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エルフ二人(女)とお買い物

 春の暖かい風が外で吹いている。そんななか、俺はスマホの時刻表示を見て硬直していた。現在の時刻は9時55分。昨日彩加が集合に決めた時間は10時。俺の家から魔法具を取り扱っている店までは自転車で20分程度。察していただけただろうか。これは完全に

「寝坊したァァァァァァ!!」

窓を開けていたのも忘れて思いっきり叫んでしまった。

 この後、ご近所の巨乳…じゃなくて胸の大きくて美人な黒髪ロングヘアーのお姉さんに

「朝なんだし、少し静かにね?」

って言われた。すみませんって謝っておいた。

 あんな美人な人に注意されてしまっては謝るしかないだろう!?

 そんなことがあり、俺は急いで準備をして自転車に乗ってなんとか魔法具を取り扱っている店に着いたときには10時25分になっていた。(準備5分、お姉さんの注意5分、移動20分)

 この店は、様々な種類の魔法具を取り扱っていてそこそこ広い。

 しかし、店に入ってすぐに萌咲と彩加に遭遇してしまった。まさかこんなに早く遭遇するとは思ってなかったんだけどなぁ。

「遅いわよ!まさか、寝坊したなんて言わないでしょうね!?」

「その通りです萌咲様。わたくしは、寝坊をいたしました」

何故か恐怖を感じ執事みたいな口調になってしまった。

「本当に寝坊しちゃったわけ!?昨日あれだけ言ったのに!」

一回しか言ってないけどな。

「ま、まあとにかく彩加の使う魔法に合った魔法具を探すぞ」

ほっぺた膨らませながらも仕方ないわねで許してくれた。

「山崎クンはどの魔法具がいいと思う~?」

「多分昨日使っていた桜の枝から作られている魔法具で太くて頑丈そうな大きいやついいんじゃないか?」

すると彩加が顔を赤くして

「山崎クン太くて大きいのを選ぶなんてそんな」

何意味深に捉えてるのこいつ?普通に使う魔法に合ってそうだから言ったんだけど。

「じゃあ、こんなのどうかしら?」

すると桜の枝で作ってある杖みたいな魔法具を彩加が取ってきた。

「別にいいんじゃないか?威力も発揮できそうだし」

大会で必要になるのは美しさと実用性なので競技に対人戦もある。それに勝つためには威力も必要になる。

「じゃあ山崎クンがいいって言うんだし買ってくるねぇ」

え?決めるのはや!?もうちょい悩むとか無いのか。

「他のも見なくていいのかー?」

「いいのいいの~うふふ」

なんでテンション上がってんの?

 この時、俺は知らなかった。あんなことになってしまうなんて。

 数分後。彩加がレジで会計を済ませてきた。

「みてみて山崎クン。シャキーン!」

それ杖なのになんで剣みたいな効果音つけてるの?あ、でもなんか杖構えてる姿がこの○ばのめぐ○んみたいでかわいい。

「似合ってるぞ彩加」

「うふふ。そう?なら嬉しいわ」

「はいはーい。ラブラブしてないで帰るわよ」

いままでどこいってたの萌咲。多分、他の魔法具見るために店内ふらふらしてたんだろうけど。

「あら、萌咲さん。私達ラブラブじゃなくてイチャイチャしてたの」

「どっちも一緒よ!!」

「あと、私達今日はホテル予約してるから」

私じゃなくて私達?なんで複数形なの?ちなみにそれラブホテルじゃないよね?

「ね?山崎クン」

「ヴェ!?予約なんてしてないよ俺!!」

萌咲が怪訝な目をして

「あら、そうそれはよかったわねお二人さん」

もうだめだ!萌咲の頭に怒りマークがついてる!!

「彩加冗談はそこまでにしておけ!」

「冗談?何言ってるの山崎クン本当よ」

はい?mjk(まじか)萌咲はとうとう切れて

「はぁ!?じゃああたしも行く!!」

流石にこれは切れるなぁ。ってあたしも行くだぁ?

「あんたと女の子で二人きりだと何しでかすか分からないから仕方なく付いて行くだけよ!」

なんで微妙に赤面してるの?

「それはともかくホテル泊まらないとだめか?」

「だめだよ山崎クン。ホテルであんなことやこんなこと色々するんだから」

 とかいって現在、二人に引きずられ運ばれている最中。なんで萌咲も手伝ってんの!?ラブホテルじゃないことを祈ろう。

どうも、tomakun(とまくん)です。

先に後書きを読む方がいるそうなので警告。少々ネタバレ注意。

いつもラブラブシーンよりギャグシーンが多くなってしまいます。自分でも、これはラブコメなのか?と思うことがあります。

次回からは、ラブラブシーンもしくは萌えをもっと増やしていこうと考えています。

次回、主人公はラブホテルに運ばれてしまうのか!?

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