36 友よ、近いうちにまた会おう
「シメオネル国王陛下。御尊顔を拝し奉り恐悦至極に存じます。私、アレクシス・エル・シルヴァと申します」
ひたすら機械的に挨拶を述べた。ホントにこれであってるのかねー……ちゃんと出来てるかどうか知らんが、敬語の目盛りはマックスにしてますよ。どこにいるんだよ、敬語など要らぬとか言ってくれる貴族や王さん。だいたい日本でもそんなこと言ってくれる先生なんて居なかったもんな。ここで俺が言う先生ってのは歯科医師の先生の事だ。全く、どいつもこいつも碌なのが……いやいや素晴らしい先生ばかりだった。
「クリストファーが、そなたらに世話になったようだな」
大公で多少免疫が出来ていたのか、なんとか。なんとか対応出来た、と思う。というか、俺にこれ以上を求めるな。無理。偉い人に挨拶なんてしたくないんだ。
初めて会うこの国の王は……さすが兄弟だね、オルトレットの領主ヴァリート公爵と似ていた。恵比須顔と言うほどでもないけど、優しげな糸目のにこやかな人だ。体型はこちらの方がすっきりしてるなぁ。王さんにしては親しみやすいとも言えるかもしれない。でも、あんまり御老公には似てないんですね。
「ええ、お父様。アレクとセシルは僕の生涯の親友です。そしてレティシア先生には本当に多くを教えていただいております」
俺の心中を知らず、クリスの表情は明るい。
どうやら親子の久々の対面は滞りなく済んだようだ。
正直、意外だった。
かつて5歳の息子を手放した……というのは意地悪な見方かもしれんけど、オルトレットにたった1人で放り出した親だもん。俺は冷たい親なのかと思ってたんだ。
非情の親なのかと。
……案外、そうでもないのかな。
見たか!見たか、クソ親父め!お前が見捨てた虚弱な息子はこうも立派になって帰ってきたぞ!どうだ、こいつの凄さを見たか!本物だろうが!今更見直したって遅いぞ!
そんな感じで王だろうと親だろうと、その胸倉を掴んで怒鳴ってやろうかとすら思っていたんだけどな。
クリスの身体を思ったからこそ気候の良い街に住まわせた訳だし。親でありながら一国の王でもあるのだから、一緒に行ける訳もなく。王さんにとっても実は断腸の思いだったのかもしれないなぁ。
ちょっと俺の思慮が浅かったのかもしれない。親になった経験が無いからかな?失礼しました。心中で頭を下げておこう。
とりあえず無事に挨拶終了ということで、俺達も食事の席に案内された。しかしメイドさんが多いなぁ。しかも若くてかわいいのばっかりだな。これは……趣味なのか。もし趣味ならば存外に話が合うかもしれませんな、陛下。
さて、王さんの夕食ってどういう料理が出るんだろう。こうなったら楽しみは食事だけだな。一応、テーブルマナーについても教わってるんですよ。この辺りだけは御老公に感謝だ。
そうして出された料理は……期待通りどれも本当に美味しい。パンも庶民のと違って、日本とさほど変わらないレベルの柔らかくて白いパンもある。しかも焼き立てなのでめっちゃ美味い。
特にスープというかシチューというか。これ美味しいな。どうやって作ってあるんだろう。よく分からんけど出汁が美味しい。あれか、フォン・ド・ヴォーってやつか。知らんけど。ルーならこの料理の再現も出来るだろう。彼女の方を見て、口パクでお願いする。ちなみにですが、ここまで黒鎧で通してきたルーですが謁見なので着替えている。おとなしめではあるがドレスに着替えている。おとなしめでも素敵な人だ。
(これ美味しい。今度作って)
何度か繰り返したら、気づいてくれた。
小さく頷いてくれたので、大丈夫だろう。
其の後も次から次へと出てくる料理は悉く美味しかった。流石は王の晩御飯だ。それは良い。多分、2度と食べられないかもしれないメニューだし。それでも2度目は勘弁して欲しいわ。緊張でせっかくの料理も味わえないわ。食事中、たまに王さんから話題をふられると震え上がったよ。愛想笑いで顔の筋肉が痛い。まさか王さん相手に「黙って食え!」とも言えないしな。どうにかこうにか心理的にキツい会食が終わった。あー、流石にもうこれ以上はあるまい。王だもん。ラスボスでしょ。
そんなことを言ってると、隠しステージが始まったりしてな!妙なフラグが立ったりしてな!
精神的にぐったり疲れたまま、さっさとクリスの部屋に戻ることにした。さぁ風呂も入ったし飯も食った、後は寝るだけですね。
「お前……もしかしてクリストファーか?」
部屋に戻る途中で、クリスが声をかけられた。これが逆ナンなら楽しい話だが、残念ながら相手は背が高い細身の男だった。男が男をナンパしてもいいじゃないか!と言う人も居るかもしれないが、今回は違ったのだからしょうがないじゃないか。
その男はサラサラとしたブロンドの長めの髪を左手でかき上げている。なんだそれは。カメラでも意識してんのか?なんか……眼鏡はかけてないけどスポーツ物のマンガでデータ重視キャラみたいな雰囲気だ。お前が次に右に動く可能性87%、とか言い出すタイプ。そんで最後にはバ、バカな…!こんな動き、データには無かった…!なんて言いながら負けるタイプ。居そうで居ないタイプですね。
ああ、この男……どことなく御老公に似た所があるのか。それも賢狼の部分。要するに俺が好きになれなさそうなタイプだ。
「兄さん、お久しぶりです。クリストファー、帰って参りました」
その無表情は歓迎の意思も敵意も感じさせない。
これは……どっちだろう。
敵なのか味方なのか。
確実なのは、この男に愛想は無いね。
名乗られた訳ではないが察した。なるほど、こいつが王太子ルシアン……!
ルシアス王国の名を受けた男。
幼い頃から神童の呼び声高く、あの賢狼を超えてルシアス王国に最盛期をもたらすだろうと期待されている天才だそうだ。21歳。まだ未婚。童貞かどうかまでは知らん。その辺に関しては別に知りたくもない。
さっきの王さんから生まれたとは思えないイケメンだな…!男の俺が見ても、確かに美形だと思う。そもそも、あの王さんが御老公にあんまり似てなかった。隔世遺伝か。王弟殿下もそうだったし、あのジジイは奥さんに遺伝子が負けまくりだな。恐らく王さんの遺伝子も惨敗してる。王家の伝統なのかもな。
「……息災のようだな」
「はい、王家の力に成れるよう励みます」
そんなクリスの言葉に返事をする代わりに、ルシアン王子はサッと背中を向け、片手を挙げて去っていった。なに?どこかでカメラを回してるの?これは動画撮影か?イケメンには生まれながらにああいう動作が出来る遺伝子があるんだろうか。あの見た目なのに恐るべきは中身、才能っていうんだからさぁ。世の中は不公平だ。八つ当たりだけど実に腹立たしいわ。
ルー的に、ああいうイケメンはどう?と聞いてみたたら苦い顔で若すぎるな…と返ってきた。ああ、そこですか。枯れ専には聞くだけ無駄でしたね。
「俺は怪しいと思うね。根拠は無いけど」
クリスの部屋に戻って内緒話してます。結構な大声で。
話題はさっきのルシアン王子がクリス襲撃犯の黒幕なのかどうか。俺はアイツが黒幕だろう派だ。そうじゃないと、ただただアイツがカッコいいだけだろ。そんなのおかしくないか。そうじゃないと世の中、あまりに理不尽じゃないか。そりゃ不公平過ぎるだろ。
「ボクは、アレクの方がカッコいいと思うよ」
「ああ、私も君の方が素敵だと思ってる」
ありがとう。このセシル&ルーの2票があるなら残りの人類が全部、ルシアン票でもいいや。それでも俺の勝ちだな。俺は幸せだ。うん、ルシアン無罪かもしれんね。
「結局、サミュエル・ド・ブランを探るしかないな」
クリスがそうまとめてくれた。
確かに、そいつから辿るしかないね。
今日も、ほとんど脱線した話し合いだったな…。
まぁそれはいつもの事だからしょうがない。
ルシアンにしても、もう一人のマティアスにしても情報が少なすぎてね……なんせマティアスに関しては顔も見てないんだもん。
これもクリスが探ってみることとなった。
危険だけど、適役なのもクリスなんだなぁ。
よっ!最前線に立つ王子!頑張れっ!
「念のために、クリスには守護精霊を召喚しておこう。私の全魔力を込めれば半年は大丈夫だろう」
ほほぅ……言ってる言葉の意味はよくわからんがしっかり充電しとく、的な感じなのかな。やっぱりよくわからん。どうせ聞いても教えてくれないしな。
「ウンディーネ、お願い。彼の者を護って……!」
ウンディーネ……えーっと水の精霊だっけ?ルーの言葉と共に、なんだかキラキラと半透明の綺麗な女性が現れて、そのままクリスと一体化したように見えた。これでクリスを護ってくれるのか。
いや、別に良いんだけど……守護してくれる精霊も女性か。綺麗なお姉さんなのか。クリスの女性運、強いなぁ…!
「ボクが全力で精霊を召喚しても多分1日も保たないよ。師匠は凄いよね」
それはセシルの魔力が少ないのかルーの魔力量が規格外なのか。多分後者だろう。やっぱり俺達の師匠って凄いんだよ。魔人なだけはある。
「レティシア先生、ありがとうごさいます」
「並大抵の賊であれば問題無く君を護ってくれるだろう、それでも過信はしないようにね」
よくわからんが、なんにしてもこれで今夜のルーは魔力が殆どカラなんだな。いくら強い彼女であっても魔力が無いなら俺でも勝てるのでは…?ゲスの極みな発想ですかね?
「今夜の私はか弱いから、君が私を護ってね?」
……すみません、真っ先に襲いそうですみません!今も襲う方向で作戦を考えていてすみません!釘刺されてしまったからには、ちゃんとしなければ。キリッ!
「任せといて。今夜だけじゃなく、この先ずっと貴女を護りますよ」
これは本心でもある。俺が強くなりたい目的の一つなんだから。
だから今夜は同室でも良いんじゃないですかね?もっと言うなら同じベッドの方が素早く対応できますよね?あ、ダメですかそうですか。そこをなんとか!ああ、やっぱりダメ。ですよね。
期待したエッチな事件もなく朝が来た。
そりゃ期待したよ!昨日はハグもしてくれたし。Yes/No枕があったとしてもYesが表と思うじゃない。どう考えてもYesしかないでしょうが。
「Noです。君は場所を弁えなさい」
……これはポジティブにとらえよう。つまり場所次第ではYesってことだよな?その考え方で良いはずだ。そうなると場所選びが大事。どこが正解なんだろうか。誰か教えてくれないかなぁ。
そんな難問はさておくとして、基本的にこの世界の人々は令和の日本での生活と比較して朝が早い。一応、夜間の灯りもあるにはあるけど基本は太陽中心に生活してるからね。日の出と共に働き日の入りと共に眠る生活リズムですね。今朝も早起きしたよ、俺とルーは。セシル?もちろん起こしたよ。ほっといたらいつまでも寝る子だからね。
そして、今朝はクリスと別れの朝でもある。
別れと言っても、同じ王都に居るんだから会おうと思えば会えるんだけどさ。今までの、毎日同じように勉強したり学校で話したりみたいな生活では、なくなる。いわゆる卒業といえるかもしれない。今日こそが俺達の卒業式か。
これからクリスは学園生活へ。
これから俺達は冒険者生活へ。
何度も確認して納得したけど、少し寂しいもんだな。こういう時、中身がおっさんで良かったと思うわ。これまで何度も経験した別れの朝だよ。今更、慣れたもんさ。
ああ、何度も卒業は経験したけど……最後は歯科技工の専門学校卒業だったか。何十年前の話だよ。そりゃ今までになく名残惜しいはずだ。
クリスはセシル、ルーと順にハグして別れを惜しんでいる。俺は男とハグする趣味は無いので握手で別れだ。寂しいけど、これが末期の別れと言うわけでもない。だから泣くな、セシル。いざ旅立ちの時。今こそ別れめ、いざさらば。
友よ、近いうちにまた会おう。
「おぉ~!ここにいたのかクリス!大きくなったなぁ~!」
そんな、しんみりした雰囲気ぶち壊しの大声の主がやってきた。声もデカいが身体もデカい人だ。察するに、どうやらクリスの知り合いみたいだな。そのクリスが初対面の人を見るかのような顔をしている……じゃあ、アンタ誰ですか。
「えーと……お久しぶりです」
「なんだよ、他人行儀だな。もしかして俺がわからないのか?俺だよ俺、マティアスだよ」
ハンバーーーグ!!!とでも叫ぶかと思った。マジか。あの親であの兄で、この弟がいて何故こうなった。遺伝子が仕事放棄してないか。なにか隠しコマンドでも入力したのか。いや、多少厳ついけど……確かによく見ると顔のパーツ一つ一つは綺麗だし、髪の色も似ている。これはこれでルシアン王子やクリスと違ったタイプのイケメンと言えるかもしれない。何故ここまでタイプが違うのか知らんけど。
「マティアス兄さん……!雰囲気が少し、いや随分変わりましたね…?」
「ああ、よく食ってよく動く。人間の基本だな!お前もなよなよして青白かったのが……うん、悪くないじゃないか!よく帰ってきてくれたな弟よ!」
感動の再開に茶々を入れたくないが、彼の声のボリューム調整は壊れてるんだろうか。もう少し耳に優しくしてほしいなぁ……そうか、この大声の持ち主が第2王子マティアスか。
……ということは、もう一人のクリス襲撃の黒幕容疑者だ。えーっと、クリスより……つまり俺達より2つか3つくらい年上なはずだ。なんつーか体育会系ど真ん中って感じだな。笑顔でクリスの背中をバンバン叩いてるが、地味に痛そうだぞアレは。ちょっと、やめてあげなよ男子ー!
「に、兄さんにも紹介するよ。僕の親友でアレクシスとセシル、それと僕達の武の師匠のレティシア先生だよ。オルトレットからここまで護衛をお願いしたんだ」
「それは弟が世話になったね!ありがとうございました」
おい!……いきなり庶民に頭を下げるかね。キチンと弟の為に礼を言うのか、この国の王子がだよ。今まで俺も王子に散々パシリもさせてきたけどさ。それは付き合いの年数もあるじゃないですか。ホントは何年の付き合いがあっても庶民が王子をこき使っちゃいけないけども。
それはさておき、だ。初対面の庶民に頭を下げて礼を言う王子がいるんだねぇ……クリス以外にも。
「ありがとうございます。お褒めの言葉をいただき光栄です」
「君がアレクシスか。結構やりそうだな。いっちょ模擬戦でもどうだ?」
ヤダよ。
なんで朝っぱらから初対面の王子と戦うんだよ。脳筋かよ。戦闘民族の野菜人でも、もう少しはコミュニケーションとるだろうよ。そして、そう言いながらもマティアス王子の興味は既に俺には無かった。今朝は色々と運命の朝になるようだ。俺達にとっても、そして多分マティアス王子にとってもな。
「お……おい、クリス!こちらの美しいお嬢さんはどなただ?もしかしてお前の婚約者か?」
「だから今言ったじゃないですか、親友のセシルですよ」
「おぉ……そうか!セシル嬢、私はマティアスと申します。以後お見知りおきを」
そう言ってセシルの手をとって片膝ついて挨拶してみせた。ガタイがデカいから、こういうわざとらしいのが見栄えするね。
そしてこういう時、誰も間違いを訂正しないのな君ら。そりゃマティアス王子が勝手に思い込んで突っ走ってるだけだけど……止めない俺も他人の事は言えないか。
「兄さん、その辺で。彼らは今から冒険者ギルドへ行くんですよ」
そうだよ、ルーキーとしてデビューするんだぞ。
「お、そうか!じゃあ俺が冒険者ギルドまで案内しようか。こう見えても俺はC級冒険者でもあるからな」
「へぇ~すごいですねぇ。じゃあ、お兄さんはボク達の先輩なんだねっ」
「そうだぞ、セシル嬢。困ったら俺に何でも聞くがいいぞ?」
「じゃあ早速。どうしたらお兄さんはボクの手を放してくれるのかなぁ?」
……楽しそうで何より。
というか、王子でも冒険者登録って出来るんですね。
「兄さん!冒険者って……やっていいの?」
「ダメなのか?王立学園に在学中からやってるぞ、俺は」
「在学中……出来るの?そんなこと」
「俺は出来たぞ。まぁ履修科目次第じゃないかな。流石に毎日は無理だろうが」
だとしたら…さっきの別れの朝は……。
あれは何だったんだ。
おいクリス……怒らないからルーのハグだけでも返せ。お前に抱きつけばいいのか?セシルも涙ぐんでたのに。セシルの涙はまだいい、ルーのハグは返せよマジで。
「やっていいんだ、冒険者…!」
「やりたきゃやればいいじゃないか!俺はやりたいようにやってるぞ」
「節度は必要だよ、お兄さん。ボクの手、放して?」
まぁ……減るもんじゃないし。なんかこの王子、他人な気がしないわぁ……俺も欲望のままに生きないように反省しよう。反面教師だね。
「じゃあ、クリスも一緒に冒険者登録しに……行く?」
「いいのかな?いや……さっきまでの雰囲気もあったしさ」
確かに。別れの朝、どこへ行った。
また会おう、のまたが早くないっすか。
いいんだけど……ハグの返却、忘れるなよ。
減るもんじゃなし、じゃないんだ。減るんだよ。
「残念ですが、クリストファー様。本日はまず王立学園の方へ手続きに行っていただかないと。そしてマティアス様。先日からの公務が滞っておいでですが」
お、居たんだね執事のフランツさん。察するに普段から兄さん王子には随分困らされてそうだなぁ。苦労しているんだろうなぁ。
「明日でもいいだろう!?先輩の俺が行かずしてセシル嬢が路頭に迷ったらどうするつもりだ」
「迷わないし、ええいっ!手を放せっ!」
「王子の俺にこんなにフレンドリーに接してくれるとは……やはりセシル嬢は俺の運命の人なのでは!?」
クリス、お前のにーちゃんスゲーな。
実にポジティブだな。
決して見習いたくはないけど打たれ強いなー!
あのセシルが、人見知りだと自称するけど誰とでも仲良くなるセシルが、初対面であの声の荒げよう。ある意味、最短時間で仲良くなってるとも言える。
「まさか俺とセシル嬢の仲を裂こうと公務が仕組まれたのでは…!」
アンタ、本当にスゲーよ。
色々な意味で。
「ボクらだけで、ちゃんとギルドまで行けますから大丈夫。ね?だから、お兄さんは公務をしっかりしましょうよ」
「セシル嬢に言われたらやらざるを得まい。わからない事が有れば、いつでも聞きに来なさい。手取り足取り教えよう。それに……出来ればクリスの師匠にも一つお手合わせを願いたいしな」
「………………」
おいおい師匠に手合わせを願うなら、まず弟子を倒してもらおうか。俺は……やりたくないけども。無言のルーだが、マティアス王子が来る直前に黒鎧モードになってる。その中身を知ったら、また騒ぎそうだからコレが正解だろう。
大騒ぎの末、マティアス王子は渋々と執事に連行されていった。あれは絶対に常習犯だな……頑張って、執事さん。ああ、なんだか嵐のような時間だった。
しかし、マティアス王子によって小さなの混乱と……大きな光明が俺達にもたらされた。どうやら俺達の腐れ縁はまだまだ続くようだ。
さぁ、俺達の冒険はこれからだよ!
拙い小説ですが読んでくださり、ありがとうございます。
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