表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/47

実戦

今回も森の中。

無数のゴブリンの中央には、二本の短剣を振り回すエリック。


血しぶきの中で光る二本の短剣。


ゴブリンは、エリックに襲いかかるが、後方から、首を落とされる。エリックにはまだ距離がある。


30メートルほど離れた木の上から、ティスティアが狙撃していく。

ティスティアに気がついたゴブリンが、木に近寄って行くと、

パシュッパシュッ!

いつの間にかハンドガンに持ち替え、ゴブリンの頭を撃ち抜いていく。


「今回の依頼は、ゴブリンキング討伐!ゴブリンの数は、200ほど。キングの他に、ゴブリンナイトも確認されてるらしい。他の冒険者が尻込みしてるから、俺が受けた!」

「殺す気かっ!私はまだ死にたく無い!清いまま死にたく無い〜!」

訳の分からん事を言ってるティスティアの腕を掴んで、引きずってきたが、流石に観念したのか、しっかり後衛の仕事をしてくれていると、頬を緩めるエリック。

新しい剣も調子良い。スパスパ斬れる。

「お!いたいたゴブリンキング!」

通常のゴブリンの2倍ほどの背丈のゴブリン。手には剣も持っている。ナイトと違うのは、背丈ぐらいか?

あっさり首を落として、混乱極まったゴブリンの群れ。

群れと言うには、もうその数は、一桁であったのだが。

「残り、全部狙撃しろ〜早くしないと逃げていくぞ〜」

エリックが叫ぶ。

「あー!うるさい!集中させろ!バカ!」

文句を言いながら、スコープをセットして、狙って撃っていく。


「いや〜楽勝だったな。」

「私は生きた心地しなかったよ!」

「剣も良く斬れたし」

「狙撃してたら、足元までゴブリン寄ってくるし」

「キングも一撃だったし」

「撃っても撃ってもなかなか減らないし」

なんか会話が噛み合っていない。


ギルドで討伐確認してもらい、報酬を受け取り、宿に戻る。

報酬は山分けだ。ティスティアは、こんなに貰えないと遠慮するのだが、エリックは、

「2人で倒したんだから、山分けでいいんだよ!」

と、半分押し付けた。

「それより使いやすさはどうだった?何かあれば改良するけど。」

「問題ないよ!私が魔法で魔物倒してるとか、未だに信じられない。」

ティスティアは、これまでノーコンだったから、弓矢でしかゴブリンを倒したことがなかった。

道具を使っているとはいえ、ティスティアの魔法で倒しているのは間違いない事実である。


「労働の後の飯は美味いな。」

エリックが呑気に笑っている。

「あの光景の後、よくステーキ食えるな」

ティスティアは、魚のムニエルを食べていた。



またブクマ増えてた。ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ