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80 俺様が釣られクマー


「うわぁ……本当に外じゃん!」


 セシルが感嘆の声を上げているけど無理もない、これにはファンタジーに慣れてきた俺も心の底から驚いた。事前に聞いてはいたけど迷宮だが迷路ではなくフィールドってのはこういうことか。

 えっとね、扉を開けて中に入ると空があって……大地があって……草が風に揺られている。流石に太陽があるはずもないんだけど周囲は曇り空くらいには明るいし……これは外だよね!

 後ろを見ると、たった今俺達が入ってきた扉があって壁があるんだけど正面には草原が広がっている。えーと、なにこれ?ARだかVRの世界のような……もう少し詳しい説明が欲しいけど訓練された俺はもう何も聞かない。誰かに「ガタガタうるさいね、納得しな!」と怒鳴られたような気がした。


 気を取り直して……えーと確か、1階層によく出現するのはジャッカロープ…いわゆるツノウサギ。それと時々ダイアウルフ。狼はさておきウサギは食えるのかな。この街の名物がウサギ料理だったし食えるんだろうな。実際、ウサギ料理は美味しかったし。


「2階層への階段は……まずは、あの大きな木の方に進もうか」


 セシルの指示に従って行軍を開始した。ナビゲーターが後衛だからな、ウチの場合。今回は俺と聖女ティナが前衛。剣聖クレアとクリスが中央に、そして後衛はセシルとのじゃロリ賢者クラウディア。そして遊軍兼ジョーカー、そして保護者としてルーは自由な位置に居る。なんだろうね、保護者って立ち位置は。最後方から索敵して道案内も出来る、ウチのセシルは本当に優秀だよなぁ。もちろん俺も狭い範囲なりに索敵しつつ進んでいますよ。意味があるかどうかはさておいて、ですが。


「右前方から何か来るよ!2体!」


 ウサギかな、ウサギだといいな。食えるかもしれないしな。日本で極たまにウサギ肉を食べたけど、やっぱり獲れたては違うだろうね。そして俺達の目の前に飛び出してきたのは、期待通り角の生えたウサギ。ジャッカロープってやつだ。角が結構でっかいよ。鹿だ、鹿の角だ。あんまりかわいくはないかな……この辺りは好みの分かれるところかもしれない。

 しかし、所詮はウサギだ。正面から突進を受けたら多少はダメージもあるだろうが、慣れたら子供数人でもなんとかなると言われる程度の魔物ですわ。俺とクレア嬢であっという間に狩った。この角や肉も収集依頼であったけど……少しは自分達で食っていいよね?血抜きしよう、血抜き。


「本当にアレクは好きだよねぇ、そういうの。僕は構わないけど……いいのかい?」


 一応、皆に聞いて許可を貰ったからこの2体だけでも血抜きをさせてよ。キチンと処理すると味が段違いなんだからね。なんだよ、それともクリスは食べたくないのか?


「そうじゃなくてさ……いや食べたいわけでもないけど。その血の匂いが、呼ぶんじゃないかと思ってさ」

「何を呼ぶって?」

「血に飢えた肉食獣をだよ」


 その言葉に応えたかのように、セシルが再び叫んだ。


「……うん、来たね!あっちから3体。多分、狼……速いよ!」

「ほらぁ……クリスが縁起でもないことを言うからだぞ!」

「血抜き中のウサギを持った男が言うのか!?」


 俺は噂をすれば影、だと思った。

 流石は狼、足が速い。

 しかも想像よりもデカい。


 子供の頃、俺達を襲ったのはブラッドウルフの子供だったらしいからなぁ。あれと同じ種類ではないけど、狼の成体はこんなに迫力があるのか。早くもちびりそうだ。体長が1メートルを遥かに超える狼3体は血の匂いの発信源近くにいる人間の集団に向けて疾走し、そのまま鋭い牙で喰らいつく……はず、だった。


 激しく重い衝突音が響いた。


 狼達を止めるのは聖女が持つ、誓いの盾レイテリオン。


 盾の下部から、スパイクが伸びて地面に突き刺さり支えている。スパイクシールドの一種だ、と本人は言っていたけど……俺は盾業界に詳しくないけど、多分スパイクシールドってこういうのじゃない気がするんだよな。

 そんなスパイクだけで、こんなアイドルやってそうな美少女が大きな獣の突進を止められます?とか物理法則がおかしくないっすか?とも思うけども。こういうのがあるせいか、この世界の物理学って地球に比べても遅れてる気がする…… と言う話を以前ルーにしたら、魔力を応用した魔法物理学の理論の話を始めたのでケーキを与えて黙らせたことがある。

 ナーロッパを理論立てて考えようって方がおかしいんだよ。諦めよう?もうゴールしようよ。俺はそう納得しました。あなたもそうしてください………誰だよ、あなたって。そして誰だよ、魔法物理学とか訳がわからないわからものを考え出したら奴は……と聞いたら千年前に死んだ自称錬魂術師だって。俺かよ!覚えてないけどなんか痛いヤツだな!黒歴史ばっかり作りやがって!




「見てないで、早く倒してくれると嬉しい」


 冷静に聖女が促してきた。いや、違うんだ。恐ろしい狼達を相手に一歩も引かない聖女がカッコ良すぎたんだ。あまりの見事さに俺は初めてルー以外の女性に目を奪われてました、なんだよ。


 やってることはバーバリアン的ですけどね!

 とはいえ、盾役を待たせちゃいけない。


 クリスが素早く2体の狼を斬り、残りの1体はセシルの矢が撃ち抜いた。これらは血抜きもせずに収納魔法で保管だ。流石の俺も狼を食おうとは思わない……少なくとも今日のところは。

 それにしても聖女と賢者がB級、剣聖に至ってはA級というだけあって彼女達は強いなぁ。その後はジャッカロープが何度か襲ってきたけど文字通り一蹴して地下2階層への階段を見つけた。まぁね、1階層と2階層はかなり初級者向けらしいからね、狼以外は。どんどん先へ行こう。


 2階層へ降りても景色は変わんないね。たまーに帰ろうとする他の冒険者とすれ違うくらいで特に苦戦することも無し。ウサギ専門に狩っている冒険者もいるそうでジャッカロープ自体も多くは残っていない。ウサギはウサギでも巨大なアルミラージも出現するらしいが……そっちは相当レアな存在だそうだ。だが、わざわざ探す程の相手でもないので今日はパス。そしてセシルの案内と帰ってくる冒険者のおかげですぐに3階層への階段を発見。あっという間に2階層突破。目指すは最下層なんだ、先を急ごう。


 3階層に降りると、少し風景に変化が見られた。


 木が増えて……これは森と言った方がいいかな?うん、森ステージ。はい、3階層は森ステージです。見通しが悪いので危険だけど俺達はどっちみちスキルで索敵もしてるからね。盗賊退治でも大活躍してくれたように、森であったとしてもセシルの索敵は万全だ。

 この階層からはウサギもいるけど狼が増えて、更には熊が出るそうだ。熊というかオウルベア。相当デカいらしいよ。


「熊も食べたいの?」


 珍しく隊列の前の方に居たルーに聞かれた。あのね、俺は修行の一環でここに来たんであって異世界のジビエを堪能しに来たんじゃないよ。でも確かにオウルベアって鳥の味がするのか熊の味がするのか若干の興味はあるけれども。日本でも何度か熊肉は食べた。上手く調理してあったのか、かなり美味い肉だったなぁ。


「食べたいんですね?」

「そうですね、食べたいのかと聞かれたら一部にはそういう意見もあるとワタクシも理解しております。そういう認識でですね、今後とも与野党での前向きな議論を継続していく必要があると、ワタクシはそう思う次第でありまして、広く国民の皆さまの御理解をいただければと思います」

「政治家みたい答弁はやめて……私は、オウルベアを料理してみたいなー」


 お?やっぱり?試してみたいよね?流石は我が半身だ。熊の右手とか高級食材って聞くもんな。ウサギも良いけど熊も食べてみたいよね。


「師匠はアレクに甘すぎー」

「うるさいぞ、セシル。師匠の望みを叶えるのは弟子の務めだ」


 たった今、オウルベア探索&撃破が最優先ミッションとなったのだ。熊か……熊ってどうしたら寄ってくるんだ?オウルベアは相当獰猛らしいからな、賑やかにしていたら襲ってくれるだろうか。熊避けの話は聞いたこともあるけど、熊寄せは聞いたことがない。


「さっきからずっと賑やかじゃん、アレクが。1人で」

「作戦だよ、作戦。深慮遠謀の男なんだよ俺は」

「ニホンでは深慮遠謀ってバカを意味するの?」


 どういう意味だよコノヤロウ。

 ほっぺを引っ張るぞ。


「苦労しておるのじゃのぅ、クリス殿下」

「ハハハ、もう慣れちゃったよ」


 おい、お前らもだ。ちゃんと聞こえてるんだからな。今まで苦労してきたのは俺だっつーの。ちゃんとしてなさそうで真面目なのが俺であり、真面目そうだけどクレイジーなのがセシルとクリスなんだよ。



 森の中っていっても密林ではない。真っ直ぐは歩けないが掻き分けて歩く必要も無い程度の森だ。明るさはあっても太陽がないから方向が分かりづらいな……それなのに狼は俺達をすぐ見つけてくるのな。奴らの嗅覚はセシルの気配察知の範囲より広いようだ。そして狼は群れで襲ってくる。基本は家族なのかな、大きな2体に加えて小柄なのが数体の構成が多い。

 しかも、基本的に背後から襲ってきやがる。狼の狩りは慎重なんだな。しかし落ち着いて見て、慣れてしまえば速度もそこまで速くもないし力も強い方ではない。危なげなく襲ってくる狼を蹴散らしながらオウルベアを探……いや4階層への階段探索だ。


「もう少し歩いたら……あるはずだよ、4階層への階段」


 地図から顔を上げたセシルが、かわいい唇をきゅっと引き締めた。なんでこんなにかわいいのに男の子なんだろうなぁ……いや、それがいいとか聞いてないですよ。どこの業界に需要があるのか知らないが俺の業界とは接点がないんだ。異業者交流?いう考え方も……いやそれはまた今度だ。


「そして多分、居る。オウルベア……2体」


 さっきまで毎度!という感じで襲撃してきたダイアウルフがいなくなった。ええ、全く。アレだよ、ラストダンジョンのボス直前の静けさっていうの?危険、ここから近づくな的なナニカがいるのかね。そしてそれが目的の食材……いやオウルベアか。

 えーと、オウルベア……確か極めて凶暴獰猛な性質。基本的に雌雄で行動する。文字通り、というか頭はフクロウで体は熊……コレ、神が酔っ払った勢いでデザインしたんだろうか。いつかルーのお父さんに御挨拶が出来たら世間話がてらに聞いてみようかな。お父さん、アレはやっぱ深夜のテンションで、もしくはかなり酒に酔ってデザインしちゃったんですか?なんてな。僕は好きですよ?アレはアレで1周回ってカッコいいですよね!なんてお世辞を言ったりしてさ。そりゃ俺だって義理のお父さんには気を使うよ。


「グギャァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」


 フクロウの鳴き声とか熊の鳴き声……どんなんだっけ。クマーーー!であって欲しいけどそうじゃないだろうな。今の気持ち悪い鳴き声がオウルベアなんだろうか。そんな鳴き声で俺様が釣られクマ――!


 いたぁ!でたぁ!


 デカいな。3メートル近くあるんじゃないか?熊かよっ!熊だったわ。もう1体はそれに比べると一回り小さいけど雌なんだろうか。それともデカい方が雌なのかな。

 オウルベアの色は茶系統で上半身は毛皮というより羽毛に覆われていて……ちなみにこの羽根は高値で売れるらしいよ!いや、こいつらは……こいつらの羽毛、茶色ちゃうやん。話に聞いていたオウルベアだけど、目の前の2体は色が茶色じゃなく青っぽい。艶のある青いオウルベアだ。これは上位種?希少種?俺の知らんやつだ。


「最初の課題だね。あれはオウルベアの上位亜種だよ。筋力と体力でステータス的にも君達の上を行く相手だ」

「正面から戦っちゃダメですよ、と言いたいんですね?」

「違うよ、修行に来たんでしょう?アレに正面から向かって勝ってきなさい」


 ……難しいことを言うよねぇ、我らが美しき師匠は。今回はヒーラーが居るからってハードルを上げ過ぎじゃないですかね。


「これは師匠からの課題のようなんで、今回、ガールズはちょっと見物しててもらえます?」

「いいよ。死ななければ私が治してあげる。でも死んだら治せないから少し困る。なるべく死なないでね」


 そうだね、なるべくなら死にたくないねぇ……ティナは少しと言うが、俺は死んだら少しどころじゃなく大いに困るからねぇ。

 さて、ステータスで負けてる相手かぁ。受けにまわったらやられちゃうね。積極的に攻めよう。これも俺達の師の教えだよ。ステータスは所詮、目安に過ぎない。戦いに勝って生き残るには他に大切なものがあるんだ。


「アレク、デカい方は任せた!セシル、僕達の援護を頼む!」


 クリスの大切な役割の一つが指揮。指揮スキルのおかげで、雑な指揮であっても僅かだがステータス上昇の効果がある。本当にお前は主人公向けのキャラクターだよな。

 動き出したアウルベア2体にセシルの矢が降り注ぐ。デカいから頭への攻撃は慣れていないのか、予想以上に怯んでくれた。これはチャンスだ。


 槍使い、突撃します!


 狙うは生物共通の弱点、そしてセシルの攻撃でも判明した、不慣れそうな顔への……もっと言うと鼻への攻撃。鼻というか…嘴よな。3メートル近い巨体の鼻、本来なら遠い的ではあるけども。槍は……兵器之王は届く、届くのだ!

 もちろん、怯んだオウルベアもそのまま大人しくはしていない。間合いに入ってきた俺に鋭い爪で薙いできた。筋力で負けてても敏捷性は負けてないはずだ、オウルベアの腕を側面から叩いてずらす。同時に体勢を崩したところを、脳漿まで届け!そぉい!


 嘴を砕いて、オウルベアの脳天から槍が生えるまで貫いた。

 即死。



 クリスはどうだ?素早く槍を抜いて援護に向かう。


 クリスの振るう、不滅の刃とも呼ばれる聖剣デュランダル。相手がオウルベアであろうと抵抗が無いかのように斬り裂いてゆく。巨人の相手は末端から攻撃が基本と、どこかの地上最強の生物さんが言っていた気がするがクリスの攻撃は実に基本通り。まず片足を斬り飛ばし、倒れた所を更に斬る。援護するまでもなく片付けていた。快勝!よしッ!


「もう君達の相手にはならなかったね。3人とも良く出来ました」


 やったね、褒められた♪しかしオウルベアの上位亜種か……こりゃ少しは高く売れそうだな。食ってみたいけどオウルベアは4階層と5階層でも出現するはずだからな。これは…とりあえずキープ!オウルベア達と戦った場所から本当にすぐそこにあった4階層への階段を発見して、降りた。


 今度はどんな光景が広がるんだろうか。















 4階層は紅葉の世界でした。


 えっとね、森ステージなんだけど、秋。枯葉が降り積もる秋の世界になっていた。気温は…まだ問題ないけど少し冷えてきた。ちょうど外の世界と同じような気温だ。これは……そのうち雪山ステージも有りそうだな。いや絶対あるよコレ、お約束でしょ。レポートでもあるって書いてあったし。

 生まれ変わっての人生、結構お約束どおりに生きてきたもんな。かわいい幼馴染がいて(性別が…)親友としてチートスキルキャラを仲間に貰って(俺にはスキルが無いが…)嫌味な貴族や、いきなり絡んでくる先輩も居た(おっさん比率が高すぎるが…)。剣聖や聖女やロリ賢者も居るしな(全員が他人の彼女だったが…)。テンプレは基本的に抑えているんじゃないろうか。微妙に少し嫌な方向にずれているのが気になるが今後に期待しよう。いや雪山なんぞどうでもいいんだ、もっと美女とかエロい展開とか増えるといいんだが。

 あ、でも雪山で遭難して、裸で温めあおう!なんて展開は欲しいよな。浪漫だよな。いや、もしそうなったらとしても相手は女の子で、だぞ。当然だが男は要らないぞ。クリス、ここから一人で帰れるな?よし、帰れ。お前、船降りろ。


 4階層、他の冒険者に会うのが本当に稀になってきた。前回の迷宮でもそうだったけど時間的なものなんだろうか、中盤以降が本番って感じ。魔物に関しては3階層と大きくは変わらない。何度かダイアウルフが襲ってきて、たま~にオウルベアがつがいで襲ってくる。いきなり上位種と戦ったせいで普通のオウルベアが小柄に見えてしまう。それなりに強いけど賢者達ガールズも手伝ってくれるから今となっては大した苦戦もしない程度の相手だ。もちろん油断はしないし出来ない。




 そして現在、俺達は狼に全周囲を包囲されていますナウ。たまに混じる色違いの狼も上位種か希少種なのかな。今は相手がなんであろうとも差別も区別もなく倒すのみですが、ナウ。倒さなきゃ死んじゃうからね。


「もう少しで終わるからね、頑張って」


 そういうルーは囲みの中央で絶賛オウルベアの血抜き中である。この状況でそんなに楽しそうにやることではないと思うんだけど、数十…いや百に迫ろうとす数のダイアウルフに囲まれても通常営業ですね。囲まれているけれど俺達は前回、メーヌの迷宮でも似たような経験をしたからね。それに3人も腕の立つ助っ人が居るんだから大丈夫。


「セシル、おいで。ここ、覚えておきなさい」


 休憩がてらに、たまに一人ずつ呼ばれてオウルベアの解体も教えてくれている。現在進行形で狼と戦いながらやることかね、と俺も思ってるよ。魔神って緊張感がないんだよなぁ。


「はい、お待たせ。下処理は終わったよー。そっちも終わらせていいよ」

「……別に待ってた訳じゃないよ!後から後から狼が出てくるからキリが無いんだよ!」

『泣き言なんて聞きたかないね、なんとかしな!』


 それは天空の城の方だっけ?日本語で名台詞を言われても俺以外はポカーンですよ。無数の狼共もクラウディアが魔法で焼き尽くせば、ちょっとは楽に倒せるんだけど素材が台無しになっちゃうので、チマチマと倒し続けた。全部倒し終わったのは何十分後だったのか……多分トータルで100体は倒しただろう。


「そなた達はタフよのぅ……わらわも少々疲れたぞ」


 いやー、申し訳ないね。その分夕飯には期待してよ。

 本日はここをキャンプ地とするの?


「いや、5階層で宿泊しましょう」


 そうなん?まぁ、確かにこんな狼の血の匂いの中で寝たくはないよね。

 さっさと5階層へ行こうか。



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