工作
街でティスティアと別れ、材料を買いに商店を回る。
ティスティアの宿は聞いてある。
「しかし、地球時代の知識が、役にたつかどうか。作れるかどうかだな。」
宿でエリックは、工作を開始する。
買ってきたものは、スプリング、金属の筒、ピストン、鉄板、これらを加工する道具。
エリックは、地球時代、サバイバルゲームにハマっていた。
オモチャの銃で、プラスチックの弾を撃って遊ぶアレだ。
買ってきたオモチャの銃を分解しては、威力や制度を調整していた。構造はだいたいわかる。
筒を適当な長さに切って、ピストンにスプリングをセットし、空気を圧縮し、トリガーで撃ち出すように作っていく。
形は、ショットガンのようになる。
グリップの部分に、魔力を込めると、弾倉部分に魔法が込められる。これを圧縮した空気によって撃ち出す。
この機構を、創るのに1日かかった。
次の日、森で試射してみる。
エリックは、水と火属性だ。雷と氷も使える。
中級魔法なら、問題なく撃って当たる。上級は少し問題だった。
耐久性が少し足りなかった。
宿に戻り、改良し、また試射しに行く。
問題無かった。性能に問題無しなので、ここからノーコンの彼女にも使えるように、さらに工夫をする。
「ショットガンに光学機器は、俺の好みしゃないんだかな。」
銃の上にスコープとダットサイトが載っていた。スコープは使わない時は右に倒れる仕様になっている。近距離なら、ダットサイトのみ。遠距離ならスコープを使えるようにした。
ついでにハンドガンまで作ったのはご愛嬌。
ハンドガンは、飛距離10メートル程しか飛ばないが、魔弾という初級魔法。魔力の弾を飛ばすだけの魔法だが、ゴブリン程度なら、頭に当たれば致命傷になる魔法だ。魔力もそれほど要らないし、使い勝手は良いだろう。装弾数は、24発。
24回分の魔力を弾倉部分に込めるだけだ。
ショットガンのほうは、魔力を込めてからコッキングと呼ばれる空気の圧縮工程が必要なので、連射するのはキツイが、ハンドガンは、最初の1度だけ、上部を引けば、後は発射の反動で、コッキングできるようにしてある。
ついでに自分用にリボルバータイプも作ってしまった。装弾数は6発。もし、魔力が切れたときにも、事前に込めておけるから、役にたつだろう。
えーっと、分かりにくくてゴメンなさい。サバゲしてない人や、軍備に興味ない人には、ちんぷんかんぷんかも。




