剣士達の戦闘
そう言うので任せてみたのだが、せっかく片目潰したのに、死角を有効活用していない。
「死角に1人入って、1人は正面で囮になれ!首を狙わず、先ず機動力を奪え!」
そうアドバイスした。
その一言で理解したのか、正面に1人距離を保ちながら陽動し、もう1人が死角から後脚を狙った。
何度か斬りつけようやく後脚を斬り落とし、アースタイガーの動きを制限するのに成功する。
次は前脚に斬りかかる。
同じように前脚を斬りつけ、前脚を片方斬り落とし、ようやく首を狙えるようになる。
陽動に徹していた剣士は、チャンスを逃さず、アースタイガーの首を斬り落とした。
「ありがとう!良いアドバイスのおかげで、倒せたよ。」
「状況は上手く活用しないとね。」
「確かに我々は、首ばかり狙っていたからな。作戦は大事ってことだな。」
魔石を取り出しながら、言う。
「魔獣相手に正々堂々とやる必要はないからね。」
エリックが微笑みながら言う。
「この魔石、貰って良いかね?」取り出した剣士が聞く。
「もちろん。倒したのは貴方達だし。」
「先ほど2つ貰っているから、なんだか悪いのだが。」
「構いませんよ。すでに何匹も倒しているので。」
「では、遠慮無く。」
「じゃあ行きましょう。」
後方で、待機していた女性達に声をかけ、街に向かって歩き出す。




