No.56 秘密協定
橘は、ソファの後ろにずっと隠れている、ギルド長のレオノールに話しかけた。
「貴女、【conqueror】の事務所に、とある3人組を送り込んで来ましたね?」
「あぁ、そうだ。で、その3人はもうこの世に居ないのか?」
「いや、普通に居ますよ。うちのボスにボコボコにされて瀕死ですが。」
「本当か!それは、嘘では無いよな?」
急にリオノールが、声をのトーンを上げた。
「ええ、だがあの3人は人質です。こちらの要求に応えないのであれば、容赦なく殺します。」
「そうか、要求は何だ?」
「まず、3人を送り込んだのは、国に命令されたからで、間違い無いですか?」
「そうだ。十三の大騎士団の隊長が、殺害されたからだと思う。」
「ふぅ〜ん、そうか。」
橘は、不敵な笑みを浮かべだ。
「お前、まさか国に喧嘩を売るつもりか?」
「いや知らない。だがボスは、国と喧嘩をしても、構わないらしいが。」
「嘘だろ!軍隊で鎮圧されるぞ。」
「これがあるから大丈夫だ。」
そして、橘は拳銃を見せつけた。
「これは、かなり小さくてコンパクト重視だ。これよりデカい物で迎撃するだけだ。」
「まじか。そう言えば、他の要求は何だ?」
「知っている情報の提供と、【conqueror】の関連組織は、不可侵・不介入だ。」
「わかった。それくらいなら飲もう。」
「じゃあ、早速あの3人の情報を教えて貰おうか。」
「送り込んだ3人か。あの3人は、この地区の勇者パーティで、私が手取り足取り教えた大切な弟子だ。」
「そうか。因みに勇者パーティは、1地区に1パーティなのか?」
「そうだが、そんなのも知らないのか?常識だぞ。」
「少し遠いい所から来たから、知らなかった。」
「そうなのか。基本勇者パーティは、治安維持を主に行う。だが、ここは王国直轄領だから十三の大騎士団が、治安維持を行っている。今回の様な非常事態に、勇者パーティが来る。」
「そうか。色々教えてくれて、ありがとう。人質3人は、後 少しで来ると思うよ。」
「手間暇掛けて育てて来た子達だから、それを聞きて安心だ。」
「こちらで応急処置は、済ませてある。後、今回の協定内容は、他言無用で。」
そして橘は、下っ端を連れて応接室を出た。
〜〜〜conqueror事務所〜〜〜
勇者パーティの3人は、記憶改変手術を受けスヤスヤと眠っていた。
いや〜手術をしてくれた2人には、いつも頭が上がらないな〜




