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34 限りなく遠くも来にけるかな


 セルジャン達を簡単にだけど埋葬した。クリスを、そしてついでに俺達も殺そうとした連中にそんなことをする義理も義務もないんだけど、このまま死体を放置しては道行く人々に迷惑だ。俺だって突然、道端に死体なんてのは見たくないよ。それにアンデッド化されても困る。

 埋葬を終えた後、俺達は奴らの馬車と共に最寄の町まで移動した。結構な量の荷があったので、これらを捨てるのも勿体無いしね。これは俺達が頂戴しても問題ないだろう。文句を言うかもしれない持ち主は既に土の中だし。このくらい、迷惑料としては足りないくらいだ。ざっと積荷をチェックしてめぼしい物はルーの収納魔法で確保済みです。まぁ、俺達が持っていきたいような物は殆ど無かったよ。残りの荷は馬を含めて荷馬車ごと町の商人に引き取ってもらった。かなり足元をみられた価格だったが、急ぎでもあったし俺達にとっては邪魔でしかないからね。とりあえずの臨時収入を喜んでおこうか。

 襲ってきた連中……奴らに仲間がいるとしたら俺達の証拠を残してしまう事にもなるが、魔人が私は一向に構わん!とか言うからさぁ。まるでどこかの海王みたいだが、実際に何者が来たとしてもこの人は確実に返り討ちにするだろう。


 そして今は一旦修行をストップして、オルトレット-王都の最短ルートである街道に戻りつつある。浅知恵かもしれないけどメイン街道なら人通りも多くなるんで襲撃しにくいかも、という考えだ。まぁ相当に人間が壊れた連中だったから仮に人の目があったとしても、どこで襲ってきてもおかしくないかもしれないけどね。







「クリス、君にとっては心苦しいかもしれないが……やはりあれは君を狙ったものだと思う。次点で私だが……まだ私とお父様の関係を知るものは少ないからね。アレクとセシルが狙われる可能性は……ちょっと考え難いな。もし、あるとすればベルカーン関係だろうか。それでも、あそこまでの手段はあり得ない」


 そして今は珍しく馬車の中に4人集まって密談中だよ。あんなことがあった直後なので少し対策を立てないと。セルジャン達は何も証拠を残さず果てたので黒幕追求は難しいけど予想くらいはしておこう。もちろん一番可能性があるのはクリスが狙われたってパターン。王都に戻る王子が狙われる。まぁ当然ありそうな話だ。今までは女の子かワレンくらいしか狙われなかったからなぁ。ワレンはどうでもいいが、女の子に狙われるのは羨ましい。俺も一度くらいはキャーキャー言われながら女の子達に揉みくちゃにされてみたい。過去に魔人にめちゃくちゃ俺がボコられてセシルやクリスがキャーキャーと泣き叫んだ事はあったけども。そういうのじゃなくて。


「ある程度は覚悟してますよ。しかしレティシア先生…本当に兄でしょうか」

「かもしれない。あれほど徹底して証拠を隠滅……あれほどの覚悟した刺客を、しかもあれだけの人数を集めるというのは、よほどの大貴族か王家以外ではちょっと考えにくい。君の兄の名を出した途端に自死したし。外国からわざわざ今の君を暗殺というのも、まずあり得ないと思う」


 ああ……セルジャンに尋問で言っていたのは、あれはクリスのお兄さんの名前だったのか。聞いたらルシアンが王太子でマティアスが第2王子なんだって。クリスには2人のお兄さんが居たのか。それにしても兄弟でヤだねー。なんともギスギスしてるのな。もうじき10年ぶりに会うってのに歓迎がこれかよ。まだ証拠も何もないけどさ。

 俺も王都に着いたら久々にジェロム兄さんに会うつもりだが、絶対ほんわか再会になるだろう。サプライズとしてカレーを食べさせようと思ってるしな。兄さんはカレーを気に入ってくれるだろうか。

 問題と言えば、どのくらいの辛さのカレーにしようかな?くらいのもんだよ。カレーの辛さって本当に難しい。ほら子供の頃、給食のカレーって美味しかったじゃないですか。あれを大人になって食べるとびっくりするからね。というか俺はびっくりした。一度、小学校の給食を食べる機会があったんだけど全然辛くないんだもん。甘口も甘口。子供の頃に食べてたのはコレ…?と思った。あれは給食センターの違いとか給食のオバちゃんの違いだったんだろうか、個人的には衝撃だったよ。もう俺は本当に心までボーボーになってしまっていたのかもしれない。それはそれとしても、初めて食べてもらうカレーの辛さって大事。ああ、悩む。でも問題はその程度だ。シルヴァ家は相変わらず平和な、のほほん日常系なんですわ。




「クリス、大丈夫?」

「ありがとうセシル。大丈夫、僕は平気だよ」


 命を狙われて大丈夫なわけはないだろう。そして、本当に何ともないなら平気だとも言わないだろう。平気だよ、だなんて平気じゃないヤツが言うんだよ。男の子は特に。でも、こいつはこれからも平気だ大丈夫だとしか言わないだろうな、きっと。

 こいつが強がりを言うのなら、俺達は力づくでも大丈夫にしてやるだけさ。頭を使うより、そっちの方がありがたい。力こそ正義なのだっ!


「全て仮定の話だから決め付けないようにしましょう。なんにしても、ここからはクリス護衛を全力で行う」

「元々俺達はクリスの護衛要員だよ」


 そうでしたっけ?フフフ、みたいな顔するんじゃないですよ。王都凱旋の王子を走らせたり馬に乗せて魔物と戦わせたり料理を作らせたりしてる方が異常なのだ。普通じゃないんですよ。

 あとね、せっかく推理を発表するなら、ふルー畑任三郎やりゃ良かったのに。


「あっ!………え~~…ふルー畑任三郎でした」


 取ってつけたね。あっ、って言いましたよね。

 全然似てないけど今日もかわいいから……いいや。

 情報も無いし知恵もない。

 俺達の対策会議なんて、こんなもんです。ええ。










◇◆◇◆◇◆◇◆










 馬車の街道を走る音が、まるで電車の音のように聞こえてきて……なんだか眠気を誘発してくる。


 まだ日の高い午後。いつもなら死にそうになりながら全力で走ってるか馬上だったのにな。今日は色々ありすぎて、緩急の多い日だね。馬車の中は……この馬車の造りが良いんだろうけど割と暖かくて快適だ。しかもメインの街道だから石畳が綺麗に敷いてあるので揺れも少ないし音も控えめ。俺は久々に心地良いまどろみの中にいた。


 む……なんだ、誰かがこっそりとくっついてきたよ。寒いのかな?くっついて来たのがルーなら嬉しいけど、今はセシルやクリスも居るし、いかがなものだろうか……ん?


「ねぇ……一緒に寝よぉ?」

 セシルだった。お前な、自分をいくつだと思ってるんだよ……君はな、鏡を見てこい。お前はふつーに襲われる側だからな。なぁ、なんで良い匂いするんだね。君は。

「ねぇ、なにか……変な気持ちになってない…?」

 な、なってねーし!あのね、耳元で囁かないでくれる?

「アレク…ボクは……いいんだよ?」

 何がいいのか全然わかりませんが!多分色々良くない気がしますけどぉ!

「なんでもしてあげるし……何をしても、ボクはいいんだよ?」

 アリかナシかと聞かれたらお前ならナシじゃないかもしれないけどぉ!

「はァ…んッ!らめぇっ…あんッ……んん……ほら、後ろ向いて力を抜いて…」

 えぇ~!マジっすか……!?お前が入れる方なの「起きなさい!」痛ってぇええええ!!!!

 


「セシル、私と場所を代わりなさい!こんな変態の近くに居ちゃダメ!」


 なに?何が起こった?どこから夢?どこまで夢?いや、違う。ちゃう。ちゃうねん。マジでマジで。今の俺が言っても説得力無いでしょうけども。


「多分、全部夢だよ。アレク……一歩譲って、そういう夢は場所を考えて見た方がいいよ」


 いや、俺が言うのもなんだけどセシル、そこは一歩でも譲っちゃダメだ。そもそも拒否しよう?フロイト先生、これはシンプルにド直球に欲求不満ですかね?聞くまでもないですか?俺のフロイト心理学ってそんなレベルなの。


 そんなことがあったので、おかげさまで今日の宿泊地に着くまでルーの機嫌を直すのに必死でした。自業自得とは言え、俺にとってはクリス襲撃よりこっちの方がよっぽど大事件だ。


 深夜になるまで、ひたすらに謝り続けました。

 ホント最悪の日だよ、今日は。













◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇











 次の日も引き続き、本来の街道を王都に向かって移動している。

 走りもせず魔物とも戦わず順調に進むというのは……少々退屈だ。


 王都まで、あとは距離にして100kmちょっとくらいだそうで2日か3日で着くだろう、とジャンさんが言っていた。おそらく、まだ罠か何かがあるとしたら旅の間だろう。そして俺達が王都に着いてしまえばある程度は安全だろうと推測している。これも大した根拠も無いけどな。そして多分に高確率でもう襲撃はないだろうとも思っている。もちろん油断はしないし仮に襲撃があったとて、撃退するつもりだよ。


「仮に王家の誰かが黒幕であったとしても、あんな簡単に命を捨てられる程の連中を集めるのは簡単ではないはずだ。そこまでして、クリスを討ちたい理由もないだろう」


 俺達はこいつが優秀だと知っているが、王都に居るだろう黒幕から見たらそこまでの脅威にはなりえない。なんせ左遷されていた不健康で病弱な第3王子だからな。こいつが舐められてるのはちょっとムカだけど……もしそうならば状況としてはありがたい。黒幕としても、あの襲撃で死んでくれたらラッキー程度の考えなのかもな。

 ありがたいことに、なのか残念ながら、なのかわからんが修行は控えめになりました。せいぜいが宿泊地での組手がメインだ。


「クリスから離れるわけにいかないからね。君達も必ず2人以上でいるように」

「ルーは転移とかできないの?ほら、短距離転移(ショートジャンプ)とかよくあるじゃん」


 いわゆる、◯ーラとか、ああいうやつですね!バシューンと吹っ飛ぶ移動魔法。天井があったら頭ぶつけるアレだよ、アレ。


「クリス、えっちな事ばかり考えてるヤツが私に意地悪を言うからお仕置きしてやってくれ」


 いや、出来ないなら別にそんな、ねぇ。そんなつもりじゃないから。

 聞いただけだから。お仕置きされるような事でしょうか?

 クリスも「はい、わかりました」じゃないよ。わかるなよ。威圧はやめよ?

 ええ、今日も平和でした。俺以外は。









       ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇












「王都が見えましたよ!ほら、あれが王城。ここからでも見えるんだから凄く高いんですよぉ」


 街道の林を抜けたところで、ジャンさんがそう解説してくれた。ここは少しだけ小高い丘になってるようで、遠くまでよく見渡せる。遥か遠くに微かに見えるのは大きな街と、その真ん中に聳え立つ城だった。


 限りなく遠くも来にけるかな。

 来たのは東の方じゃなくて都ですけども。

 あとは、距離にしてせいぜい数キロくらいかな。


「はるばる来ましたねぇ、ジャンさん」

「まぁ私は何度も往復してますけどね、それでも毎回美しいと見惚れちゃいますねぇ」


 日本人でいうならば新幹線から富士山を見るようなもんだろうか。あれ、天気が良いと見ちゃうよねぇ。なんか得したような気になるもんね。逆に天気が悪くて見えないと損した気になっちゃうよね。少し運賃を安くしろとすら思ってしまうわ。


 そして、確かに白くて高い城はここから見ても見事だった。

 そうか、あれが……クリスの生まれた城か。


「そっかぁ、何度もですか……ジャンさんは、もう王家に仕えて長いんですねぇ。そんなジャンさんの黒幕は…どっちですかぁ?」

「へぇ?黒幕って何ですか?」

「またまたぁ~。こないだの黒尽くめの連中の襲撃、あれを手引きしたのジャンさんでしょ?」


 相変わらず証拠は無い。

 だけど状況証拠は充分だ。


 俺達は俺達自身も事前には知らなかった修行の関係で、序盤から通常じゃないルートを通常じゃないペースで移動してきた。なので、そう簡単に罠を用意できるはずがないんだ。そもそも居場所を把握するだけでも相当に困難な筈なんだよ。それ以外にも常にセシルやルーが周囲を索敵をしているので、それを掻い潜ってずっと俺達を監視していたとも考えにくい。

 なら、手引きした人がいる!と皆で話し合ってそう結論づけた。どうやったのかは知らないけれど、それが可能な人間はジャンさんしか居ない。残念ながらジャンさんは敵側の人間だ。それからは、道がわからんから王都が見えるまで放置してたんだ。だって、ここまで来たなら仮にジャンさんが居なくなったとしても俺達だけで目的地には辿り着けるから。


 居なくなっても……ってジャンさんがどこ行くって?

 そりゃあ……天国か地獄じゃないかな。


「………………………」


 えー!?言い逃れなしか?

 嘘だろジャンさん!

 サスペンス劇場なら崖の上に着いた瞬間じゃないかな。

 もっと紆余曲折があるだろう!

 完落ちにはまだ早いぜ。頑張れ!ジャンさん!反論しようぜ!

 もっとこう……あるだろう!


「仕方なかったんだ……上からの命令で…私は逆らえなかったんだ!」


 マジかよ!あっさりゲロった!はやい!ルーの尋問もしくは拷問スキルの出番かと思ったんだけどなぁ。昨日の夜も過去に使ったことがないから自信が無いという彼女をおだてて宥めて必死だったのに。頑張ったらケーキを買うから、と御褒美まで用意してたのに。いや、これはこれで望ましい、問題無い展開なんだけど……そりゃないぜジャンさん!もしかしたら尋問用のボンテージな女王様モードのルーが見られるかと思ったのに。おっさんを尋問するのにボンテージな格好をする意味もないが。それより情報を引き出さねば。


「では教えてください。あなたの言う、<上>とは誰のことですか?」

「……………外務大臣のサミュエル・ド・ブラン様です」


 本当にアッサリ言うんですね……聞いておいてアレだが、誰だか知らん。まぁ大臣と言うからには偉い人なんだろうな。この国の偉い人なんざ全然知らんわ……というか、ジャンさんがペラペラ喋りすぎてて逆に怪しくなってきた。これも罠なんじゃない?


「ジャン殿。あなたのボスはルシアン派か、それともマティアス派なのですか」


 拷問せずに済んで、昨日の夜の緊張した顔と打って変わって開放された感のあるルーも話に加わってきた。まぁ正直に言えば俺も彼女に拷問なんかして欲しくないし、これで良かったよ。ケーキは……どっちにしろ買おう。覚悟してくれただけでも彼女は頑張ったよ。それに俺も王都の美味しいケーキを食べたいし。問題はどんなケーキがあるか、だな。いや今は尋問中だったな……うん、ケーキは問題ではないよね。


「私にはそこまでわかりませんで……私なんて、あちこち派遣されるだけの下っ端ですんで…」


 ジャンさんにはここまで世話にもなったしな。敵の手先になってたかもしれないが、良い人だと思うよ。ここへきて実は悪い側でした、となっても……こう……やりにくいよな。俺が嫉妬でアレコレしちゃうわけにもいかないし。そもそも俺達は警察でもないしね。うん、こういうのは王子に任せておこう。


 違うぞ。放棄じゃない、これは適材適所だ。

 とりあえず、ジャンさんの証言は後々裏を取るとしてだ。


「あの、私はどうなるんですかね……」


 それは俺も聞きたい。


 司法に突き出すの?証拠は自白だけで、この人は王族殺害未遂の犯人の一味です、って。王子が証言したらいけるのかな。もしそうなったら、俺が黒幕ならさっさとジャンさんを始末しちゃうね。生かしておくデメリットはあってもメリットはなさそうだし。まぁ……現状でも十分ジャンさん自身は危ない気もするが。証人になりうる存在だもんな。俺達が何もしなければ、何も気付かれてません!と言い張れるかも……どうかな。無理かな。知らん。


 その辺は自力で頑張れ、ジャンさん。生き抜くんだ!


「今後、色々と内緒の頼みごとをするかもしれないけど当面はこのまま。僕は何も気付いていなかった、としておこう」


 クリスがちょっと黒い。黒クリス。危ういな、この辺は少しでも言い間違えるとド下ネタになりそうだから注意が必要だ。


 それはさておき、敵中ど真ん中の可能性がある王城で、もしかしたら1人目の味方となるかもしれない人物をゲット出来たのかも。かなりの弱みを握ったから、結構なレベルの事をやらせる事も出来るだろう。そしてジャンさんならば最悪殺されたとしても構わない存在でもあるっていう。黒いなぁ…恐ろしい子に育っちゃったなぁ、黒クリス。


 そんな感じでクリスがジャンさんを味方に取り込こみつつ、いよいよ王都に迫る。徐々に街道を往く人々も増えてきた。首都だけに人口も多いんだろうな。

 王都に近づいて見上げると……こういうのは城郭っていうんだっけ?大きな壁が街を取り囲んでる。しっかりした壁だなぁ、やっぱり魔物が出る世界だもんね。オルトレットにも大きくは無いけど壁、あったもんなぁ。ここのは…かなりでっかい。城壁の高さが10mくらいはありそうだ。大した壁だけど過去にこの街も戦乱に巻き込まれたことあるんだろうか。





 これが……王都ラスブール。いかにも!な大きな都市ですね。そのまま俺達は正門前、らしき場所へ到着。周りには俺達と同様に色々な場所から色々な目的で来たであろう人々が入都の審査手続きをしてる。あー、なんだか空港での搭乗手続きを思い出すなぁ。パスポート、ちゃんと持ってきたか?


「あの殿下……本当に通常の手続きでよろしいんですか?」


 ジャンさんが心配そうに言うが、実はね……王族や貴族用のVIP対応窓口もあるそうなんだよ。偉い人達なら、ほぼ顔パスのような窓口が。クリスは昔この門を出てはいるけど、初めての入都だから顔パスとまではいかないかもしれんけど。

 それでも、ほとんど待たずにチェックはしてもらえるだろう。なんせコイツは王子だし。王族だし。超VIPだし。だしだし煩い?


「いいんだ。これは第3王子の帰還じゃない。今日はただのクリストファー・デュ・ラフォルグが友と共に帰郷するだけの話さ」


 そうか。そう言って爽やかに微笑む王子は確かにカッコ良かった。なんかお前……今更ながらイケメンだな、主人公してるな。俺としては多少は派手な帰還になっても良いと思ってた。王子クリスの、俺の自慢の親友の見事さを見よ!と王都ラスブールに喧伝してやろうと思っていた。


 遠からん者は音に聞け、近くば寄って目にも見よ!…てなぐらい?



 そうだね。俺達がクリスの故郷に入るならば、それは自分の足で立って歩いて行こうじゃないか。意味?ないよ。浪漫だよ、浪漫。俺はこういうの好きなのよ。



拙い小説ですが読んでくださり、ありがとうございます。

この小説を読んで少しでも面白いと思ってくれた、貴方or貴女!

是非とも感想、レビュー、ブックマーク、評価を頂ければこれに勝る幸せは御座いません

(人>ω•*)お願いします。


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