23/100
23話: 真実への扉
虚構の支配者を突破した慧と雫の前に現れたのは、真実への扉だった。
扉は透明で、その奥には全ての異次元情報が一望できる空間が広がっている。
しかし、扉を開くためには、過去から現在までの全ての試練を統合した判断が必要だった。
「慧……ここが最後の関門ね」
雫は緊張しながらも、光や空間の微細な揺れを感知して、最終判断の兆しを探す。
「そうだ、今までの全ての情報を総合して判断する」
慧は分析者として、これまでの迷宮や試練で得た情報、心理戦での経験、直感からの補助を統合する。
真実への扉は、二人の思考と連携を試す最後の迷宮であった。
一瞬のブレも許されず、正しい順序で情報を選択しなければ、扉は閉じたままだ。
慧は計算と推理で最適ルートを導き、雫は瞬間的な直感で補助する。
光点が一つずつ整列し、扉が微かに光を帯び始める。
「……これで、開くはずだ」
雫が静かに息をつくと、扉はゆっくりと開き、異次元情報の全貌が二人の前に広がった。
「ついに……核心に到達した」
慧は微笑み、雫も穏やかに頷く。
真実への扉は、異次元情報、心理戦、直感と分析の融合の果てに、二人を核心へと導いた。
シリーズ1「次元交差I」の集大成として、ここで初めてゲートキーパーズの真の目的が示される――。




