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96話: 核心の断片

光の扉を抜けると、目の前には分裂した空間が広がっていた。断片ごとに情報の性質が異なり、全体像は一切把握できない。まるで迷宮そのものが意志を持ち、二人を試しているかのようだ。


「……これが核心の断片か」

慧は各断片の情報を分析し、正しい順序で進まなければ次の段階に辿り着けないと理解する。解析だけでは不十分で、直感が必要だ。


雫は光の揺らぎや空間の微細な波動を直感で読み取り、安全な進行ルートを導き出す。断片の一つでも間違えれば、全てが崩れる危険があった。


二人は呼吸を合わせ、解析と直感を融合させて進む。核心の断片は、過去の試練で得た情報と心理戦の総合力を試す空間だ。慧は情報の連結を制御し、雫は瞬間的に正しい判断を下す。


やがて、全ての断片が収束し、空間が一つに統合される。慧は深く息をつき、雫も安心した表情を浮かべた。


核心の断片は、異次元情報・心理戦・解析と直感の総合力を最大限に試す試練であり、二人の連携は最高潮に達していた。


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