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二話 LINE

眠い

次の日、またダルい講義を終えいつものコンビニへ行くと

またあの女がいた。

「ん~また迷うな~」

今日も迷っているのか...

「あっ!昨日の人!今日もオススメ教えてよ!」

ほんとに謎、変人、意味がわからん

「....なっちゃんオレンジ」

つぶやくように言った。

なっちゃんオレンジは、でかいの買うより、 

ちっちゃいやつ買ったほうがおいしく感じるのは俺だけか?

「たまには良いこと言うね~、じゃあなっちゃんで!」

初めて話が通じた気がする。

「あの、毎日ここに来るんですか?」

思いっ切って話しかけてみた。

高校時代は昨日メールした友人以外とは話したこともなく

大学では、まともに喋ったことの無い俺だったが。

「うん、講義終わったあとにいつも来るんだ~」

そう言って、彼女は微笑んだ。

以外と可愛い。変人なのを除けば美人なのだがなぁ

そうやって、彼女はレジへと向かった。

こういう日が何日か続いた。

毎日オススメを聞かれ、なんとなく答え

その後、なんとなく会話をしていた。

話していると、彼女は心理学を専攻していること

家はここから結構近いこと、友達はいないこと

色々なことを聞いた。

そんなある日、自分はこんな自分じゃダメなんだと思うが

勇気を出して、言った。

「LINE、交換しませんか?」

そういうと、彼女はちょっと笑って

「いいよ~別に~」

そうやって、彼女とLINEを交換した。

LINEの名前はshichiGODで頭の中が???になった。


その日の夜に初めてLINEを送った。

「shichiGODってなんですか?」

単刀直入しもほどがある。

既読はすぐにはつかなかったが30分ぐらいで帰ってきた

「ワレの名前が七神だからである」

一人称ってすぐ変わるものだったっけ

というか、彼女の名前を今、ここで知ることになった。

「色々とすごいですね」

語彙力などはない。もうよくわからない。

「そうなのだ!ワレを崇めたまえ」

???????

思考回路がわからない。

こんな会話を12時までしたあげく

「レポート終わってないのに気づいちゃったZE☆」

と、メールが来て、その日は終わった。

正直言うと、ものすごい人だったってことだけは覚えてる。

だけど、最近になってちょっとづつ話が通じるようにはなってきた。

だが、まだ何言ってるのかわからない部分がたくさんありすぎて困っている

誰か、この人の通訳はいませんか。

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