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84話: 異次元の核

空間の中心に、揺らめく光の塊――異次元の核が姿を現した。慧は膨大な情報が集中するその核を観察し、パターンと法則を解析する。


「……全てがここに集約されている」

慧の目は光の動き一つひとつを追い、次の行動を割り出そうとする。


雫は直感で核の周囲の波動や微細な揺らぎを感じ取り、安全かつ最適な進入ルートを判断する。解析だけでは突破できない、直感の力が必要な空間だった。


核の周囲には、他者の意識が反映された光の干渉があり、瞬間的な判断ミスは致命的になる。二人は互いに呼吸を合わせ、慎重に進む。慧は光のパターンを解析し、雫は直感で変動を読み取る。


やがて、異次元の核の中心に到達すると、光の塊は収束し、空間は静寂に包まれる。慧は微かに息をつき、雫も安堵の表情を見せる。


異次元の核は、情報解析と直感、そして心理的圧力に耐える総合力を試す試練だった。二人の連携と信頼は、さらに深まったのである。


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