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50話: 虚空の門
絶対零度の迷宮を突破した慧と雫は、虚空の門と呼ばれる異次元空間に到達した。
ここでは、空間自体が存在と非存在の境界にあり、踏み出すたびに虚空に吸い込まれる危険がある。
一歩の判断が、存在そのものを消し去る可能性を秘めていた。
「……ここで誤れば消滅する」
慧は分析者として、虚空に潜むパターンを解析し、最適な進路を導き出す。
「慧、直感で虚空の揺らぎを感じ取って」
雫は空間の微細な振動や心理的圧力を感知し、虚空の流れに沿って正しい一歩を選ぶ。
虚空の門は、心理戦・情報解析・直感判断・存在感覚の極限統合を試す試練。
連携が不完全であれば、出口は閉ざされ、虚空に囚われてしまう。
慧は情報を統合解析し、雫は直感で揺らぎを読み取り慎重に進む。
「……この流れで行くしかない」
雫が頷き、二人は虚空の門を慎重に進む。
やがて、虚空の揺らぎが収束し、光点が整列、出口が姿を現す。
「突破……成功」
慧は深く息をつき、雫も微笑む。
虚空の門は、分析者と直感派の融合、心理戦、極限判断、存在感覚の統合を試す極限の試練だった。
シリーズ1の中盤を過ぎ、異次元情報の核心に迫る戦いは、さらなる緊迫を増す――。




