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積み木の世界  作者: レンガ
~ 土の国 ~
113/189

解釈と混乱

 この世界とどう関わっていくか?



 僕はその言葉の意味を考える



 リンネはその質問をする前に僕が八歳の時に行ったことを回想と言う形で見せてくれた




 ということは、だ


 リンネは僕にこう言いたいんじゃないかと思う




 回想で見せたような世界のバランスが崩れるようなことはするな


 その八歳のときにしでかしたことを今後どういう風に償っていくのか


 リンネのいる裏の世界とのバランスを取りながら


 

 

 たぶんこういうことなのだろう


 僕はそう解釈していた




 「僕は・・・」



 僕の言葉にリンネは反応し、紅茶を飲むのをやめていた



 

 「僕はまず、今しているように四つの国を渡っていきたいんだ」


 頭を上げ、目をリンネに向ける



 「手始めに、ですか?」


 リンネの言葉に僕は頷いていた



 「僕が異世界の存在を知らなかったとはいえ、昔してしまったことは変わらない。だから、この世界をどうもとに戻していくのか、その上で僕はどうこの世界と関わっていくべきなのか、ということを聞きたかった、違う?」



 僕の言葉をゆっくり飲み込んだリンネはしばらく黙っていた




 僕の解釈が間違っていたのだろうか



 僕はリンネの言葉を待つしかなかった




 しばらく待つと、僕を見てリンネが微笑んでいた



 「違いません。私が聞きたかったことはそういうことです」


 その言葉に僕は安堵した



 間違ってなかった



 「で、あなたはその後どうするおつもりですか?」



 リンネの言葉に僕は話を進めていく


 そうして僕はリンネと話し続けていた



 迎えが来ているとも知らずに










 ~ トンネル前 ~


 「さて、アーシィ嬢に言われたようにそのハジメとやらを探しに行きますかね」


 地面にぽっかりとあいた穴、トンネルの前で準備体操をしている人がいた



 あのマッドだった

 


 「すぐ見つかるといいんだけどな!」


 そう言って、マッドは一人トンネルの中に飛び込んでいった


 

 



 







 ~ 白と黒の世界 ~


 「分かりました。あなたの言いたいことは理解できました」


 そう言って、リンネは椅子から腰を上げていた


 そして、僕の方へと少しずつ歩いてくる


 「あなたが今後この世界で行うことを私は見守りましょう。けれど、もしあなたがさっき言ったことに反するようなことを行えば」


 区切って言うリンネの言葉に僕は息を呑んでいた


 「その時は私があなたを裏の世界に強制的に閉じ込めます。日本に帰ることもできませんから、そのつもりで」


 僕の前に立ったリンネは先ほどの積み木を手にしていた


 白と黒に染まっているリンネの積み木


 手を出して下さいと言われたので、僕は慌てて出した


 すると、手の平に白と黒の積み木が落とされた


 「そろそろ、あなたが創造した世界に戻る時間です。表の世界では軽く三日は経っています。三日前からあなたを探している人がいるみたいですからその人のもとに送りましょう」 


 さあ、目を瞑ってください


 そう言われたので、僕は素直に目を瞑っていた



 「たまには私のところにお茶を飲みに来てください」


 リンネの言葉に頷くと、再び意識が遠のく


 

 ああ、これで戻れるのか



 僕はもらった積み木を握りしめていた












 ~ トンネル内 ~


 「はあ、三日も探してるってのにまだ見つけられないってどういうことなんだ?」


 マッドはトンネルの中でため息を漏らし、座り込んでいた


 「こんなに探してもいないってことはもう無理か?」


 彼がそう思っていると、視界の端に突如少年が現れた



 黒髪で、見た目十三歳ぐらいの少年



 「いた!!」


 そう言って、マッドは気を失っている少年のもとに駆け寄った








 「おい!しっかりしろ、ハジメとやら」


 リズムよく叩かれる頬の痛みに僕は飛び起きていた



 「痛い、地味に痛い!」


 僕はその人物から遠ざかるようにしていた



 「生きてた。アーシィ嬢、オレやったぜ」


 僕の目の前で拳を振り上げガッツポーズをしている人の目を見て僕は驚いた



 アーシィと同じ目の色


 ということは土の加護者の一人?


 それにアーシィ嬢って言っているからアーシィの知り合いなのか


 僕は客観的にその人のことを見ていた



 「良かった、良かった。このトンネルの中でうまく探せるか少し自信がなかったんだけど、見つかって良かったぜ」


 へへと言って、鼻と口の間を擦っている人をじっと見つめる



 クレイさんではない加護者



 「・・・マッドさん、ですか?」


 僕の言葉に琥珀色の瞳を輝かせながら、マッドは頷いていた



 この人が・・・



 僕はアーシィに言われていたことを思い出していた


 「手前らなんか、足元に及ばねえぜ!!」


 と言った人だったような



 僕は少し軽蔑の視線を送りながらお礼を言っていた



 「ありがとうございます、助けていただいて。一次通過おめでとうございます」


 僕は深々とマッドに礼をしていた


 確か、教会でクレイさんが一次通過をしたのはマッドだと言っていたはず


 そう思って嫌みを込めて言ったつもりだった



 けれど、僕の思いに反して、マッドは首を横にふる


 「いやいや、オレは一次通過とかしてないぞ。というよりも、一次通過したのはクレイの方だ」


 そう言って、僕の方に訂正してきた



 どういうことだ?


 僕はマッドの言葉に混乱させられた。


        

 昨日考えていたら、机の上で突っ伏して寝てしまいました。また風邪をひいてしまうところでした。気がついたのが、出掛ける三十分前で、しばらく腕が動かせませんでした。投稿できなかった罰だなと思いました、はい。


 さて、創はリンネにこの世界をどうしていくのかを話しました。その話は、今後の流れをもろに言っている為、内容を伏せさせていただきました。


 時期が来たら話の中に織り交ぜて行きますので、この物語の行く末を見守ってください。


 

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