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20話: 異次元の門
断絶の空間を抜けた慧と雫の前に、ついに異次元の門が現れた。
巨大な光の輪が浮かび、周囲の空間は不規則に歪み、異なる次元への扉が無数に並ぶ。
「……これが、次のステージへの入口か」
慧は光の輪を解析する。膨大な異次元情報が渦巻き、どの扉が安全で、どの道が試練に繋がるのか瞬時に判断する必要がある。
「慧、直感で扉の兆しを感じるわ」
雫は微細な光の揺らぎ、空間の波動、心理的圧力を瞬時に読み取り、正しい門を指し示す。
異次元の門は、解析だけでも直感だけでも突破は不可能だ。
他の参加者の意図や心理が干渉し、扉の先の試練はさらに予測困難になる。
二人は互いの能力を融合させる。
慧は扉の情報と異次元のパターンを解析し、雫は直感で変動する次元の波動を読む。
「この門を通れば、新たな異次元情報が開放される」
慧の言葉に、雫は力強く頷く。
慎重に足を踏み出すと、光の輪が瞬時に収束し、二人は次元の扉を越えた。
「……突破した」
慧は小さく息をつき、雫も微笑む。
異次元の門は、分析と直感、心理戦の総合力を試す究極の試練だった。
そして、この先には、シリーズ1の最終局面――ゲートキーパーズの真の目的に迫る試練が待ち受けている――。




