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城での試射会

まずは帝用にと、小型で装飾を施した物を作ることにした。

小型リボルバーと、さらに小型の装弾数2発しか無いが、隠し持てる銃。

まあ、デ○ンジャーだ笑

掌に収まるサイズだし、正装の時でも、隠しようはあるだろう。

金と銀で細工し、工芸品のようになってしまった。リボルバーの方も軽く装飾しておいた。装弾数は6。

後日、城に届けに行くと、幹部達まで勢揃いしていた。

幹部達の前で、試射会である。

もちろん、うちと対を成す、鬼人の伯爵家も来ている。

反応は上々であった。威力はそれ程でも無いが、魔力切れの時、または魔力制御が苦手な者には重宝すると、絶賛された。

ティスティアのようなノーコンは少ないが、大規模な範囲魔術は得意でも、一人倒すだけの魔術は苦手という、訳のわからない魔族は、結構居るのだ。

で、注文数であるが、先ず公爵、侯爵、それぞれの家長に一丁づつとなった。もちろん例の伯爵家には特別二丁渡される。つまり、リボルバーを持っている家は、この国では有力な家か、帝の近い親戚となる。

暫くリボルバー作りに専念しなければ。


ティスティアは、エリーと仲良くヒソヒソ話に夢中だ。

仲良い事は良いことだ。


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