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81話: 真実の光
異次元空間の光が、静かに揺らめきながら一点に収束し始める。慧は光の微細な揺らぎとパターンから、安全かつ効率的な進路を解析した。膨大な情報が交錯する中で、瞬時に有効なルートを見つけ出す。
「……ここだな」
慧の声は小さいが確信に満ちていた。
雫は光の波動や空気の微細な振動を直感で感じ取り、最適な踏み出しのタイミングを判断する。心理的圧力が増す中、二人は呼吸を合わせ、慎重に光の中を進む。
周囲には他者の心理状態までも反映された光の揺れがあり、一瞬の判断ミスが致命的になる。慧は解析を重ね、雫は直感で変化を読み取りながら、一歩一歩進む。
光が安定した瞬間、突破の確信が二人の胸に訪れた。慧は小さく息をつき、雫も微笑みながら目を細める。
この瞬間、二人は真実の光の核心に触れたのだ。これまでの試練で培った解析力と直感力が、完全に結実した瞬間だった。




