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短編集

むかーしむかしのお話です

作者: 赤オニ

 とある時代の、とある国では、黒は忌み嫌われる色でした。人の血肉を喰らう、鬼と同じだからです。



 鬼は人を騙し、襲い、骨まで喰い尽くす存在とされておりました。



 他にも、黒は夜を連想させ、夜は鬼以外にも、悪いものが出ると言われていましたので、それはもう、大層嫌われていたのです。



 国の人間は、日暮れと共に眠り、夜明けと共に目覚めます。



 ですので、国の人間は夜空に瞬く星の美しさも、淡い光を放つ月の幻想的な風景も、見たこともなければ、知りもしなかったのです。



 このお話は、そんな嫌われた色を持って生まれてきた一人の娘が、幸せを掴むまでを書いたものです。



 さてさて、どこから話し始めると致しましょうか。



 それではまず、ありきたりながら、黒を持った娘の生まれる話からするとしましょう。



 その娘の名を、ころんと言います。



 両親は、揃って栗色の髪と目を持った、平凡な顔立ちの夫婦でした。



 上には姉が二人おりまして、どちらも心根の優しい子供です。母親の妊娠に、二人はたいへん喜びました。



 自分たちに、弟か妹が出来ることをとても楽しみにしていたのです。



 母親のお腹が大きくなるにつれ、期待も高まり、普段からしているお手伝いも、張り切っておりました。



「だめよ、これはアタシがやるの!」

「違うわ、それはあたしがやる!」



 お互い、張り合うように手伝いを頑張りました。



 そして、家族が楽しみにしていたその時はやって来ました。



 元気な産声を上げて生まれたのは、女の子でした。しかし、赤ん坊を取り上げた助産婦は、顔色が優れません。



 助産婦は、まばらな黒髪の赤ん坊を見て、鬼の子ではないかと考えたのです。



 しかし、自分の気のせいだろうと誤魔化し、母親に赤ん坊を見せました。



「はじめまして、私の赤ちゃん」



 長引いた陣痛で母親はぐったりしておりましたが、それでも我が子の顔を見れば、疲れなど吹き飛んでしまいます。



 まばらな髪の毛は黒色でしたが、成長するにつれ、姉二人と同じ栗色になるだろうと、深くは考えませんでした。



 生まれてきた娘にころんと言う名前を付け、家族は幸せな日々を過ごしました。



「ころん、お姉ちゃんたちと遊ぼう!」



 二人の姉は、妹のころんをとても可愛がりました。



 お腹を空かして泣いた時は上の姉が、寂しくて泣いた時は下の姉がそれぞれ相手をしました。



 しかし、幸せな日々は続きません。助産婦の気のせいなどではなかったのです。



 ころんは、絹のような黒髪と、黒曜石のような目を持っていたのです。つるりとした陶器のような白い肌に、紅を塗ったように赤い唇。



 妖しく美しい容姿に、黒はよく映えました。



 人を喰らう美しい鬼の絵にそっくりな娘。



 母親は、自分が鬼の子を生んでしまったと自責の念に駆られました。何より考えたのは、鬼の子と言えど、腹を痛めて生んだ娘が今後どんな目に合うのか……。



 二人の姉も、ころんが鬼の子と呼ばれることを分かっておりましたので、ただ母親を慰めるほかありません。



 ころんが外を出れば、鬼の子だと言われ石を投げ付けられます。酷い言葉を浴びせられます。大人も子供も関係なく、黒髪に黒目と言う理由で、忌み嫌いました。



 自分の髪と目が嫌いになりました。フードを被って隠せるように、髪は常に短くしてもらいます。



 当然のように、ころんの家族にも嫌がらせが起きます。



 家の玄関には至るところに罵詈雑言の貼り紙が。少しでも外へ出ようものなら、国から出ていけと近所が騒ぎ立てました。



 毎日のように、泣きながら幼い末娘に謝り続ける妻に耐えきれず、父親はころんを家族に黙って連れ出しました。



 山奥に進んでいく父親に手を引かれ、ころんは不思議そうに尋ねます。



「おとうさん、どこへ行くの?」



 質問には答えず、山奥へ着きます。にこっと笑って、ころんに向き直ります。



「……父さん、仕事で忙しかったから、たまにはころんと二人で遊びたいんだ。三十秒数えるから、どこかへ隠れなさい」

「かくれんぼ、ね! わぁい、おとうさんと遊ぶの久しぶり! うふふ、お姉ちゃんたちといつも遊んでるから、ころん、かくれるの大得意だよ」



 嬉しそうに目を輝かせ、父親のそばから離れます。娘が走っていく姿を、目に焼き付けました。



 父親は、目を瞑り三十秒数えたあと、小さく「ごめんなぁ、ごめん。ころん」と泣きながら謝り、何も言わずに走って山をおりました。



 物陰に隠れたころんは、久しぶりに姉以外と遊ぶことにはしゃぎ、気が付くと眠ってしまいました。



 目を覚ますと、辺りは真っ暗です。



 ごしごしと瞼をこすり、半分寝惚けた状態で物陰から出ます。かくれんぼをしていたことなど、すっかり忘れて。



「わぁ……!」



 夜更けに起きたのは初めてです。ころんは、生まれて初めて、夜空と言うものを見ました。



 ひとつひとつは小さくても、集まれば宝石のように輝く星たちや、暗い空に浮かぶ丸い月を見て、思わずため息がこぼれました。



 夜空の、なんと美しいことでしょう。



 いつも、夜が来る前に眠ってしまうので、夜の空がこんなにも綺麗なんて、知りませんでした。



 しばらく見入って、折角連れてきてくれたのだから、おとうさんにも見せたい! ところんは父親を探します。



 しかし、呼んでも、物陰を覗いても、父親の姿はありません。



「おとうさぁん、どこー? かくれんぼ、おしまいにしてきれいなお空見ようよー」



 どんなに呼び掛けても、反応が返ってくることはありません。



 さっきまでは初めて見る夜空に興奮して、すっかり忘れておりましたが、ここは山奥です。



 野犬が出るかもしれませんし、熊が出るかもしれません。



 そう考えると、怖くて堪らなくなり、ころんはポロポロと泣き出します。



「怖いよう。おとうさぁん、おかあさぁん、お姉ちゃん」



 泣きながら歩き回りますが、月明かりだけでは足元がよく見えず、地中に出た木の根につまずいて転んでしまいます。



 夜の暗闇に響くのは、ころんの泣き声だけ。



 しゃがみこみ、しゃくり上げていると、ふっと影が落ちます。



 父親かと思い、顔を上げると、そこには黒色の羽を背中から広げた、ころんと同じ年に見える少年が立っていました。



 お互い、しばし沈黙します。



 ややあって、少年が頬をかきながら問い掛けます。



「何故……人の子がこのような場所におる」



 幼い見た目に、似つかわしくない不思議な口調です。しかし、なぜか少年にはその口調がぴったりだと思いました。



 少年が人ならざるものであることが、わかるからでしょうか。



 涙を手の甲で拭おうとすると、ハンカチを差し出されます。



 黒地に、月の刺繍が施されらたものです。ころんにはまだ、高いものか安いものかどうかはわかりませんが、触り心地から、とても良いものだということだけはわかりました。



 ハンカチをそっと受け取り、涙を拭います。



「少しは落ち着いたか?」

「うん、ありがとう」



 こくこく、ところんは首を縦に振りました。少年はほっと少し表情を和らげ、それから、先ほど尋ねたことをもう一度口にします。



「なぜ、こんな夜更けにお前のような……人の子が、山にいるのだ? 親はどうした」

「ころん、おとうさんとかくれんぼしてたのよ。でも、かくれてたらねてしまって……おとうさん、どこにもいないの」



 そこまで話して、また泣きそうになってしまいます。鬼の子は、山へ帰れと言う意味で、父は自分を置いていったのでしょうか。考えれば考えるほど、涙があふれます。



 少年は理解しておりました。



 国で酷く嫌われる黒を持って生まれた目の前の少女ーーころんは、親に捨てられたのだろう……と。



 そして同時に、聡い人の子だと思いました。父親が見つからずただ泣いているのではない。自分が捨てられた(・・・・・)ことも含めて、泣いていた。



 少年は、宝箱を開ける前のワクワクとドキドキが入り混ざった、なんとも言えない感情がわいてきます。



 人の子とは思えぬ麗しいその見目に、自分たちと同じ黒色を持つ姿。



 有り体に言えば、一目惚れでした。



「俺の名はりと。ころん、今日はもう遅い、今から山をおりると野犬の群れに遭遇する可能性があって危険だ。俺の家に泊まるといい」



 戸惑うころんの手を引き寄せ、その小さな体をふわりと抱き上げると、背中の羽を動かし上昇します。



 地上から見た空が更に近くなります。思わず、自分が空の上にいることも忘れ、夜空に向かって手を伸ばします。



 星を掴もうと伸ばした手は、空を切るだけでした。



 りとの屋敷に着いたころんは、あまりの豪華な食事に圧倒され、浴場で迷子になりかけ、用意された客間の広さに落ち着かず隅っこまで布団を引っ張り丸まって眠りにつきました。



 少し時を遡りますと、ころんが浴場で迷子になりかけている頃。



 部下たちを集め、鼻息荒く、りとは語ります。



「決めたぞっ、俺はころんと結婚する!」

「少し落ち着いて下さい。突然どうしたんです? 今まで、前当主のように素晴らしい仕事ぶりを見せてくださったと言うのに」



 侍女の言葉に、りとはにやりと悪どい笑みを見せました。



「だからこそ、だ。俺は充分働いた。部下の育成もしたし、家の繁栄にも手を貸した。そろそろ自由にさせてくれてもいいだろう?」



 そう言われてしまうと、部下たちはぐうの音も出ません。確かに、幼い頃から仕事の出来るりとに、何かと任せていたのは事実ですから。



 しかし、ここで言うことを聞けば侍女の名折れ。



 りとの傍らに仕える侍女は、首を横に振り、キッパリと言いました。



「当主にそのような我が儘は許されません」



 ここは年上の自分が強く出なければ、と意気込む侍女ですが、鼻で笑い飛ばされます。



「はっ。てっきり俺は、前当主のように仕事さえ出来れば、好き勝手出来るのが当主だと思っておったぞ」

「そ、それは……。しかし、人の子と契ったとして、強い子が生まれるとは限りません!」

「なぁに、霊力の高いここに居れば、すぐに力が目覚めるだろう。安心するといい」



 自信たっぷりの当主に、部下たちや侍女は、最早呆れるほかありません。



 朝になり、隅っこに寄せた布団の中で目を覚ましたころんは、違和感を覚えます。額に恐る恐る触れると、何か(・・)があります。



 ぎくりと表情を強張らせ、もう一度よく触ってみます。額から出たのか、それとも埋まっているのか、分かりません。



 何かが、額にあったのです。



 鏡で確認したいところですが、見渡しても広すぎる客間に、鏡は置いていません。



「起きたか?」



 昨日、山奥で泣いていた自分を助けてくれた少年ーーりとの声です。びくりと反応しますが、気付かないフリをしてもう一度もぞもぞと布団の中へ潜ります。



 しかし、りとに布団を容易く引き剥がされてしまいます。



 布団を剥がされたころんは、いつものようにフードを目深に被り、髪と目を隠します。



 ころんは、昨日の一件で、夜が好きになりました。夜は暗いから、自分の嫌いな髪や目の色が目立たないからです。



 でも、今は朝です。日差しが降り注ぐ明るい部屋では、フードを脱ぐことなどできません。



「ごめん、なさい。すぐに出ていきます、だからどうか、フードを取らないで……」



 目深に被ったフードを強く握り、震える小さな体を見て、りとはころんの周りの人間に怒りを覚えましたが、まずは怯えているのを落ち着かせるのが先です。



 りとは、自分が剥がした布団をそっところんの元へ置きます。



「脅かしてすまなかった。危害を加えるつもりは一切ない……信用できないなら、俺の姿をよく見るといい」



 少しの間があって、フードの隙間からりとを見て、驚きました。りとは、国で一番嫌われている色の髪と目を持ち、更に着物まで黒ときたものです。



 おまけに、鬼の子だとなんだと酷く嫌われる色を持っていることを、とても誇っているように見えたから。



 自分にない自信が、りとにはありました。



「改めて名乗ろう。俺は人の子が(あやかし)と呼ぶ存在の一種。鴉天狗の当主、りとと言う者だ」

「当主……って、ものすごくえらい人? です、よね?」

「何、年はころんと大して変わらない。敬語を使う必要もない。当主も、肩書きだけのもの。前当主が俺の父だったから、それだけの話だ」



 そう言われましても、目の前にいるのは人間から酷く嫌われ、恐れられております妖でして……。



 せめてりとが、黒々とした立派な羽を生やしていなかったら、昨日の出来事は夢だったのだと思えたのに。



 怯えるころんに、部下たちが聞いたこともないような優しい声で宥めます。



「額にあるそれ、確認したいだろう?」

「……! 知ってるんですか!?」



 まさかここで、貴方の仕業ですかと食って掛かるわけにもいかず、無難な言葉で落ち着きました。



 勢いよく上を向いたせいで、被っていたフードがはらりと落ちます。



 朝日の中にいるころんは、とっても華奢で小さく、庇護欲を掻き立てられます。



 なのに、見るものをあっという間に魅了してしまうような危うい美しさもありました。まだ子供でこの存在感てすから、成長したらと思うと、楽しみでたまりません。



 部下たちが見たら大変なことになる、そう考えたりとは侍女のお雪だけ呼んで、鏡を持ってこさせます。



 初めてフードを取ったころんの姿を見て、お雪は頬を朱に染め、「あらまぁ、何て可愛らしい子!」と本音がポロリ。



 それよりも、手鏡を持ったころんはぶるぶると震えています。顔面蒼白で、冷や汗が背中を伝います。



 なぜって、鏡の中の自分の額には、黒色と灰色が混ざったような、角度によって色が変わる半球の石が埋め込まれていたからです。



 叫んだり、気絶しなかったのは、許容範囲を振り切ってしまったからでしょう。



 そんなころんを余所に、自慢気にりとが語ります。



「それは鷲目石と呼ばれるものでな、魔除けに一役買ってくれるんだ。そして何よりーー持ち主の能力を最大限に引き出してくれる」

「鷲目石……」

「ああ。その石を身に付けていれば、ころんの力も自ずと目覚めざるだろう」



 ここ、天狗の里では必要不可欠だな、とりとが言ったところで、脳内処理が追い付かなくなったころんはふらぁっと後ろに倒れ、しばらくの間起きませんでした。



 しかし、人間は案外慣れるものです。鏡を見なければ大して気になりませんし、何より天狗の里では確かに必要なものだったのです。



 人の子だところんを馬鹿にする者も、中にはおりました。



 当主の妻の座を狙っていた若い娘たちの呪いも、鷲目石があれば簡単にはじき返してしまえます。



 何より、人の子だと馬鹿にしてくる者には、ころんは烏天狗の里を治める当主の将来の妻であることを示しておりますから、牽制にもなります。



 父親に山奥へ捨てられ、鴉天狗の当主のりとに助けられてから、いくつ年を越したでしょう。



 かんざしでまとめた艶やかな黒髪に、切れ長の黒目。煙管をふかすその姿は堂々たるもので、人の子と言って馬鹿にする者もいなくなりました。



 里へ来たばかりの、怯えた様子はすっかり消え、代わりに自信がつきました。



 成長したころんは、りとが想像した以上に美しく、妖艶に育ちました。



「ころん樣ぁー、当主がお呼びです」

「今行くわ」



 幼い鴉天狗がぱたぱたと小さな羽を動かし、ころんのゆったりとした歩幅に合わせます。



「お、今日も美しいですねぇ! 桃が良いもの入ったので、お一つどうぞ!」

「あら、ありがとう。そうね、折角だからその熟れた林檎を二つ買っていくわね」

「毎度あり!」

「ころん樣ー、早く早くー」

「急かさないの。私が遅れて貴方が叱られるのなら、私があの人を叱っておくから大丈夫よ」



 真っ赤な唇で狐の字を描き、目を細めて幼い鴉天狗の頭を優しく撫でます。



「ただいま」

「当主がお待ちですよ」

「全くもう、鴉天狗って生き物はせっかちしかいないの?」



 八百屋で貰った桃一つと、買った林檎二つをお雪に渡し、剥いて部屋へ持ってくるように言ってから、りとの部屋に入る。



 部屋に入ると、腰掛けていたりとが立ち上がり、ずんずん向かってきます。ころんは怯む様子もなく、煙管を侍女に渡しました。



「ころん? お前はいつになったら俺の花嫁になるのかな? 毎日あっちこっちふらついて、心配で夜も七時間ほどしか眠れない」

「あら、私は一度足りとて貴方に嫁入りすると言った覚えはないけれど? あと、人を酔っぱらいみたいな言い方しないで頂戴。七時間も眠れたら充分ね」



 つん、と澄ました顔は幼い頃とは似ても似つきません。ふー、と自分を落ち着かせるように息を吐き出し、りとはキッところんを睨みます。



「強引な方が好みだったか? それは申し訳ないことをしたーー」

「当主、ころん樣、桃と林檎が剥けましたよ!」



 タイミングよく現れたのは、剥きたての桃や林檎を皿に乗せたお雪です。



 もう少しで口づけを、というところでお預けを食らったりとは、叱られた子供のように落ち込みます。



 お雪も、図らずも主人の邪魔をしてしまったことに、落ち込みます。



 ころんだけが、にこにこと上機嫌な様子でお雪から皿を受け取り、瑞々しい桃をつまんで口の中へ放り込みます。



 次に、林檎をつまんでりとの口元に持っていきます。落ち込んでいたのが嘘のように、嬉しそうに林檎にかぶり付きました。



 まるで餌付けをしている気分のころんでしたが、不意にペロリと指を舐められ、心臓が早鐘を打ちます。



 顔に熱が集まるのを感じて、引っ込めようとした手を掴まれ、引き寄せられます。



 いつのまにか、空気を読んだお雪はいなくなっておりました。



「俺は、初めて出会った時からずっと……ころんを好いている。ころんは、違うのか?」



 参ったなぁ、これは流石に敵いそうもありません。とうとう降参したころんは、りとの首に腕を回し、ねだるように甘い声を出します。



「私も貴方が好きよ……りと」



 二人は長い口づけをし、その日の晩に契りを交わしました。



 こうして、ようやくころんが素直になりましたので、二人は晴れて夫婦となり、子宝にも恵まれました。



 五人兄弟の母として、そして常に鴉天狗の当主の妻として、胸を張り、自らが持って生まれた色を誇りに、今日も生きるのです。



 これにて、物語は終いとなります。締めくくる言葉は、決まっておりますよね。



 めでたしめでたし。

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