宿
ギルドの受付にオススメの宿が無いか聞く。
「それなら、大通りを中心に向かって歩くと、銀の剣亭と言う宿が有ります。安くは無いですが、信用出来る宿ですよ。」
礼を言ってギルドを出る。
いくらか歩くと、入り口に銀の剣がぶら下がった建物が見えた。
「ここか、分かりやすいな」そう言い、ドアを開ける。
「いらっしゃい、食事ですか?泊まりですか?」
入り口に居た女性が聞いてくる。
「泊まりだ、とりあえず二週ほど。」
そう言うと、一泊銀貨5枚食事付きなら、銀貨6枚です。」
そう言われ、銀貨60枚をダンプポーチから出す。
「朝は6時から9時の間、そこの部屋で朝食がとれます。夜は17時から、20時までです。食事の時の水は、泊まりの人は無料ですが、身体拭く水とかは、桶一杯銅貨5枚です。」
テキパキ言ってくる。慣れた作業なのだろう。
「わかった、部屋は?」
「これが鍵です。鍵の模様と同じ扉が部屋です。部屋は二階ですので。」
そう言って、札の付いた鍵を渡してくる。二階に上がり、三角2つ書いてある扉に鍵を刺し回す。
部屋は、ベットと、椅子と机があるだけ。広さはほどほど。だか、部屋の壁や扉は頑丈で、鍵も複雑だった。信用出来る宿とは、こういうことかと納得する。
ローブを脱いで椅子にかける。
ベットに腰を下ろし、これからどうするか考える。金の心配はとりあえず無いが、何もしないわけにもいかない、なにせ暇だし。
まあ、明日はとりあえずオーサカの街を見て歩く事にしよう。
夕食までは、装備の点検整備をし、夕食の豚の角煮と豆のスープ、黒糖パンを食べて、その日は眠った。
次の日、8時に起き、食堂に行く。
羊肉の腸詰のボイルと、目玉焼きと、パンの朝食を食べ、街に出る。
朝は市がたっていて、活気に溢れている。肉や野菜、果物などと色々な物が売られている。もちろん武器や装備を売っている店もある。
掘り出し物でもあるかと覗く。
十字の小さな刃物の様な物がある。
「主人、コレは?」
「コレは東方の島国から伝わる刃物だ!投げて使うらしいぞ!安くしとくぜ!」
明らかに手裏剣だった。東方の島国とか日本じゃないのか?まあ、そんな訳ないか。気に入ったので、有るだけ買った。
1つ銀貨一枚とか言われたが、言い値で買うなど、俺のポリシーに反する。
数が50個だったので、銀貨50枚なのだが、35枚に値切ってやった。
主人が泣きそうな顔していたが、気にしない。




