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16話: 交差の迷宮

情報の深淵を抜けた慧と雫は、次なる試練――交差の迷宮に足を踏み入れた。

ここでは、複数の迷路が同時に交差し、同じ空間内で過去・未来・他者の行動が複雑に絡み合う。


「……複数の次元が重なっている」

慧は足元の光点と壁面の光のパターンを解析し、各迷路の構造を把握しようとする。

しかし、情報があまりに複雑で、単独の分析だけでは進路が定まらない。


「慧、直感で交差のタイミングを読むの」

雫は光や空気の微妙な揺らぎから、各迷路が重なる瞬間を感じ取り、正しいルートを示す。


迷宮は歩くたびに変化し、錯覚や誤誘導が多重に重なる。

他の参加者の行動や心理的圧力も加わり、突破には解析と直感の完全な統合が必要だ。


「交差する情報を正確に読み、先を予測する」

慧は冷静に光点と情報の動きを計算し、雫は直感で微細な変化を捉える。

二人の連携が迷宮の複雑性を徐々に制御していく。


やがて、交差の迷宮の中心に到達すると、光点が収束し、迷路が静止する。

「……突破した」

慧は微かに息をつき、雫も笑みを浮かべる。


交差の迷宮は、情報の重なりと心理戦、直感と解析の融合を示す極限の試練だった。

しかし、二人の前には、シリーズ1の最終章へと繋がるさらに強大な課題が待ち受けている――。


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