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お姫様、それはおやめください

 頭がボーっとする中、私は眠りについた。


========================================================================


 「まだですか?父上」


 「うーむ、まだ目を覚まさなさそうじゃ…。仲間の人もいるようだし、その人から祝おうかの」


=======================================================================


 「なんじゃ、わらわに用があるのか」


 「いや、宴をするのでな、おぬしを誘おうと思ったのじゃ」


 「ふむ、よかろう」


===========================================================================


 「あれ~、なんか長いテ~ブルが~」


 「お目覚めなのですね!!」


 「あ~、そういえばなんか~」


 正直言って、まだなんの用意か分からずその光景を見ていた私だったが、しばらく見ていると、何だったかは大体思い出す。



 あの技、数分記憶喪失になるのが一番の欠点なんだよなあ…。メリットも多いけど。


 まず、重病も、Sランク程度なら簡単に治せる。それに、後遺症、再発なども無い。


 なんて、のんきな事を考えていたら、お姫様がありえない言葉を口にした。


 「お願いします、私を旅に連れてってください!!」


 10分くらい、沈黙が続いた。


=================================================================


 「お願いします、私を旅に連れてってください!!」


 やっと目覚めてくれました。これで、2年前見たあの夢が本当になるんですね!!


 「おい、流石に目覚めたばかりなんだ、混乱するから、もうちょっと後にしてくれ」


 「いつ聞かされても驚きますよ、それ。混乱するなというほうが無茶です」


 冷静に行ったが、心の中はもうパニックそのものだった、そうゆう感じですね。焦りが手をとるように聞こえてきます。



 「いいえ、やっと目が覚めたのです、これ以上のチャンスはありません!!」


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 「さすがに、お姫様を入れるというのは…」


 気が引けるんだよなあ…、といおうとしたら、お姫様が口を挟んだ。


 「なら、家来も身分も家も何もかも捨てます!!2年前、神様が認めて下さったのだから!!」


 「「えええええええええええええええええええええええ」」


 王様と悲鳴が被った。


 「入るにしても、本名は?」


 「ソリミア・ヒールです。」


 ソリミアというようだ。


 「そういえば、病名はなんだったんだろう・・・。発生源はここじゃないみたいだし、他の人の病気を見分けるのに使えないだろうか?」


 独り言は、心の中で言ったほうがいいようだ。


 「麻痺病です」


 「え?」


 「だから、病名は、麻痺病だったんです」


 このように、反応してくる人がいるから・・・。


 「そういえば、あの時、『入るにしても』って言いましたよね!なら、入ってもいいですか!?」


 「もう、どっちでもいいよ…」


 「「ええええええええええええええええええええええ」」


 ん…?2人の声…?


 「じゃじゃーん!!…むぐ!?」


 思わず、ピクシーを掴んでしまった。


 「いや、何で出てきたの?」


 「暇なんだもーん…」


 暇なのかー、へー。


 「正体ばれたら、一騒ぎ起きるから!!」


 「えええええええええええええええええええええええええ」


 知らなかったようだ。


 「私の存在を忘れるな、このバカ!!」


 シルクがやってきた。2つの声の2人目はシルクだった。


 「「あ…」」


 ピクシーと一緒にびっくりする。


 「そーれーよーりー、よろしくお願いします!!」


 「「「あ、よろしくお願いします」」」


 決定した。さらっと。


 「敬語は要りません!!そうだ…、ちょっと待っててください、これじゃ、動きにくいので」


 彼女は、楽器が武器だそうだ。遠距離攻撃何とかして!!

お姫様の武器が、なぜリコーダーなのかと言いますと、自分の発想力ではリコーダーが限界だからです。

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