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ナンパなんてしてないでクエスト行ってこい!  作者: 星願大聖
激闘! 滅階級モンスター討伐戦
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〜火山龍討伐戦第五陣・仮初のナンバーワン〜

〜火山龍討伐戦第五陣・仮初のナンバーワン〜

 

 火山龍の遥か上空、銀河ギャラクシーとぷらんくるとんはワイヤーを片手に合図を待っていた。

 ワイヤーの片側は杭につながれているため、火山龍の首の上を跨ぐような位置でぷかぷかと浮いている。

 

 「なあ、鉄ランクのお前、確か名前は………ぷくぷくぷるるんだったか?」

 「ぷ・ら・ん・く・る・と・ん!なのです! 八頭蛇ユイルクセルパにとどめを差したと噂のぷらんくるとん! なのです! 『ぷ』しかあってないのです!」

 

 頬をふくらませているぷらんくるとん。

 銀河はこめかみをポリポリかきながら一言謝罪して、火山龍を見下ろした。

 

 「ここだけの話なんだが。 俺は高いところがあまり得意ではないのだ。 だからこのワイヤーをお前に託してすぐに帰りたい」

 

 突拍子もなくそんな事を言われて、何言ってんだこいつは? とでもいいたそうな顔でため息をつくぷらんくるとん。

 

 「ギャラクシーさん。 まさか高所恐怖症なのです? せっかく空飛べるし近接も中距離もできる強み台無しになってしまうのです。 せっかくだしこの機会に治せばいいと思うのです」

 

 銀河は目を見開いてぷらんくるとんに寄っていく。

 

 「もう一度! もう一度言ってくれ!」

 

 あまりの勢いに、驚いたぷらんくるとんは頬から一筋汗を垂らしながら、おそるおそる口を開く。

 

 「だから、ギャラクシーさんは………」

 「お前はなんて素晴らしい冒険者なんだ! この私をしっかりとニックネームで呼ぶとは! 最初にお前の名前を間違えたこと、深く………深く謝罪する! 名前を間違えられる苦しみを最も理解するこの私が! 他の冒険者の名前を間違えるなど言語道断だ! ほんっとうに、ほんっとうにすまなかった!」

 

 涙目で頭を下げる銀河。

 ぷらんくるとんは困った顔で後方で拡声器を肩に担いでいたクルルに視線を送り、心の中で思った。

 

 (この人、めんどくさいのです〜。 早く合図上がってほしいのです〜)

 

 

 

 現在火山龍は、視力を失い四肢も破壊された上に背中に背負った火山も活動していない。 マグマを貯める為の火口が電磁砲によって抉られているのだ。

 よって最後の足掻きとして唯一動く首を地面に叩きつけ、攻撃しようとしている冒険者たちを近づけまいと必死の抵抗を見せているのだ。

 

 第五陣の指揮を任されたクルルは度重なる地響きと轟音の中で、ぬらぬら、龍雅の冒険者内で最も早いとされる二人が配置につくのを確認し、くりんこんとラオホークに視線を送る。

 杖を地面に刺し、くりんこんは一定量のセメントを作り出す。 このセメントを作る作業は少し時間がかかるが、今回使う量はさほど多いわけではない。

 

 「念のため多めに作っておきます。 私の残存魔力で作れる限りの量を用意すれば足りるはずです!」

 「よーしわかった! あとはラオホークだな? 準備はいいかゴラァ!」

 

 まだ固まっていないセメントを体の周りに浮遊させ、準備が整った事をクルルに知らせる。 クルルは髪を解いてから語調が荒い、というかガラが悪い。 まるでスケバン受付嬢とでも言わんばかりの風格をまとっている。

 

 そんな彼女から指示を受けたラオホークは、何事もなかったかのような無表情のまま杖であるたキセルを抜いて魔力を練り始めた。

 金ランク冒険者で煙を操るラオホークは猛毒を帯びた煙を生成することができる。 毒煙の影響を受けないのは術者であるラオホークただ一人。

 そのため他の冒険者たちはラオホークから距離を取った。 ラオホークが作る毒は単純なものだ。

 

 高密度の二酸化炭素、この猛毒は血液が流れる全ての生き物に害をなす。 無論火山龍も例外ではない。

 魔力がたまり、準備が整ったラオホークはただ一言だけ告げた。

 

 「初めてくれ」

 

 その一言を聞いたクルルが赤い狼煙を上げる。

 それを確認し、上空に待機している銀河とぷらんくるとんはワイヤーを持って地上に降りる。

 二人はぬらぬらと龍雅が待機する地点に到達すると、ワイヤーは必然的に火山龍の首上部にまとわりついた。

 

 空から降りてきた二人は巻き取り機にワイヤーをセットせずに、少し引いて様子を見る。 後頸部にワイヤーの感触を感じ、地面に首を叩きつけるのを止める火山龍。

 

 一度ワイヤーで首を押さえつけられている火山龍は咄嗟に口を開いて威嚇した。 口を開いてしまった時点で、全員が作戦の成功を確認しているとは知らずに。

 

 すぐさまフェアエルデは大地に手を置く。 すると無数の岩が大地から競り上がり、火山龍の口を閉じれないようせき止める。

 火山龍は慌てて口を閉じようと顎に力を加えたが、歯が欠けてしまっているせいで岩を砕けない。

 

 第三陣のぺろぺろめろんが火山龍の歯を砕いたのは結果的にかなりの功績となったのだ。 ラオホークは大きく開かせれた火山龍の口にキセルを向けた。

 するとラオホークの全魔力を使った毒煙が、一瞬で火山龍の口の中に流れていく。

 ラオホークが貯めたていた全魔力を凝縮した猛毒の煙を、文字通り一瞬で。 それを確認したフェアエルデが火山龍の口を塞いでいる岩を崩した。

 口を閉じようと力んでいた火山龍は岩が崩れた瞬間勢いよく口を閉じた。 口内に猛毒の煙を含んだまま。

 

 咄嗟に吐き出そうとするが既に遅い、くりんこんが作り出したセメントが口と鼻をすぐに覆ったからだ。 猛毒を口に含み、口と鼻をセメントで固められた火山龍は暴れ出す。

 首を振り上げて大地を叩こうとした瞬間、火山龍の首の下を二つの影が横切った。 ワイヤーを掴んだぬらぬらと龍雅だ。

 二人は火山龍の首の下をくぐり抜け、ワイヤーをぷらんくるとんに渡す。 わずか一秒にも満たない早業。

 

 ワイヤーを受け取ったぷらんくるとんは再度空に飛ぶ。 この瞬間、ワイヤーは火山龍の首を一周したことになる。

 つまり………

 

 「野郎どもぉ! ぷらんくるとんが火山龍の首をワイヤーで括ったぜ! あとはこれを全員で引いて! 全身全霊の力で、あのクソドラゴンの息の根止めんぞ!」

 

 クルルの号令が響き、全冒険者たちがぷらんくるとんの元に走る。 そして、ワイヤーの一番先頭には、ぺろぺろめろんと虞離瀬凛グリセリン

 冒険者たちの中で最も力に自慢がある二人の後ろに、ゾロゾロと他の冒険者たちが集まっていく。

 

 「ぺろぺろめろんさん! 私は毎日タンパク質を八十グラム摂取している! 遅れを取るつもりはありませんぞ!」

 「おお! 望むところじゃん! うちもここに来るまでに豚肉四百グラム食べてきたんだからね!」

 

 二人がワイヤーを引いた瞬間、火山龍の首を一周していたワイヤーが皮膚にめり込む。

 火山龍は引っ張られまいと抵抗するが、全冒険者だけでなく、その場にいた土木工事のお兄さんたちや受付嬢までも加わってそのワイヤーをめいいっぱい引いている。 まるで火山龍対全冒険者による綱引きだ。

 

 一番背の高いものが一番後ろになるよう順番もキャザリーの計算によって、最も力が加わる並びになっているのだ。 火山龍は必死の抵抗を見せるが、抵抗する力が弱まっていく。

 ラオホークのニ酸化炭素による毒も効き始めているのだろう、その上くりんこんに口と鼻を塞がれたため呼吸もできない。

 そして極め付けはワイヤーで首をものすごい力で絞められている。 硬い皮膚のおかげでワイヤーで首を切られないかもしれないが、その分苦しむ時間も長くなっていく。

 

 徐々にワイヤーにかかる抵抗も少なくなり、必然的に冒険者たちがワイヤーを引く力が強くなる。 火山龍の首にめり込んでいくワイヤー。

 そしてゆっくりと火山龍の首は地に臥していく。 そのタイミングでワイヤーを引いていたセリナが声を上げた。

 

 「ぷぷるんさぁぁぁん! 火山龍の魔力動いてますかぁぁぁ!」

 

 全身をプルプルと震えさせながらワイヤーを引くセリナは、額に血管を浮き上がらせ、顔を真っ赤にしながら大声で呼びかける。

 

 「魔力に動きはありません! もう、火山龍がかわいそうなので早く楽にさせてあげてください!」

 

 ぷぷるんの返事はなぜか涙ぐんでいた。

 セリナはそのセリフを聞いて、ワイヤーを引く力は弱めずに一人で考える。

 

 ———可愛そう、確かに可愛そうだ。

 

 確かに考えてみればそうだよなぁ、この火山龍がたまたま歩く先に私たちの王都があって、放っておけば踏み潰されて王都が滅んじゃうからこうして討伐してるだけで、こっちから攻撃仕掛けない限りやり返してこない比較的温厚な龍だもんなあ。

 

 火山龍が人間だったとしたらこういうことだ。

 ウキウキお散歩してたらいきなり蟻の大群に爆弾投げられたり槍で突かれたり、腕まで切り落とされて挙句の果てには目を潰されて毒飲まされて首絞められてるんだ。

 

 考えてみれば私たちが悪役のようじゃないか。

 しかし、可愛そうかもしれないがこの火山龍を放っておけば王都の数え切れない人が踏み殺されてしまうし王都の途中にもたくさんの村や街がある。

 ここで情けをかけて方向転換させようとしたところで犠牲者が増えるだけだ。 ここで討伐しなければ多くの命を失うことになる。

 

 私たちは間違えてなどいない、討伐の仕方が少しエグすぎるだけだ。

 

 ………考えたの私とキャザリーさんだけど。

 

 キャザリーさんとは、仲良くなれる気がする。

 

 

 

 ———うぶ! ————リナ!

 

 というかそもそも火山エリアであんなに痛い目にあったにも関わらず、この火山龍は方向転換しなかったのだ。

 攻撃されるのが嫌なら方向くらい変えればいいのに!

 ………いや、もしかして火山龍は目的地を決めて移動していたのだろうか?

 

 ———リナ! ————しっか———して————セリナ!

 

 セリナがひとり、思考を巡らせていたときに声がかけられ、セリナの意識は覚醒する。

 

 「セリナ! 大丈夫! もう終わったわよ! 火山龍討伐成功したわ! しっかりして!」

 「………ほぇ?」

 

 間抜けな顔で返事をするセリナ。

 一人で色々と考えている間に火山龍は窒息死していたのだ、それに気づかずに大喜びする冒険者たちの中で、セリナは一人でワイヤーを引き続けていた。

 心配したキャリームが声をかけ続けていたが返事がなく、心配しすぎて涙目になっている。

 

 ようやく返事をしたと思ったら、セリナの顔はすっとぼけている。

 そんな彼女の表情を見て、周りの冒険者や声をかけ続けていたキャリームは顔を真っ青にしてあたふたし出した。

 

 「もしかしてセリナ! ラオホークさんの毒を吸っちゃったのかしら! 大変よ! 回復士を呼んで! 大至急よ! セリナは死なせないわ絶対に! 火山龍討伐の功労者を死なせるわけにはいかないの!」

 

 力強く拳をにぎり、大声で周りの冒険者に呼びかけるキャリーム。

 

 「ちょっ! 待って! 待ってくださいキャリーム先輩!」

 「待たないわよ! どうせ冒険者たちを先に回復しろとか言うんでしょ! メルさんみたいに! 誰も怪我なんてしてないから安心なさい!」

 

 キャリームは涙目でセリナの肩をがっしりと掴む。

 しかしぼーっと考え事していただけのセリナは大事おおごとにしてはいけないと思い、慌ててキャリームを止めようとする。

 

 「いや! そういうわけじゃなくて! ただぼーっと考え事を………」

 「頭がぼーっとする? 一酸化炭素中毒の症状よ! 早く! 回復士を! ラオホークさんもよんで! 早く早く! お願いよ急いで! セリナが死んじゃう! 早く来てーーーー!」

 「キャ! キャリーム先輩ストップ! ストーーーップ!」

 

 このあとセリナは、血相を変えながらべりっちょべりーを抱えて猛ダッシュしてきたぺろぺろめろんと、一人で勝手に慌てふためくキャリームをなだめるのに役三十分かかっていた。

 こうして、火山龍は沼地エリアで討伐が完了し、王都周辺の平和は守られたのだ。

 

 

 

 火山龍討伐戦から帰宅した私たちは、疲れ果ててすぐに自宅に帰った。

 宴会は翌日、冒険者協会内で大規模に行われた。 なかなか協会に顔を出さない凪燕さんや紅焔さんもいたため、二人はかなり人気者だった。

 二人の周りに集まってきた冒険者が絶え間なくいろいろなことを聞こうとしていた。

 

 院星巫流インポッシブルさんは憧れているはずの凪燕さんと距離を置いていたが、私はその理由を知っているため今は特に何かしてあげようとも思わなかった。 自分の実力が誇れるようになるまではコミュニケーションすら取らないつもりなんだろうな。

 

 ただ院星巫流さんの頑張りは絶対に無駄にさせない、私はそう心に誓いながら彼らを見ていた。 そんな凪燕さんはぺろぺろめろんさん、すいかくろみどさんと何やら楽しそうに話していた。

 気になって後で何話してたか聞いても絶対に教えてくれないのだ。

 余計に気になるが基本的にプライベートのことをしつこく聞くのはタブーなため、本人が話してくれるのを待つしかない。

 

 数名の冒険者は今回のクエストでランクアップしたため、そのお祝いも開かれていた。 そんな大宴会も終わった翌日、私は冒険者協会の掲示板の前に立っている。

 

 今日は木枯月の八十一日目。

 現実世界の私の誕生日は十一月二十二日、この世界の四季は気象学的に分けられていると推測できる。

 つまり木枯月八十一日目というのを現実世界に置き換えると十一月二十日だ。 たぶん。

 私の誕生日、二日前ということになる。 別に冒険者たちにこのことを言って何かもらおうとするわけじゃない。

 そもそもこの世界に誕生日プレゼントを渡すという文化はないのだ。

 

 では、なぜこんなことを言っているか気になるだろうか?

 私は掲示板に貼られている受付嬢ランキングの、自分の名前を指でなぞる。 すると背後から声をかけてくる子がいた。

 

 「抜かれちゃったわね、セリナ。 一年半でナンバーワンを取ったのね? ま、あたしは一年で取ったけどね! まぁ、ナンバーワンを譲るのは今月だけよ? 来月は負けないんだから!」

 

 キャリーム先輩は嬉しそうな顔で声をかけてきた。 いつもと違い、なぜか微塵も悔しがっている様子はなかった。

 私は受付嬢ランキングの張り紙に再度目を通す。

 

 

 

 〜木枯月 受付嬢ランキング〜 No.1 セリナ

 受注クエスト総報酬額 八億五千四百三十ゼニ

 

 

 

 私はナンバーワンを目指して頑張っていた、しかしこのナンバーワンは仮初のもの。 火山龍の討伐作戦で全体の指揮をした私に、みんなが報酬を譲ったからだ。

 キャリーム先輩はいつも自分一人の力でナンバーワンになっている。 だからこれは仮初のものなのだ、しかし。

 

「二日早いけど、誕生日プレゼントとしては………悪くないかもね」

 

 私は誰にも聞こえないような声でぼそりと呟き、キャリーム先輩と対峙する。

 

 「私はまだキャリーム先輩に勝ったなんて思ってないですからね! 次は自分一人の力でこの場所に立ってみせます! これは、宣戦布告ですよ!」

 

 物騒な言葉にもかかわらず、私は笑顔を崩せない。

 対するキャリーム先輩も、心の底から嬉しそうな目で私を睨んだ。

 

 「当然よ! 言っておくけど手加減するつもりはないからね! オーバーキルなんてしてる限り、セリナにナンバーワンの座は譲らないから!」

 

 笑顔で睨み合う私たちを、遠巻きに見つめる冒険者たちも嬉しそうな表情だった。

 

 「よーっし! セリナお姉ちゃんをナンバーワンにするために! 私、張り切っちゃうぞー! ()()()()()弓のツルを()()()()()()()! ………流石にこれはだめかな?」

 「セリ嬢! 俺ら本気で銀ランクに上がることにするわ! ぺろりんたちに負けてらんねぇ!」

 「はっはーん! 何か言ったかな? 鋼ランクのパイナポさんたち! 言っておくけどべりちょんは、まぐまぐりゅう戦(※火山龍戦)で怪我した冒険者を全員治癒するのに大活躍だったからね〜! ランクアップして当然だし! むしろ実力は銀ランクなんかより上なんだから! つーことでうちらすぐ金ランクになっちゃうし!」

 「張り切っっているねぇ子猫ちゃんたち! ボクたちはそんな君たちを置いて先に金ランクに上がらせてもらうよ? 上級モンスターを後一体討伐すれば恐らくランクアップだ、調査クエストでも行ってこようかな?」

 「ふははははは! ぴりから殿、私も負けませぬぞ! 何せこの私は不可能を可能にする男なのですから! すぐに金ランクに上がって最速ランクアップ記録を塗り替えてご覧に入れよう! そして憧れのあの方に、今度こそ自信を持って名乗りを上げるのだ!」

 

 私とキャリーム先輩の言葉を聞いた高ランク冒険者たちが闘志を燃やしている。

 すると火山龍討伐戦でランクアップした冒険者も慌ててパーティーメンバーに語りかける。

 

 「おいどるべりん! こうしちゃいられない! すぐにクエストだ! ほらほらみんな集合!」

 「あ、すみませんとってぃさん、今日はどろぱっくさんから相談があると言われていて今からカフェに………」

 「なんで! お前は! いつも! 僕のやる気がある時に限ってどろぱっくさんとどっかに行こうとするんだ!」

 

 鋼ランクになったばかりの冒険者もかなり気合が入っているみたいだ。

 この調子では王都近郊のモンスターは狩り尽くされてしまうのではないだろうか?

 そう思いながらも、私は血の気の多い冒険者たちにクエストを斡旋していった。

 

 いつか本物のナンバーワンになることを夢見て。

ここまでのご愛読ありがとうございました!

ここから短編を少し挟んで第一部は閉幕です。

もちろんお話はまだまだ続きます!m(_ _)m

趣味で執筆しているので評価とかあまり気にせず伸び伸びと書いているこの作品ではありますが、なんだかんだで一番執筆が楽しいと思えるのもこの作品なので、公募の作品を執筆している最中のいいガス抜きになってくれているのですd( ̄  ̄)

この後は第一部が終わったと言うことでセリナではなく他の受付嬢の冒険なども執筆しようと思ってます!

楽しみにしていただければ幸いです!

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