乗ってみた
普段は車で移動してる方向音痴の駄文です。
あまりにも電車慣れしてませんが、笑って読んでください。
来ました、山陰。今、目の前に広がるのは宍道湖。はぁ、ここまで長かった。
と、言うわけで。ここからは実際に行ってみたのを記録として書いとく。リアルタイムで書きてきます。想い出ってことで、思うままに。
さてさて。
前回のドタバタでGETできたのは、出雲市駅発東京行きのチケット。
そこで、今回の旅行の概要はこんな感じ。
先ずは新大阪駅へ。ここから岡山経由松江行。まず松江で一泊し、二日目は出雲大社周辺を観光してサンライズ出雲にて東京へ。東京から自宅へという、2泊3日の旅行です。
今回の旅行で、コロナ禍以前と大きく変わったのは、ネット予約とキャッスレスだろう。新幹線と特急の予約は、事前のネット予約だと割安。かつ、席の確保も確実。今まで新幹線での旅行はJRツアーズを利用してたから、事前の予約でココまで安くなるのを知らなかったよ。早得21など、1ヶ月前からの予約で40%近く安くなる路線もある。ナニコレ!
あとホテルも。今回利用したビジネスホテルにも早く予約すれば安くなるプランがあったので利用した。こうして早めの予約で安くなるの、知らなかった。
旅行会社のツアーって安いから、どうやって儲けてるのか疑問でしたが、こういう事なんですね。勉強になりました。事前のネット予約を使うと、ほぼ旅行会社のツアー価格と同じになりました。
さて。主なチケットはネット予約した。が、JR西日本の仕組みを少々書いとく。ここがねぇ、初心者で方向音痴の私は混乱した。
東日本の新幹線はチケットレスが進んでます。自動改札機に交通系ICカードを『ピッ』とするアレです。会員登録の際にクレジットカードと普段使ってる交通系ICカードを登録すれば、ネットで購入しといて自動改札機を『ピッ』で通れる。交通系ICカードを紙のチケット代わりにする仕組みだ。
けど、西日本では一部路線のみ。今回の山陰旅行では紙のチケットを駅で発券してから改札を通らなせればいけない。
さて、私はココで間違えた。
一日目は新大阪駅から新幹線で岡山駅へ。岡山駅で特急やくもに乗り換えて松江を目指すコースでした。新大阪駅を利用した人は、様子が分かるかな。中央改札口から出て、左手にずらーーっと人が並んでる場所があります。当日購入・前日予約の自動発券機です。そこも、3/1ほどはキャッスレス専用。時代だなぁ。そう思ってクレジットカードを機械に入れた。
そう。JR西日本で予約した場合は、発券する時に予約時に使用したクレジットカードを機械に入れないと発券出来ない! これ、結構忘れたり間違えて違うの持ってきてしまう失敗があるらしい。お気をつけて。
で、わたしはカードは間違えなかったのに、間違えた。中央改札口横の発券機では、岡山駅経由松江行きのチケットを発券出来ないのですよ。
理由は単純。中央改札口横の発券機はJR東海管轄だから! なにそれ! 画面に出るエラー文章を読んで、頭の中「? 」しかない。発券機は発券機だろう。何が違うのよ。とりあえず発券の人の波から離れて、通りの真ん中でキョロキョロしてると目に入った『JR西日本発券窓口』。アレか!
柱に隠れるように慎ましく開いた窓口。その外にある自動発券機に、前日にもメールで届いた番号を確認して入力。無事に発券出来ました。はぅ……。一安心したけど、帰りの東京駅でも大変なんじゃね?
東京駅発だと、JR東日本なのか、JR東海なのか。わかんねーー!
さて、ここまで宍道湖温泉駅から書いてきましたが、出雲大社前駅に到着します。
続きは、サンライズ出雲に乗ってから。
何故に、乗車時間が長い『特急やくも』で書かなかったのか。答は「揺れるから」。半端ないよ、スマホの画面見てると2行打つだけで、目眩がする。私、酔ったこと無いんだけど。乱気流で揺れる小型飛行機も平気だったんですが。
『特急やくも』、酔いやすい方はお薬忘れずに。
もうすぐ到着。ひとまずここまで。
さてさて。サンライズ待ち時間です。
方向音痴なので、目的地には余裕を持って辿り着けるようしてたら、時間が余ってしまった。
今いるのは、出雲市駅近くにあるお風呂屋さんです。ここ、ノンビリ出来るぅ。ランプの照明でね、温泉でね、親切ぅ。実はお風呂屋さん初体験。サンライズの中にシャワーはありますが、限られた水を使うためにシャワー券を販売してる。もちろん、鉄道ファンが並んで買うらしい。いやぁ、もう、部外者だからシャワー券まで並んで買うのは駄目だと考えた。そんな貴重な体験を、自分より大好きな人に譲らればね。というわけで、乗車前にサッパリ。脚ものびのび、ホッカホカ! 濁り湯で、お肌ツルツルになりました。ありがとうございます。
ついでに、横の居酒屋で小腹を満たす。さらにサンライズ内では車内販売がないので(小さな自販機のみ)、近くのコンビニでコーヒーやら調達。
で、乗ってみた。念願の体験。どうなるかな。
ここからは雨の上野公園で、ラテ飲みながら思い出すままに書いていく。
いざサンライズ乗車。
興奮で心拍数バックバクで、チケットに書かれた部屋へ行く。と、狭い部屋。『立って半畳寝て一畳』を具現化したような、宇宙船の小部屋のような。写真より狭く感じて、靴を脱いで簡易ベッドに横になる。すると天井まで曲線の窓になっているからか、さほど圧迫感はない。
ヘッドライトに、路線端の満開の桜が白く淡く浮かび上がっては後方へ消えていく。湖面に揺れる灯りが、少しづつ消えていく。
電車は松江を駆け抜け、山陰の山中へと入っていく。天頂は雲が切れて、闇に慣れた目に飛び込むのは北斗七星。柄杓の形は大きく傾き、春を零している。室内灯を消して、真っ暗な中に自分と北斗七星。揺れに任せて耳元で『くるり』のアルバム『phiiharmonic or die』を大きめで流す。プラネタリウムより、近く感じる星々。まるで世界の中心になったような、地球を背に感じるような、妙な錯覚に包まれる。
小説にあるような、友と語り合うシチュエーションじゃない。けど、これはこれで最&高。読み倒そうと文庫本2冊持ってきて1ページも広げれなかったけど、これも良し。車窓の景色が、何よりのご馳走だった。
で、今は東京駅の新幹線ホームです。お家へ帰ります。
今の現状は、寝不足。あと下車して半日ですが、まだ体が搖れてる感覚です。参った。2階の部屋だったので、音もイヤホンしたら気にしないように出来る程度だったのですが、サンライズ乗車中に書くことが出来なかった。興奮もあったけど、座った状態では揺れが大きい。具体的に言うと、例えば『コンタクトレンズが装着出来ない』ぐらい。レンズを落とすか、目玉に指を突き刺すか。大袈裟かな。お化粧で両足を踏ん張っても眉毛を書けない揺れ、といえば通じるか。
結構、子供連れもいたし、年配の方もいた。だから、まぁ、私が軟なのかな。無茶ってほど、無茶じゃないよ。
迷ったら、やってみてほしい。先延ばしにしてたら、何もできなくなる。今を充実させて、最高にして、明日を頑張っていかなくては。
さあ、現実に戻ります。
皆さんも、是非にお試しあれ。
次回、4月8日 土曜日に更新予定。
最終回 旅のまとめ です。