第1話 初恋はまだです。
初恋…
まだ先ですね~。
って言うか、恋ってどんなん?
「ねー。梓?」
私はアシスタントでそして、私の親友の梓に
問いかけた。
梓はもうリア充してるし、恋のこと知ってるよね?
私はそれを信じながら梓に問いかけたのだ。
「何~?
トーン貼るの?それともベタ?それとも~」
梓はすぐに問いに答えてくれた。
でも…
『それとも~』の次は何だ!!!
すごい気になるわ!!!!
また、『わ・た・し』とでも言うのか?
「梓。そのネタ飽きた。」
私が覚めた口調で言うと後ろから『マジ?』
と聞こえた。私は即座に『マジ。』と答えた。
「うっわ!マジかぁー!!!
そろそろ私もネタが尽きてきた頃なのに!
由依に飽きたと言われるとわ…
梓、悲しいわ。」
梓は泣いた振替をした。
「ハイハイ。
そーいえば梓に話があったんだ。
てかそのために呼んだんだけど?」
梓は『そーいえば!』みたいな顔で私見る。
“恋をしてみたい”って
望んでもいいよね?
初恋はまだでもリア充になりたいって
思ってもいいよね?
思うだけはただだよね?
人に聞かなきゃ分からない。
本当私って…
何なんだろ。
梓だったら答えてくれるよね?
恋のこと。
恋愛のこと。
「梓。恋のこと…教えてくれない?」
「え!こっ恋のこと!」
梓は驚き私をガン見した。
まぁそりゃそうだよね。
ずっとまえまでこいとか興味ないとか言ってた奴が
活きなり恋を教えてくださいなんて…
普通はあり得ないもん!
でも恋が知りたいって思った。
『漫画には自分での経験も必要』って
編集さんに言われた。
何で恋も愛も知らない奴が少女漫画家なんてやってんだろ~。
今になって不思議に思った。
ほんとバカな女だなぁ。私って…
「由依。恋してんの!!!」
「いや。してない。」
私は即答した。
てか、恋を教えてくださいっていってる奴が
恋してるわけないじゃん!!!
梓はアホなの?バカなの?
「そーなんだ!」
何気テンション高い。
なぜだ。なぜなのだ。
「恋はね~!楽しいよ♪」
たの…しい?
「それで苦しいの。」
苦しい…?
何で…?苦しいのにたのしいの?
何で何だろ。
もッもしかして…!!!
梓はマゾ!!!!
うわー…
じゃなくて!!
「どうして苦しいのに楽しいの?」
私は聞いた。
「苦しいよ…
恋は…苦しいよ…。好きな人と一緒にいると
とっても楽しいの。でも…人それぞれだとは思うけど私は、好きな人と離れるとき、好きな人が
他の女の子と話してる時凄く辛いよ。」
梓は暗い顔をしてそう言った。