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炎が織り成す仕返しのダントファング  作者: れんも と くろぱん
第1章 ダントファング ~ 始まり~
9/10

白熱…?した戦い

だいぶ間が空きましたが書き終わりました。

下からのやや大振りな斬り上げ、それを剣の腹で逸らしてそのまま弱い突き気味の斬撃を入れる、だがやはり勢いのない突きは騎士の紫がかった鎧に掠めることなく弾き返された。


その瞬間


「燃え尽きろ!シャーマ!」


僕が生み出した火炎がイグニートよりも遥かに大きく、そして強く燃え盛り騎士にまとわりついた

その炎は純白の骨にまとわりつくだけに収まらずところどころを真っ黒に焦がした、

しかし魔力が尽きたかのように突如バッと炎は消えてしまった、もしかしたら目の前に立っている骨騎士も炎に耐性を持っているのかもしれない、となれば勝ち目は薄い、それでも僕の方が炎耐性は強い、それなら…


「聖なる炎よ!悪を燃やし尽くせ、シャーマサグラード!」


この魔法もまた初めて使う魔法、そして同じく詠唱も極限まで短く、こして高火力になるように完璧に構成された炎と光に弱い敵に対してなら最強となりうる魔法。


その純白の炎は骨騎士を包み込み、そのまま浄化してしまうのでは と不安になるほどの勢いで鎧と骨の一部を消し去って行った


発動してすぐ魔力供給をやめたのにも関わらず長い間骨騎士を燃やし続けた、



しばらくして炎が消えると、骨の騎士は完全に動けなくなってしまった、

体内の魔力をほとんど使い切ってしまった僕も同じように動けなくなったから誰かが起きるまで僕も何も出来ないんだけども


ノアさん達が起きたら僕が倒したということを自慢してやろう、と思いながら骨騎士がかっこつけたセリフを言ってたのにすぐ倒しちゃったなぁと思いながら魔力切れの気だるさと睡魔に襲われてそのまま眠りについてしまった





ふと目が覚めた。ただなんだか嫌な予感がする。甲高い声で何か言っている人がいる。


「ねぇなぁんで!?ねぇどうしてかっこいいセリフ言った直後に倒しちゃうの!?」


骨騎士さんご愁傷さまです、


そんなことを心の中で呟いてそっと体を起こした


「「あ、起きた」」


ノアさんとエイリリアの声がハモった。


そしてその直後、骨騎士が威勢よく飛びかかって、僕に馬乗りになった


「ねぇなぁんでだよ!なぁんであんなにすぐ倒しちゃうのさ!!!」


凄く怒っているらしい。

せっかくかっこいいセリフが台無しになったんだから当然なのかもしれない。


どうしよう、どうやって黙らせよう

こういう時はやっぱり殴るべきか?


僕がひたすらに悩んでいると、エイリリアが骨騎士の後頭部に光魔法をべしっと叩き付けた


嫌な予感がした。

骨騎士が立ち上がってエイリリアの方を見た瞬間に全力で距離をとった。


エイリリアと骨騎士が睨み合っている、

今にも殴り合いそうなくらいにバチバチと視線を交わしている、怖い。


怖いが正直ここからどうなるかが気になって仕方ない


「貴様、何様のつもりだ」


骨騎士がエイリリアにそう問いかけた

きっとエイリリアもかっこいい返答を…


エイリリアは頬を赤らめた。


エイリリアさん?

一体どういうことだ


「エイダートさんエイダートさん」


いつの間にか隣に居たノアさんが耳打ちしてきた


「エイリリアさんはエイダートさんのことが好きなんですよ、なので馬乗りになってた骨騎士の方が羨ましかったんだと思います」


思わず苦笑いしてしまった。

特に馬乗りになってた骨騎士が羨ましかったのところ、エイリリアはロリっ子に見えて痴女なのかもしれない。


「まぁ、今は争っていても仕方ありません、取り敢えずはこいつの処分をどうするかです」


僕は骨騎士を親指で指して、精一杯の悪い顔でそう発言する


「あら、その顔…純粋な顔ねぇ…」


骨騎士が僕の親指に身のない口でしゃぶりつこうと____


また骨騎士がエイリリアに後頭部を光魔法でしばかれた

しかも強めに。


「 イッッタい! ねぇなぁんですぐ暴力ふるうのォォ?!」


「エイダートさんにそういうことをしていいのは私だけですよ!」


どこからともなくノアさんがそんなことを言ってきた。

ノアさんも骨騎士と同じように叩かれたらしく、小さな悲鳴を上げてどっかに転がり逃げていった。


骨騎士とは違って実に可愛らしい逃げ方だ

和む。


にしても、本当にこの骨騎士はどうしたら良いのだろうか


話し合えば分かり合えそうな敵ではあるが、人を殺めたのは事実


それに魔王の幹部である。

そりゃもう重罪である事には変わりないので、もし僕達がここで「仲間になろう」と言って仲間になった瞬間、僕達は人類の敵みたいなものだ。


こういう時いったいどうすれば…


どうやら無意識のうちに明らかに悩んでいます という素振りを見せていたらしく、骨騎士がすっと口を開いた


「貴様、我に許しを与えようと思っておるのか?」


どうやら僕は思考が顔とかに出てしまうらしい


「そうです」


正直に言った。

もうどうにでもなれ


「…我はそなたらの許しは受け取らぬ、

だが今回だけは退いてやろう」


次会った時は絶対に消すと言わんばかりの気配を纏って僕らにそう言い残し、夕日に向かうように徒歩で帰って行った


「徒歩で帰るの、大変そうだね」

「情緒不安定な人でしたね」


最後の最後で思わず吹き出してしまった。


「僕らも帰りますか」


「そうだね(ですね)」


最後まで読んで頂きありがとうございました!

だいぶ時間が空いてちょっと内容忘れかけてましたがとりあえずこれで投稿しておきます

これからもおりふぁんをよろしくお願いします

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