで来たら、もう引き返せない。

 えーーーと、こっから現金をどれだけ使うだろうか。土産物屋さんで買い物して、お昼ごはん食べて…交通系ICカードの残金、幾らだっけ。素早く頭の中で計算と目論見を立ててく。カードで何とかなるか?!

 コンマ数秒の思考の末に、平常を装い頭を垂れる。


 「少しですが奉納させて頂けますか?」

 「ありがとうございます。ではこちらに御名前をお願いします」(みたいな事を言ってた。もう、パニックでうろ覚え)

 

 ゴメンなさい。ここで御守りの諭吉とサヨナラするわけにいかないの。だから英世達、サヨナラ。神職さん、これっぽっちでホントすいません。

 仕事用の笑顔で何もなかったかのように記名をすまして奉納を終える。

 いや、変な汗かいたわ。

 旅行中の出費はほぼ決済済だしと、油断してた。最近、日常の買い物もカードだし。小銭入れも中身が貧弱。気付いたら、結構な割合でオンライン決済を利用してたし慣れてたんだなぁ。

 遠くの神社に行くのは旅行だし、そうなると現金を沢山持ち歩かない。奉納金もカード支払い出来ると便利だし、奉納しやすいんどけどなぁ。でも、分割払いってのも変だから、一括払いのみだな。

 伝統にはそぐわないかも知れませんが、日常に現金が少なくなってるのも事実。カード使用しても、人の性善に頼るナンバーの保全は神前ですから大丈夫だと思うし(技術的なのは解らないけど)。どうでしょう、これを読んでる神職の方。いらっしゃったら、是非にカード決済を検討して頂けると嬉しいです。

 と思ってたら、ニュースでましたね。

 名古屋の万松寺で「境内でカードでコイン購入してお賽銭やお土産に活用してもらう」とな。織田家縁の由緒あるお寺で(もともと前衛的で有名な寺ですが)、試みをしてくださるのは有り難い。どうでしょうね。新たな参拝の形が出来ていくかな。


 あと、サンライズに関して補足を。

 前回『乗ってみた』で揺れる事を強調してしまいましたが、あくまで私の感覚ですから。主観ですからね。ネットみると全然平気の人もいますから、「こんなに揺れるのは嫌だなぁ」と尻込みしないでほしい。いや、乗ってみたら酷くて「あの作者ヤロウ」と罵りたくなるかもしれませんが(笑)、それでもやってみなければ解らない。

 1つ言うならば、呑んでる人は多かったよ。

 米子辺りで車内探検にでかけたのですが、あちこちからアルコール臭がした。つまり、皆さん呑んでる。揺れて寝れないから呑むのか、とりあえず12時間の乗車時間を楽しむために呑むのか。その辺りは解らないが、とにかく呑む。これも1つの手かもしれません。『サンライズ』は別名『居酒屋サンライズ』と揶揄される時がありますが、なるほど納得。まぁ、12時間も乗車時間がありますからね。どう楽しむかは各人お任せ。

 ちなみに私は、出雲大社近くの和菓子屋さんでいちご大福と団子を買っといたので、それとコンビニコーヒーでキメました。むひひ。


 夜の車窓の風景は、ホントに素晴らしかった。

 山間にポツリと明かりが灯った一軒家。満開の夜桜。夜空に輝く北斗七星。その中を走っていく寝台特急。その全てに人が関わったストーリーがある。灯の下で食事をとっているだろう人の気配。そのインフラを整えて支えている人々の気配。どんな山奥でも道路があって桜を手入れしている気配。寝台特急の小さな部品1つ1つを丁寧に製造し管理し運行している気配。電車を運行する人々は、一定の水準の教育を受けていて、高度に求められる技術も心配りも当たり前に出来る人達で。様々な人達が歯車のように噛み合って、支え合って、今の瞬間が生まれているのを感じました。

 このご時世や社会を悪く言う人達もいますが、そんな人達も乗せて進むのが、今の時代。今の、この社会。

 それって、凄いと思うんです。是も否も、みーんな乗せて走ってるんですよ。ならば、少しでも心地良く走れるように、皆が過ごせるように、自分の出来ることはしていきたいな。お互いにね、ちょっとづつ融通して行けばね。


 最後は偉そうな事を書きましたが。

 とにかく、旅行はいいですね。ご褒美です。

 旅行先で親切にしてくださった方々。声をかけてくれた方々。様々な鉄道情報を教えてくれた鉄道ファンサイトの方々。もちろん、JRの皆様方。お世話になりました。(ホントに助けて頂いて、ありがとうございます)

 そして最後まで読んでくださった貴方。

 こんな初心者でも出来たから大丈夫です。もっと楽しんできて下さいね。

 読んでくれてありがとうございました。

これで終了です。

個人の記録ですが、最後まで読んでくださりありがとうございます。

また楽しい場所があれば、面白い経験ができれば、記録として書いていきます。

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