No.57 襲撃事件
〜〜〜conqueror事務所〜〜〜
「ボス、お久しぶりです。」
「あぁ、予定通りの馬車はあるか?」
「勿論です。」
この人は、傘下組織【クィーン・ナイツ】の女頭領 マリアだ。
今は、日本からの物資を【海賊団ビリジアン】と協力して運んで貰ってる。
今回は、勇者達?を運ぶ為に、来てもらった。まるでタクシーだ。
だけど仕方ないと思う。元々、密輸系の組織だったし、この3人を乗り物なしで運ぶとしたら、かなり大変だから許して欲しい。この異世界、乗り物が馬車と船くらいしか無いからな〜自転車とか広めようかな?これは、知識チートなのか?日本で作った自転車を輸送させて売る。本来知識チートって、あれ?ここは、どうするのだろう?とかで、試行錯誤するやつじゃ無いのかな?
まぁ、いっか。気が向いたらやろう。
さて、今回の馬車はかなり広く、勇者達?3人と死神君と僕とマリアで乗っても、まだ余裕がある。
馬車が進み出して、ふと窓の外を見る。
何度街並みを見ても、異世界だな〜と思う。発展した日本と違う点が多すぎる。更に、魔法もある。
魔法使ってみたいな〜だけど修行に、余り時間を掛けたく無い。
今は、魔法相手に余裕で戦えるが、強力な魔法とか困るな。戦闘面の強化として習得すべきかな。もしかしたら、日本で魔法を応用して使えば、産業革命的な物が起こるのでは?
そんな、ギリギリ実現可能、出来そうな事を考えていたら、前後に付いている小さい小窓から、前後に5〜6人ずつ馬車を囲う様にいるのが見えた。
何だ、襲撃か。と余り気にしていなかったが、致命的な事を思い出した。
これ馬車だ!
やべやべ、いつもは完璧な防弾・防爆・防火 etc の特注品の車に乗っていたから、襲撃されても振り切るだけ、だから忘れていた。
そして、襲撃犯は手を前に出した。
護衛役だった死神君は、前の小窓を中から突き破り、滅多に死神君が使わない拳銃で、前の数人を撃った。
その弾は、全員の眉間に正確に命中して、倒れた。
だが、他の人は倒れた仲間に、目もくれなかった。
なるほど、命を捨てる覚悟が決まっているのか、まるで鉄砲玉だ。
やられた。
そして僕は、残り少ない時間で出来る限りの事をする。




