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2話: 反転領域

床に揺らめく光点は、霧島慧に微かな違和感を覚えさせた。最初の課題を突破した直後、ホールの壁面が反転するかのように動き始める。まるで空間そのものが意思を持っているかのようだ。


「これは……迷宮?」

慧は直感的に判断し、光点の配置を解析し始める。

しかし、すぐに気づく。今度は、単なる情報解析では突破できない何かが混ざっている――直感的な突破力が必要だ。


「慧、こっちの光を……」

月城雫が指差す。彼女の指先に導かれるように、光の波が一瞬、真の出口を示す。


「なるほど……」慧は心の中で呟き、直感と分析を融合させて一歩を踏み出す。

協力と独自の判断が問われる課題。プレッシャーが身体を締め付ける中、二人は歩みを止めずに前へ進む。


そのとき、突然壁面が再び変化し、光の方向が反転した。

「錯覚か……それとも誘導か?」慧は眉をひそめる。

戦略家の思考では解析できない、直感派の感覚が求められる――。


課題は次第に複雑化する。情報の断片は増え、偽情報も混ざる。

だが慧は確信していた。

「解析と直感が揃えば、必ず突破できる。」


二人の視線が交差し、無言の決意が生まれる。

異次元情報の迷宮は、まだ始まったばかりだ――。


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