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1話: 沈黙の招集

霧島慧は、目覚めると見知らぬ空間に立っていた。周囲には巨大な白銀のホールが広がり、壁や床には無数の光点が浮かんでいる。何かを解析するように、光は常に形を変え、時に揺らぎ、時に鋭く線を描く。


「ここは……?」

声に出すと、空間に反響し、どこか冷たい感覚が喉に残る。


そのとき、目の前に一枚のホログラムが現れた。文字が次々と浮かび上がる。


> 「参加者各位。この施設に集められた目的は、極限の思考力と直感力の検証です。あなた方には、未知の情報を解析し、課題をクリアする能力が求められます。」




慧は瞬間、胸の奥が引き締まるのを感じた。

膨大なデータ、断片的な情報、そして予測不能な他者の思考。


「異次元……情報……?」

彼の脳裏に、過去の研究や解析で得た膨大な知識が次々と呼び起こされる。目の前の光は、ただの光ではなく、何かを伝えようとしているように見えた。


ふと、ホールの奥から人影が現れる。若い女性、月城雫。直感に導かれるように、まるで情報の波を読んでいるかのような佇まいだ。


「あなたもここに?」

慧は自然と声をかける。雫は小さく微笑み、無言のまま近づいてくる。その目は、確信に満ちていた。


その瞬間、床の光点が一斉に動き出した。ホログラムの文字も変化する。


> 「最初の課題を提示します。光の断片を解析し、出口を導き出せ。」




慧は深呼吸し、頭を巡らせる。

分析者として、彼の能力は今、完全に覚醒する――。


足元の光点が一つずつ揺らぎ、ホール全体が静かに呼吸するように動き始めた。

時間は刻一刻と迫り、思考と直感の戦いが、ここから始まるのだ。



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