No.53 実験台
うーん。勇者?が死にそうだ。橘に詳しい事言ってなかったからな、きっと殺すかどうか迷ってるのかな?
さっきから、視線で訴えかけられてる。
ポケットから煙玉を橘に見える様に出す。橘も意図を理解して、同様に煙玉を出す。
次の瞬間。2人同時に煙玉を地面に叩きつけた。当たりは、すぐさま白い世界に包まれた。
僕は、エルフ?を無視して勇者?の元に走る。
そして、背後から薬を塗ったハンカチを口に近づけた。出血多量で意識がハッキリしないのか、すぐに勇者?は、意識を失った。
勇者?を気を失わせて、煙の中で橘と合流した。
「ボス、エルフも生け捕りですか?」
「そう。せっかくだし、有効活用しようかなと。」
「わかりました。」
そして、煙の中から人影が見える。
それは、見た事がある人影で2人とも銃を構える。
一応、人間違いの可能性がある為、待っていたらその姿が見えた。
「アーベル!」
予想通り、エルフだった為2人で鉛玉の雨を降らす。
そして、何発か撃ってるとエルフはやっと倒れた。
ギリ死んでないと思う。ギリ。
「橘、コイツら中に運ぶぞ。」
「了解です。中にいる下っ端にも手伝わせます。」
「うん、そうしといて。」
そして、冒険者パーティの3人は、とある地下の一室に連れてかれた。その部屋は、手術室だ。
中には、姉の大葉 楓 と 妻の 坂下 彩芽だ。
この2人は、学生時代からの友人らしく、今でも仲がいい。そんな2人が協力して、とある技術?を8割ほど完成させた。その技術は、人智ををこえる技術で非常に都合がいい物を手に入れた。
実験用マウスで、ある程度実験をしたので大丈夫だと思うが、一応人間でもやっとこう。




