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17話: 歪んだ意識
交差の迷宮を抜けた慧と雫の前に、次なる試練――歪んだ意識の空間が広がる。
ここでは、周囲の空間だけでなく、二人の思考や感覚までもが異次元情報によって歪められる。
「……これは、頭の中まで試されている」
慧は足元の光点や壁のパターンを解析するだけでなく、自らの判断が錯覚に影響されていないかを常に確認する。
「慧、感覚に惑わされないで」
雫は直感で、虚偽の情報と真実の情報を識別し、進むべき方向を指し示す。
この空間では、思考の一瞬の揺らぎが、迷宮のルートを変えてしまう。
二人は互いに呼吸を合わせ、分析と直感を組み合わせる。
慧は思考の歪みを解析し、雫は直感で正しい感覚を維持する。
迷宮の奥へ進むと、他の参加者の影が現れ、心理的揺さぶりが加わる。
光点の配置や情報は、単なる視覚・聴覚だけではなく、二人の意識の反応に応じて変化するのだ。
「情報の歪みと心理的圧力、両方を制御しなければ突破できない」
慧の言葉に、雫は瞬時に頷き、光の揺れを読み取り次の一歩を導く。
やがて、光点が収束し、空間と意識の歪みが静止する。
「突破……成功だ」
慧は深く息をつき、雫も微笑む。
歪んだ意識の試練は、異次元情報と心理戦の極限を示すものだった。
しかし、この先には、シリーズ1の真の核心へと繋がる最終局面が待ち受けている――。




