冒険者になったことは正解なのか？

　幼い頃に両親を亡くしたヴィックは叔父夫婦に預けられ、そこでは奴隷の様に扱われた。生きるために耐え続けていたが、16歳になると家を追い出されてしまう。生活するために王都マイルスで冒険者になったが、仲間が居ないどころか力や知識も無いため、たいして稼ぐことができずにその日暮らしの生活が続いていた。
　だが同じ新人冒険者のウィストが強いモンスターを倒すほどの活躍をし、それを見たヴィックは劣等感を抱いてしまう。そんなヴィックに一人の青年が声を掛けた。
　「成り上がるチャンスが欲しくないか」と。
　何の取り柄も無い少年が様々な困難に対峙しながら、冒険者として生きていこうとするお話です。


※続編を投稿しました。↓こちらが続編です。
https://ncode.syosetu.com/n6301ex/
※カクヨムに「冒険者の隣には」というタイトルで若干改変したものを投稿しています。