改良
カフェで色々話していて、聞いてみた。
「ウインドカッター、何発撃てる?」
1日の限界量が気になったのだ。
魔力には、限度がある。一晩寝れば回復するが、限度を超えたら、魔力枯渇という現象がおこる。おもに目眩や倦怠感、頭痛や、全身の痺れなど。
「うーん、30発ぐらいかな。こないだのゴブリンの群れの時は、結構ギリギリだった。」
ティスティアが答える。
中級魔法のウインドカッターが、30発なら、まあまあの魔力量である。
「ん?こないだ31匹倒したよな?ウインドカッター30発じゃないのか?」
「木下に来たゴブリンは、ハンドガンで倒したからね。」
なるほど、初級の魔弾を使ったのか。そもそも、ハンドガンの弾倉に込めた魔力は、前もって込めているから、その日の魔力ではない。
ちなみにティスティアが込めると風の魔弾だが、俺が込めてやると、水や火の魔弾をティスティアのハンドガンで撃つことが出来る。
「弾倉をもう少し作って、使う弾のバリエーションを増やそうか。」
俺が言うと、
「それ良いね!弾倉を色分けして、分かりやすいようにしてくれない?間違えないように。」
良い考えだと了承する。
ここで、思う。風以外の中級魔法をショットガンで撃てるようにすれば、さらに攻撃のバリエーションが増えるなと。
ハンドガンは、初級の魔弾しか撃てない。
「よし、商店を見ながら材料買って、宿で作ろう。」
そう言い店を出る。
「風は、緑で、火は赤、水は青だよな。氷と雷は、白と黄色にしようか?でも、白とか光魔法っぽいよな〜?」
「私は、氷と雷使える事聞いて、愕然としてんだけど?」
溜息を吐くティスティア。
確かに言ってなかったし、使ってなかった。
弾倉は全部で6本。
緑二本に、後は白と黄色、赤と青が一本づつだ。
それぞれ24発撃てるようにし、俺が魔力を込めておく。
「弾倉を容れるポーチが必要だな。」
そう言い、魔物の皮で作っていく。
鍛治は出来ないが、工作や裁縫は、そこそこ出来る。
ティスティアのショットガンも改良する。普段の使い方はそのままに、魔力を込めずコッキングした状態で、横から円柱状の魔力を込めたシェルを容れるよう改良した。そうすれば他人の込めた魔力を撃てるようにしたのだ。
だが問題が1つ。
「全部持つと、重いんだけど?」
ティスティアがぼやく。
「鍛えろ!」
そう言いニヤリと笑っておいた。




