〜水神龍討伐戦・ぜんまいファミリー〜
〜水神龍討伐戦・ぜんまいファミリー〜
水神龍と縄張り争いを繰り広げる帝王烏賊。
上級モンスター二体が現れるという異常事態に混乱するキャリームたちの目の前に、一人の少女が立ち上がった。
「自己紹介が遅れて申し訳ありません! あたしがシャエムー・グードゥ本人です! 水神龍と帝王烏賊が争っていて皆様が手が出せないなら! 帝王烏賊はあたしが一人で討伐して見せます!」
絶句しながら口をぽかんと開く冒険者たち。
間抜けに口を開く冒険者たちの中で、ラオホークだけは目の色を変えた。
鈴雷は動揺しながらも小さく頭を振って、自分を落ち着かせてから少女にゆっくり近づいていく。
「ええっと………迷子っすかね? お姉さんたちは今からとっても怖いモンスターと戦いに行くんすよ? 危ないからお船の奥にある頑丈なお部屋に避難しなきゃダメっすよ!」
鈴雷が顔を引き攣らせながら少女にそんな言葉を投げかけた。
急な出来事で立ち尽くしていた龍雅たちは、鈴雷の発言を聞いて慌てだす。
「ちょ! ちょちょちょちょちょ鈴雷ちゃん! その子は本当に………」
「シャエムー・グードゥさん! 人前に出るのはあんなに怖がっていたはずです! 大丈夫ですか?」
貂鳳と龍雅がシャエムー・グードゥを名乗る少女に慌てて近づいていく。
未だに怪しい目つきのラオホークと呆然としている韻星巫流を置き去りにして、戦艦の展望デッキはさらに混乱し始める。
そんな冒険者たちを見て大きなため息をつくキャザリー。
「全く。 あなたがこの木偶人形を操っている本人だったのね? 意外と小さい子ね?」
少女よりほんの少しだけ身長が高いキャザリーが、そんな事を呟きながらシャエムー・グードゥ本人に近づいていく。
「木偶人形ではありません! コードネームはグランドファーザー。 名前はオジ様です!」
「確認だけど、『オジ』が名前なのよね? そんなことよりなんであなたずっと隠れてたわけ?」
グランドファーザーに目線をやりながら問いかけるキャザリー。
その問いかけに対してシャエムー・グードゥは気まずそうな顔をする。
「キャザリー様は、あたしのことを見てなんとも思わないんですか?」
キャザリーはシャエムー・グードゥ一瞥し、目つきを変えた。
「思うこと? あるに決まってるじゃない! ありすぎて何から聞こうか迷うくらいよ!」
その一言で顔をこわばらせ、怯えた表情を見せるシャエムー・グードゥ。 全身緑糸の皮膚にギザギザの歯、見るからに小鬼と血が繋がっている魔族。 魔族は今でも酷い差別を受け続けている。
闘技大会が行われ、どるべるうぉんとどろぱっくの試合が行われてからは少しだけ改善しているが、それでも植えついた差別の概念は簡単に払拭することはできない。
龍雅が慌ててキャザリーを止めようとするが、キャザリーは気にした様子も見せずに口を開いた。
「それじゃあ聞かせてもらうけどこの木偶人形………失礼。 グランドファーザーは鋼鉄兵器の構造をもとにあなたが改良を加えたのね! 素晴らしいわ! どんな構造なのかもっと教えなさいよ! それからあなたはどんな指示を出してグランドファーザーを操っているの? 雷属性の魔法? それとも地属性の魔法? さあ! 教えてちょうだい!」
鼻息を荒げながら顔をずずいと近ずけるキャザリー。
シャエムー・グードゥは彼女の反応が、予想していた反応ではなかったのだろう。 ぽかんと口を開いて呆然と立ち尽くす。
「あなたは私の肌の色を見て、醜い歯並びを見て………なんで気味悪がらないのです? いや、あなただけではない。 この場にいる皆さん、なぜ私を微塵も拒絶しないのです? 普通心の底では私を醜いと思うはずです、あなた方の視線からは、不思議とそれを全く感じない」
一人一人の顔をゆっくりと見ながら、シャエムー・グードゥは不思議なものを見るような目で呆然としていた。
シャエムー・グードゥのそんな様子を見たキャザリーは再度大きなため息をつく。
「はぁ、そんなくだらない事今頃聞かないでちょうだい。 でも私がその質問に答えたら、グランドファーザーのことをもっと教えてくれるのかしら?」
こくこくと素早く頷くシャエムー・グードゥ。
それを確認したキャザリーは、小さく鼻を鳴らしながらこの場にいる冒険者たちに視線を向ける。
「どこかのキザ男が言ってた言葉を借りるなら、この場に愚か者はいないってことよ? 本当に優秀な人間は、人を生まれや見た目で判断しないらしいわ? つまり私たちがあなたのことを気味悪がらないのは、ここにいる全員が超優秀な冒険者だからよ? これで納得したかしら?」
キャザリーの偉そうな説明を聞いて、呆れたように笑いながら全員がゆっくりと頷く。
優秀な冒険者たちの温かい視線を集めたシャエムー・グードゥは、俯きながら鼻を啜る。
「そう言うもの、なんですか? だったらあたしは、あなたたちの前で………勇気を出してよかった」
ぼそりと誰にも聞こえないような声で呟くシャエムー・グードゥ。 そして次の瞬間、彼女を中心に膨大な魔力が膨れ上がる。
桁違いの魔力量に驚愕する冒険者たち。
驚く冒険者たちの中を、先ほどとは比べ物にならない目つきでゆっくりと歩きだすシャエムー・グードゥ。
その瞳からは決意、勇気、感謝、感動、尊敬………見ているだけで、心の底から肯定的な感情が滲み出る。
「今の私は、誰にも止められないです。 優秀な冒険者様たちのために、この力———存分に奮って見せましょう!」
シャエムー・グードゥがボロボロのローブをひるがえすと、腰のベルトについた九つのぜんまいが光を反射させる。
「ぜんまいファミリー! おしおきの時間です! 目の前で喧嘩をしているモンスターたちにおしおきしてきてください!」
号令と共に九つのぜんまいを天高く投げると、空中でぜんまいが九人の鎧騎士に変形する。
変形した鎧騎士たちはグランドファーザーの後ろに着地し、十色の色鮮やかな鎧騎士の小隊が完成する。
「あれが、シャエムー・グードゥの本気」
鎧騎士たちに見惚れるように、ボソリと呟くラオホーク。
ラオホークは怪しい目つきでいつの間にかシャエムー・グードゥの真横に移動していたが、誰も違和感を感じていないようだ。 そしてシャエムー・グードゥが指を弾く。
性格に言えば指を鳴らそうとしたようだが、かすって間抜けな音が響いた。 しかしそれを合図に海に飛び出す十体の鎧騎士。
海にセットされているサーフボードに全員が乗り込むと、水飛沫を上げながら水神龍たちが戦う戦場へ一直線に向かっていった。
十本の足を高速でうねらせ、水神龍と襲う帝王烏賊。
対抗するように水神龍も体の周りに水の塊を作り出し、水塊の中心から鉄砲水のような威力で水を放つ。
鉄砲水に直撃した帝王烏賊は、身体中に穴を開けるが一瞬で再生する。
帝王烏賊の脅威は高速で繰り出される足の攻撃や、黒い煙を吐いて視界を遮る煙幕ではない。 圧倒的な再生速度だ。
足を切り落とせば一瞬で生え変わり、頭を落としても何事もなかったかのように新しい頭が生えてくる。
切り落とされた体の一部は水に変わり、帝王烏賊の体内に戻っていく。 現在わかっている限り、再生を止めるには高温で熱するくらいしか対処法がない。
実際に星ランクの紅焔が単騎討伐をしたと言う報告があるが、このモンスターの詳しい素性はわかっていないのだ。
恐らく体の九割以上が水でできている流体のため、打撃はほぼ意味を成さないのだろう。
水神龍が何度も帝王烏賊を超高水圧の鉄砲水で攻撃しているが、一向に動きが衰えない帝王烏賊。 対する水神龍も表皮を覆う群青色の硬い鱗で、帝王烏賊の攻撃をもろともしていない。
一進一退の攻防が続く二体の間に、カラフルな彩りをした十体の鎧騎士が、サーフボードを巧みに操りながら割り込んでくる。
二体の標的は一瞬にしてその十体の騎士に切り替わった。
帝王烏賊の足が鞭のようにしなり、割り込んできた十体の鎧騎士を叩きつけようとする。 しかし鎧騎士たちは軽い身のこなしで帝王烏賊の足をひらりとかわした。
その光景を目の当たりにして興奮し始める韻星巫流。
「あの鎧騎士たちは本当に傀儡なのですか! あのなめらかな身のこなし、鋼ランク冒険者と比べても遜色ない! まさに達人級! 一体どのような仕掛けで………」
「落ち着きなさい韻星巫流! この機会にあの能力をよく見なさい。 あれは恐らく地属性魔法で作り出した合金の鎧。 硬さと軽さを細かく調合してあの形にしているはず。 それとあの動きは正確に言えば傀儡とは大違いよ。 彼らは恐らくシャエムー・グードゥさんが作り出した人工脳に出された指示をもとに動いているんだわ!」
冷静にシャエムー・グードゥの能力を分析するキャザリーの言葉を、真剣な眼差しで聞いている韻星巫流。
「鋼鉄兵器と原理は同じよ。 核となる部分があり、そこに出された電気信号を元に自動で行動をしている。 電気信号を全身に送るために電気の通り道も複雑に配線してるはずよ。 あの技術は誰にも真似できないでしょうね。 それでも、魔法の可能性は無限大なの! 勉強になるはずだからしっかりと目に焼き付けておきなさい」
「はい………師匠」
先ほどまで大騒ぎしていた韻星巫流は真剣な眼差しでぜんまいファミリーの動きをじっと見ている。
そんな二人の元にシャエムー・グードゥがトコトコと歩いていく。
「まさか見ただけでほぼ全て見透かされるとは思いませんでした。 さすがキャザリー様。 天才と呼ばれたあなたの知識はとてつもないです!」
「シャエムーちゃん! この子今はドンマイ少女ってあだ名の方が有名なのよ!」
ひょっこりと現れた貂鳳が、キャザリーの頭をガシガシと撫でながらシャエムー・グードゥに微笑みかける。
「貂鳳? あなた最近ウエスト周りが三センチ増えたわね。 スリットから見える太ももがハムみたいにならないか、私は心配でしょうがないわ?」
「ごめんって! キャザリーちゃんなんで人が嫌がることを的確に言い当てるのよ!」
お腹を両手で押さえながら、涙目の貂鳳が叫ぶ。
「まあ貂鳳が最近太ったって話は私にとってはどうでもいいわ。 そんなことより作戦を説明するわよ! キャリームさん、私がさっき拠点で揃えたものを持ってきて!」
「着火魔具と細長い筒ですよね? これ、なんに使うんですか?」
首を傾げながらもキャリームは頼まれた道具を持ってくる。
「韻星巫流にやって欲しい事を、わかりやすく伝えるための道具よ? そんなことよりこの作戦はラオホークと龍雅、あなたたちの連携が鍵よ? 虎宝もかなり疲れると思うから気合い入れなさい?」
腕を組みながらニヤリと悪人面で口角を上げるキャザリー。
そんな彼女を横目に見ながら龍雅はボソリとつぶやいた。
「だから、なんでお前が仕切るんだ?」
作戦の概要を伝えられ、準備に駆け回る冒険者たち。
龍雅と貂鳳、ラオホークは潜水服を着ながら今なお戦い続けているぜんまいファミリーに視線を送る。
「それにしても、自動で動く人形があの身のこなしか………前衛で戦う私たちはいつか仕事がなくなるかもな」
「いやいや、シャエムーちゃん言ってたもん! ぜんまいファミリーの動きは私の立ち回りを参考にしてるって! だから少なくとも私の仕事は無くならないはずよ!」
貂鳳の言葉を聞いて苦笑いを浮かべながら潜水服に手を伸ばす龍雅。 するとラオホークは不思議そうな表情で龍雅を凝視した。
「龍雅、その潜水服は女物だ。 なぜかこの場に男物の潜水服がない。 キャリームさんは間違えてしまったのだろうか?」
真剣な表情でラオホークが声をかける。
手を伸ばしたままぴたりと固まる龍雅。
「ラオホーク、場を和ませようとしてわざと言ったんだよな? 分かってて言ったんだよな? なぁ?」
首をかしげるラオホーク。
そしてラオホークの視線に写っているのは、龍雅の後ろで必死に声を抑えて笑っている貂鳳。 しかし龍雅は眉をひくつかせながらラオホークをキッと睨みつける。
「まさか、私が男だと思っているのか?」
何かを察したかのように、ダラダラと汗を流しながら目を泳がせるラオホーク。
「あ、その………すまん」
「ちょっと待て! それは何に対する謝罪だ! 私を男と思ってたことか! それとも場を和ませようとして言ったにもかかわらず、私が予想以上に怒ったことに対する謝罪か! どっちだ! 詳しく教えろ!」
飛びかかって行こうとする龍雅を、笑いを堪えながら羽交締めする貂鳳。 しかしそんな三人が目についたキャリームは、ずかずかと歩み寄って行き超至近距離で拡声器に怒鳴りかける。
「こんな時に何遊んでるんですかぁ! 準備ができたんなら早く向かう!」
耳を塞ぎながらトボトボと海に飛び込んで行く三人を見て、シャエムー・グードゥは楽しそうに笑った。
水神龍、帝王烏賊、ぜんまいファミリーの三つ巴の戦いは膠着状態にあった。
ぜんまいファミリーは全員が両刃の片手剣に高圧電流を流し、超高温にした状態で帝王烏賊を切り刻む。
切り刻まれた帝王烏賊は熱のせいで再生できず防戦一方へと切り替わるが、帝王烏賊を攻撃して隙ができたぜんまいファミリーは、水神龍が口から放つ水ブレスで両断される。 そしてその隙を帝王烏賊が見逃さずに、水神龍へ攻撃をする。
両断されたぜんまいファミリーもすぐに元の姿に再生し、戦線へ復帰する。
帝王烏賊に殴られる水神龍も大してダメージがないように見えるため、帝王烏賊が唯一ダメージを蓄積してはいるものの微々たるものだ。
帝王烏賊が攻撃に出ようとすればぜんまいファミリーの反撃を受け、ぜんまいファミリーが帝王烏賊に攻撃を仕掛ければ水神龍に襲われる。 水神龍がぜんまいファミリーを襲えば、帝王烏賊の攻撃でバランスを崩す。
三つ巴の戦いは一向に展開が動かない。
お互いがお互いを睨み合っていたその時、遥か彼方から超高速で近づいてくる風切り音が響く。
薄緑色の風の塊が水神龍の頬に直撃し、大きくのけぞりながら苛立たしげに鳴き声を上げる。 隙を見せた水神龍に足を数本伸ばす帝王烏賊。
水神龍は帝王烏賊の足による往復ビンタと遠距離狙撃によって大きな隙をみせた。
その瞬間、水中から白い煙が黙々と上がりだし、二つの影がバランスを崩した水神龍に接近する。
二つの影は瞬く間に水神龍に飛び乗り、武器を振るった。
水神龍は鱗の隙間を器用に刻まれ悲鳴をあげる、反撃とばかりに水塊から無数の水弾を乱射した。
二つの影は乱射される水弾を軽々しくかわすと、絶妙なタイミングで到着したサーフボードに戻りながらお互いに声を掛け合った。
「鱗の隙間は意外と柔らかい。 鱗を剥がすことができれば楽に討伐できそうだ!」
「こんなに大きいと、熊さんの時みたいに内部破壊はきつそうね! 龍雅が大活躍しちゃいそう!」
お互いに声をかけ合いながら、再度水中に消える龍雅と貂鳳。
水神龍は煙で視界を遮られたことで帝王烏賊とぜんまいファミリーを見失う。 辺りを警戒しながらその場から大きく後ろに移動を始めた。
しかし煙が晴れると、そこにはすでに帝王烏賊やぜんまいファミリーの姿はなく、水中に消えていった龍雅と貂鳳も上がってくる様子はない。
水神龍は先に水中に潜った龍雅と貂鳳を対処しようとしたのだろう、大きく身をうねらせて頭から水中に潜ろうとした瞬間、なんの前触れもなく体の横に小さな火がついた。
ちらりと宙に浮いた火の塊に視線を送ったが、特に気にかけもせずに海に潜ろうとした。
だがその小さな炎は、一瞬にして巨大な炎の竜巻となり水神龍をすっぽりと覆ってしまう。
炎の竜巻に閉じ込められ、絶叫を上げる水神龍。 そしてその竜巻に、海上移動用のサーフボードで近づく二人の冒険者。
「大成功ね韻星巫流。 あの実験わかりやすかったでしょ? 次は氷の礫を大量に作って竜巻に放り込みなさい。 竜巻を小さな魔力で作り出すコツはもう掴んだでしょ?」
「はい師匠! まさかこんな小さな魔力でこんなにもとんでもない火力を出せるとは思いもしませんでした!」
炎の竜巻を見上げながら、動揺する韻星巫流。
「こんなのまだ序の口よ。 いい? 氷の竜巻を作ったらそれをあの炎の竜巻と合成しなさい。 それが成功したら障壁魔法をうまく使って空気を圧縮、私たちの目の前にすぐに用意。 この空気の壁が遅れたら多分私たち、死ぬわよ?」
ごくりと喉を鳴らしながら、ゆっくりと頷く韻星巫流。
「安心なさい? あなたは空気の圧縮はうまくできてたんだから、むしろ氷の竜巻が作れるかの方が心配よ。 帝王烏賊の方は恐らくシャエムー・グードゥさんに任せていいと思うから、残存魔力は気にしないでガツンとやっちゃいなさい!」
キャザリーの後押しを受け、目を閉じて縦琴を弾く韻星巫流。
灼熱の竜巻が皮膚を焼くように熱を発する中、背中からは凍えるような冷気が立ち込み始める。
無数の氷の礫を回転させながら、淡い水色の竜巻が上がり始める。
「ふふ、無数の氷の礫を竜巻で高速回転させることにより、急激に辺り一体の気温を下げる。 さらにその竜巻には氷の礫も数えきれないほど混ざっているのだから、中に入るってことはからだ全身に散弾銃を連射されてるのに等しいわ……… 強い、強すぎるわ! やっぱりあなたは天才よ! 韻星巫流! さぁ、不可能を可能に変えてごらんなさい!」
小さく頷いた韻星巫流は氷の竜巻に手をかざし、ゆっくりと炎の竜巻に近づけていく。
生死の間際にいるにもかかわらず、なぜか上機嫌なキャザリーがワイワイ騒ぐ中、炎の竜巻と氷の竜巻が触れ合いひとつになる。
すると次の瞬間、想像も絶するほどの大爆発音が海域全体に響き渡った。




